昨年の「Hover Camera Passport」の登場は、成長著しい自撮りドローン市場において一大事だった。ドローンとはとても思えない見た目で、温かみがあり、安全で且つ、使い勝手の良いドローンだ。当然高価なものだが、桁外れに高いわけではない。大量生産市場のあらゆる機器のあらゆる面において理想的な商品である。
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Appleが、Hover Camera Passportを取り巻く大々的な宣伝に加わったというのは、どうやら事実のようだ。このユニークで持ち運びに便利な自撮りドローンは、Apple Storeで飛ぶように売れている。Appleが急成長中の消費者向けドローン産業に参入するのは、これが初めてではない。以前、中国のドローン製造会社DJIの商品においても小売り契約をしたことがある。
中国のスタートアップ企業ZeroZero Roboticsで初めて製造されたHover Camera Passportは、安全で使い勝手が良い。そして今、同社は新たな段階に挑戦している。Hover Cameraのユーザーインターフェースのアップデートにより、Appleビデオとの互換性を確保するためにいくつかの変更が加えられているが、以前よりもアクセスしやすくなった。
空飛ぶカメラを備えた画期的なドローンHover Camera Passportは、AppleのショッピングサイトApple.comと、米国、カナダ、中国本土、香港、英国を含む、5つの国と地域のApple Storeで購入可能。Apple独占のHover Camera Passportセットは、499.95ドル(約5万5千円)で販売している。
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※日本では販売されていない。技適なども未整備のため国内での飛行は違法となる
セットにはHover Camera Passport本体と、バッテリー2個、充電器、電源アダプター、収納バックが入っている。また、Hover Cameraの顔認識とジェスチャー制御技術のデモンストレーションを、行っている店舗もあるという。主な仕様は以下の通り。
- 自動追跡:顔認証モードと人認証モードにより、人が必ずカメラに収まるよう、旅先でもいつでもドローンは人の後をついてくる
- 空に浮かぶカメラ:手を放すとHover Camera Passportは空へ浮かび、どんな瞬間もすぐに簡単にとらえることができる
- 持ち運びに便利:このドローンは242グラムの重さしかなく、これはアメリカ連邦航空局(FAA)による、趣味として使用可能なドローンの250グラムという規定を下回る軽さ。持ち運びに便利なので、素敵な撮影スポットに持っていくことができる
- 13MP(メガピクセル)の高画質カメラと、4Kの高画質ビデオ:思い出をそのまま残し、色あせずに思い返すことができる
- 360度回転:Hover Camera Passportなら、周りの景色を360度のパノラマで撮影できるので、新しい世界が広がる
- 軌道:歩いている人の周りを360度回転して撮影する真新しい機能で、ミュージックビデオのような映像を撮ることができる
- 安全:Hover Camera Passportは炭素繊維で完全に覆われ、AI技術の安全なメカニズムも備えているので、室内外を問わず、人や周囲の環境を傷づけることはない
- 自己位置:ソナーシステムと俯瞰カメラ、AIを組み合わせ、Hover Camera Passportは目には見えない三脚のように、「どこでも」撮影ポジションに立てる