今回で2回目となるDJI AIR WORKSが11月7日から3日間、コロラド州デンバーで開催された。DJI AIR WORKSは、いわゆるDJIユーザーやディベロッパーのカンファレスである。外の気温は氷点下となり雪がちらついていたが会場内はDJIが本気で産業用ドローンへの参入を仕掛けてくるとあって、期待感と熱気に包まれていた。
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初日に行われた基調講演で早速発表されたのが、DJI FlightHubである。これまでDJIの機体を使用しながらも産業利用のためにはサードパーティ製のアプリケーションを複数使わなければ中々実現できなかった実務部分を一気通貫で助けてくれる機能を備えている。
最大4機のライビューをリモートで確認できるため、離れた管理本部などから迅速な意思決定が可能。またその使用状況のログも集中管理が可能なため公共機関やクライアント向けのレポーティングが容易に行える。またDJI FlightHubはサブスクリプションモデルとなっており、月々の使用料で使えるのも参入障壁をぐーんと下げた。会場に集まっていた関係者からはどよめきが起こったほど。詳細はこちらのサイトで確認できる。
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その他DJIからは、屋外での視認性を高めたモニターCrystalSKYや大型4枚機のWIND4、8枚機のWIND8が発表された。
AIRWORKSの目玉はDJIの発表だけでなく、農業、建設、防犯、エネルギー、インフラの5つのカテゴリに分けられた各カンファレンスも非常に実践的なプレゼンテーションが多く魅力的で、防犯のカンファレンスではFLIRのサーマルカメラの救助用セッティングなどの細かい項目に質問が飛び、来場者も現場でドローンを使用している人たちばかりで本気度が高い。
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2018年はDJIが産業界に勝負をしてくる年となるのだろうと予感させるに十分なカンファレンスであった。ぜひ来年は、この日本でも同様にDJI AIR WORKSを開催してもらいたい。