高輪ゲートウェイ駅構内で手すりを消毒するパトロ
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株式会社ZMPは、東日本旅客鉄道株式会社と株式会社JR東日本商事の協力を得て、2020年9月1日に無人警備・消毒ロボ「PATORO(以下:パトロ)」による消毒液散布の実証実験を実施した。
2020年3月に開業した高輪ゲートウェイ駅では、JR東日本グループが検討している最新の駅サービス設備の導入に向けた各種ロボットの実証実験を実施している。パトロは消毒作業ロボット(自律移動型)の一つとして、7月に同駅で報道発表され、9月1日深夜、山手線など最終運行が終わった駅構内において無人消毒の実証実験を実施した。
パトロは、あらかじめ作成された自動運転用マップに基づき、人が歩く程度の速度で自動走行し消毒作業を実施。利用者の手に触れる手すりやベンチ、また、不特定多数が往来する駅構内の床面を消毒エリアとして自動運転マップ上に設定、パトロは消毒エリアに入ると自動で消毒液の散布を行い、その有効性を検証した。
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パトロは、これまで東京メトロの駅構内、名古屋の商業地下街ESCAといった公共スペースや、竹中工務店東京本社ロビーなどさまざまな場所で実証を行ってきた。自動走行による警備と並行し、新型コロナウイルス対策として、駅や商業施設などの無人消毒での活用も目指すとしている。
■無人警備・消毒ロボ「パトロ」について
「パトロ」は歩く程度の速度で走行する「低速自動運転三兄弟」の1つとして、無人宅配ロボ「デリロ」、一人乗り自動運転ロボ「ラクロ」と同様、豊かな表情と声のコミュニケーションにより、人と共生することを目指して開発されたロボット。
複数のカメラやレーザーセンサーを利用して周囲の通行人を検出し、自動で回避したり障害物手前で安全に停止する機能を有するほか、声で存在を知らせたり道を譲ってもらうお願いをするなどにより、周囲の人に配慮しながら安全に走行することができる。
自動走行による無人警備に加え、オプションで消毒液散布機能を搭載し、空港、駅、オフィスビル、商業施設、病院、福祉施設など多くの人が生活・往来する場所での感染拡大防止といったニーズにも応える。
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■パトロの主な仕様
- 寸法/重量:長さ80.0cm×幅65.4cm×高さ108.9cm/約110kg
- 主な機能:移動機能(自己位置推定による自動運転、障害物回避)、コミュニケーション機能(表情・声による周囲とのコミュニケーション)
- 速度:最大6km/h
- 安全機能:レーザセンサーやカメラによる障害物認識と自動回避・停止、緊急停止スイッチカメラによる遠隔での周囲監視
- オプション機能:消毒液散布機能(自動制御)、赤外線カメラによる熱検知機能
- 充電/稼働時間:1時間充電/2~6時間稼働(利用環境・頻度等により異なる)
※仕様は予告なく変更となる可能性あり
■価格情報
- 無人警備ロボット「パトロ」:税別10万円~(月額)/5年リース
- 消毒液散布機能付き「パトロ」:税別11万円~(月額)/5年リース
- パトロ トライアルプログラム :税別90万(利用環境・条件によるため詳細はお問合せ)
※価格は予告なく変更となる可能性あり