IT技術と水中ドローンを用いて新しい海洋VRコンテンツを世界に発信するプロジェクト「Virtual Ocean Project」が始動した。第一回の常設展示を2019年8月18日~31日まで神奈川県の箱根園水族館で開催する。体験は無料。なお、箱根園水族館の入場料は、おとなが1,500円、こどもが750円。
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同プロジェクトは、VRコンテンツ体験を通して、海の素晴らしさと、今起こっている問題について幅広い世代へ伝えることが目的。次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる日本財団「海と日本プロジェクト」の一環で実施する。
水中ドローンに乗り込んで水槽の中を探検
イベントでは、水中ドローンの360度リアルタイム映像とVR技術を組み合わせ、水中ドローンに乗り込んで水族館の水槽の中を泳いでいるかのようなVR体験が可能。水中ドローンは、来場者がVR空間内で操作することができる。VR空間内で、プラスチックごみ問題などの解説動画を視聴し、海洋問題について学ぶことが可能。また、水中ドローンからの映像はYouTube Liveを通して配信する。
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水中ドローンのエンターテインメント利用
水中ドローン(写真のドローンは開発中の機体であり、実際の機体とは異なる)
普段は、海洋調査・水中構造物検査・水資源モニタリング等に利用されている水中ドローンを、同プロジェクト用にカスタマイズ。360度カメラを搭載し、水中で全方位映像を撮影、リアルタイムのVR体験を実現(開発協力:Zenbot株式会社)。
バーチャル展示員「イルカのブッチくん」が来場者を案内
イルカのブッチくん
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会場では、バルス株式会社が提供するVirtual YouTuberシステム「どこでもVTuber」を活用し、3Dキャラクターがリアルタイムで来場者と会話するほか、VR体験のサポートなど多様なコミュニケーションができる。今回は、Virtual Ocean Projectオリジナルキャラクター「イルカのブッチくん」が登場する。
「Virtual Ocean Project」は、年内に第二回常設展示を予定。時間・場所は未定のため公式HPで随時周知するという。