株式会社セキドは、が2016年6月23日・24日、神奈川県・金沢産業振興センターに設置された同社運営の常設ドローン飛行施設「ドローンフィールド」において、DJIドローンの技能検定「DJI CAMP」を開催した。初日の23日は7時間の座学でドローンの基礎知識や気象、電波や法律について学習、2日目の24日は筆記試験と技能検定試験を行った。
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24日、午前中に筆記試験を受けた参加者は、最後の実技試験に向かうもののあいにくの雲行き。まだ雨は降っていなかったが、実技試験中の降雨を懸念して実技試験は体育館での実施となった。実技試験はクライアントから用意された機体で空撮業務を行うことを想定し、まずは機体の安全チェックや動作確認の後、インストラクターのチェックのもと、試験項目に決められた動きを操作機体で行った。
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参加者は10時間以上の飛行経験が参加条件のため、GPS信号が受信できない体育館でも試験項目にそって確実に飛行させていた。中にはインストラクターよりもスムーズに飛行させる受講者もいたくらいだった。
実際に参加していた数名に話をうかがった。
空撮会社経営 松本淳さん:
空撮の際、DJI製品を主に使っているので、DJI CAMPを受講することによって改めて安全確認や電波の仕組みについて知ることができた。特に気象については内容も厚く、イチから勉強できるよい機会となった。現状の天気を知るだけでなく、変化を先読みして安全な飛行を心がけたい。
Webクリエイター 大槻浩幸さん:
Web業界でも動画のニーズが高まっており、空撮に注目して自社サービスに取り入れている。今回はメーカーが提供しているベンダー資格ということもあり受講した。ほかのドローン学校は費用が高いところが多く、DJI CAMPのコストパフォーマンスの高さも魅力的だった。資格を取ったら集客の要素として活用したい。
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フリーカメラマン 山崎英紀さん:
テキストが詳しく書かれていた。電波についてはあまり知られていないことも書かれておりよかったと思う。」と講師もされている山崎さんならではの感想。しかしながら「コンパスキャリブレーションを体育館の中のような悪環境でしたら逆効果になる。
同試験合格者には「DJIスペシャリスト」の資格が付与される。都内のドローンスクールも軒並み定員に達しているとのことで、このような取り組みは全国的に活発になっていくのではないだろうか。