Drone Aviation Holding Corp(ドローン航空ホールディング社、“DAC”)の開発する有線式給電方式のドローン「WATT-200」の報道機関による商業的活動が、米連邦航空局(FAA)から承認された。
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DACでは、監視通信関連の企業や軍事サービス業者を含む米国政府関連企業を顧客に持ち有線式給電方式ドローンや空気よりも軽いエアロスタット(軽航空機)を開発している。WATTシリーズは、報道取材、緊急ファーストレスポンダ/捜索や救助、軍事、国境保護を含む広範囲のアプリケーションに利用されてきた。
今回の認可対象となったWATT-200は、安全なリーシュとしての機能を持つ独自の高強度装甲テザーにより、6時間以上の飛行時間を保つ。2kgまでのペイロードが可能で、高度80mまで、雨天でも32km/hの強風にも耐える。ハードウェアおよびソフトウェアシステムの堅牢で操作しやすい設計となっており、またジャイロセンサー実装のスタビライザーカメラより軍事グレードの安定したHD映像をストリーミングする。
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米放送局CNNは、FAAによるUASパスファインダープログラムの契約のもと、当時からWATT-200を使用している。今回の長時間飛行が可能な有線式給電方式ドローンが商業的に利用される認可を得たことで、今後のジャーナリズムによるドローン使用展開の活発化にも期待が寄せられる。
(山下香欧)