SkySkopesとInteractive Aerialは戦略的提携を発表し、ノースダコタ州から産業用ドローン市場を攻めていく狙いだ。
- Advertisement -
SkySkopesはノースダコタ州を拠点とするUASプロバイダーで、Interactive Aerialは無人航空機を用いたタンク内点検のパイオニアの一つである。Interactive Aerialの看板商品であるLegacy Oneはボイラータンク、化学タンク、オイルタンク、そして光だけでなくGPSも届きにくい地下の点検のために作られた航空機だ。SkySkopes代表及びCEOのMatt Dunlevy氏は次のようにコメントしている。
Dunlevy氏:我々は、Interactive Aerialの非常に優秀なチームが、凄いことを実現するところを見てきた。彼らの機体は革命的なプラットフォームとなっており、彼らのサービスをグレートプレーンズで展開できるオフィシャルプロバイダーになれたことを誇りに思う。
彼らのルーツはノースダコタ大学の有名なJohn D.Odegard School of Aerospace Scienceにあり、それが彼らの商品の安全性を更に上げている。我々がInteractive Aerialと共にミシガン州にSkySkopesオフィスを開くことにしたのも、これが理由だ。
- Advertisement -
また、Interactive AerialのCEO Christian Smith氏は次のようにコメントしている。
Smith氏:我々は今回のSkySkopesとのパートナーシップに大きな価値を感じている。同社は我々がビジネスをしたいと思っているようなクオリティを体現している。今回の提携は、両社のUAS市場での成長を可能にし、アメリカ全土に展開するチャンスとなる。
両社は、他のUASメーカーではFAA(Federal Aviation Administration、アメリカ連邦航空局)のSafety Management Systemsのパイオニアである。両社の若きアントレプレナー達は、UASのシリコンバレーと呼ばれるノースダコタ州に位置するノースダコタ大学のCenter for Innovationにて、無人航空機の新たな用途を共に開発してきた。
SkySkopesは、ドローンの商業利用をFAAに認可されている数少ない会社の一つである。同社はノースダコタ大学にてUASを学んだバックグラウンドを持つ認証済みのパイロットを採用して空撮、産業用点検、セキュリティ、精密農業、トレーニング等の用途でドローンの大群を利用している。Interactive Aerialは、ミシガン州のトラバースシティに拠点を置くUAVメーカーで、最近ノースダコタ大学のCenter for Innovationから地域へとオフィスを移した。
同社は、GPSが届かないような場所でも飛べる航空機市場を初めから狙うという先見の明を持っていた。室内の飛行はまだ競合が少ないため、市場のリーダーであるポジションを上手く利用している。Interactive Aerialほど複数センサーを使った360度の衝突回避の複雑さを理解している会社は少ないだろう。さらに同社は、Legacy Oneをノースダコタ州のGrand ForksのUASコミュニティにも展開し、ビジネス界・教育界共に賞賛を浴びた。