DATA DRIVEN インテルが語るデータ活用の重要性
米連邦航空局(FAA)諮問委員会の代表であるインテルのブライアン・クルザニッチ最高経営責任者(CEO)は、米国ラスベガスで開催されたInterDrone 2017にて基調講演を行った。
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インテル最高経営責任者(CEO)ブライアン・クルザニッチ氏が強く押し出すデーター活用について
ブライアン・クルザニッチ氏はインテルの専門分野、すなわちデータに重点を置いた。
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クルザニッチ氏:データが新たなオイル(原動力)となる。過去にはオイルと内燃エンジンがあらゆる産業に変化をもたらしました。今、あらゆる業界に変革をもたらしているのはデータである。人口知能は、データを驚くべき価値のあるもの変える内燃エンジン内燃エンジンである。
データ採取のツールとしての商業用ドローンを特集した映像を用い、ドローン、ビッグデータ、人工知能が組み合わされば世界は変わると自身の見解を示した。
クルザニッチ氏:実際の飛行そのものよりもデータを用い、何を行うかでドローンの将来性は決まる。それがまさに今我々が考慮しなくてはならない変化である。その変化がデータである。
インテルの操縦士が、RealSense技術を搭載したFalcon 8の操縦を観客の前で披露した。障害物をかわし、さらにシミュレーション上の建物内で査察を行なった。GPSがない状況に加え、ステージからの実演だったため不慣れな角度からの操縦となったが、どの方向に向いても壁に対して同じ距離を保って飛行し、ドローンの情報システムが障害物を記憶して回避した。パイロットが障害物に向かうように操縦を行なった時でさえ、容易に飛行経路を修正してそれらを避けることができた。
さらにインテルはAI技術の開発に力を注いでいるように、完全に自動化された人工知能システムの操作の実演も行った。ラップトップのボタンをひと押しすると、先ほどのドローンによるパイロット無しの完全査察任務が始まった。分析に必要なデータ収集、ジオタギングおよびアップロードは自動化されている。
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クルザニッチ氏は、大手商業ドローンプロバイダーのDelair-Techと共同で開発した自動分析システムのAIプラットフォームであるIntel Insightを披露した。インテルの専門家がプラットフォームを操作し、どのようにシステムが映像の変化を自動的に探知し、認識するかを実演した。インテルの見事なまでのAI技術の実演は、同社がこれからも業界の発展を担っていくということを明らかにした。
クルザニッチ氏:我々はこの技術の驚くべき運用方法を模索し、人々にポジティブな影響を与えることを試みている。
フエルタ氏とクルザニッチ氏両者共に、ドローン技術の用途は、商工業から娯楽に至るまで急速に拡大し、変化を遂げていると語る。
フエルタ氏:新たなドローンの使用方法を思いつけば、それは現実となる。非常に魅力のある業界である。