ドローンに付属されたカメラから1080pの高画質動画をスマホ、タブレット、そしてVRシステムといったあらゆるデバイスへライブストリーミングするParrot社のBebopドローンは、瞬く間に人気に火が点いた。しかし、同ドローンは、バッテリーが12分しか持たないという悩みがあった。
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12月14日に発売開始となるBebop 2は、連続飛行時間が前作の約2倍の25分となっている。Parrot社CEO Henri Seydoux によると、販売額は550 USD(約6万8千円)で、玩具としてよりも実用向けにマーケティングされる予定だ。
Bebop 2が持ち合わせる機能は、初代Bebopとさほど変わっていない。GPSを使うことで、ボタン一つであらかじめ決められたルートを飛行または家に帰ることができ、14メガピクセル、1080pの魚眼レンズで180度の視野角の写真や映像を撮影することができる。近接センサも備えており、屋外 / 室内に関わらず操縦者がコントローラーから手を離した際にはその場でホバリングし続けるという機能も引き続き備えている。
そう、Bebop 2は室内でも使うことが可能となったのである。Parrot社によると、プラスチック製のプロペラは柔らかいため人肌を傷つけることも無く、接触を感知した場合に回転を止めるようにもなっている。
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改善が施された飛行時間は、大きくなったバッテリーのサイズに起因する。バッテリーが大きくなった分、飛行のために必要となるパワーも増えた。このため、Parrot社はモーターやプロペラの効率を向上させ、直径約14cmだった3枚刃のプロペラは約15cmに伸びている。
この結果、Bebop2は時速約60kmで飛行することができるようになり、前回の時速約39kmと比較すると大幅に速くなっている。Parrot社曰く、重量とパワーが増えたことによって強風の中でも安定して飛行することができるようになったそうだ。
以前パロット社が発売した陸海空ミニドローンと同様に、Bebop 2はiOSとAndroid向けに提供されているアプリFreeFlight 3と連携することができる。操縦者はSkycontrollerアクセサリーもオプションとして使うことができ、Bebop 2とセットで購入すれば800 USD(約9万9千円)で購入することができる。ただ日本でのアナウンスはまだされていない。