スイスのシンクタンク会社Rinspeed社は、2016年1月のCES2016(コンシューマ・エレクトロニクス展示会)にて,ドローンとドッキングした自動運転車を発表する予定だ。Rinspeed社は、毎年ジュネーブモーターショーにて全く新しい未来的な車を発表している。過去には自律ロボットがコンセプトのBudiiと呼ばれる車輪が6つでレンジエクステンダー*を搭載したミニ電気自動車、さらに水陸両用のハイブリッドで形まで変えられる車を発表した。
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*電気自動車の連続後続距離を延ばすために搭載されるシステム
このRinspeed社が来年ネバダ州ラスベガスで開かれるCES2016にて初めて自国以外での発表を行う。2016年に公開される「Etos」は、Rinspeed社が作製した自動運転車の更なる進化形である。以前に発表された自動運転車と似て、Etosはハンドル自体を移動させられる特徴がある。しかしながら、今回は運転席内の移動だけでなく、折りたたんでダッシュボードの中にしまえるようになっている。
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また、自動モードの一部として,運転席と助手席両方の湾曲ワイドスクリーンを近づかせ、装着することで一つのセンターピースとし、エンターテインメントシステムを作り上げている。このシステムのデザインにはデジタルマルチメディア会社Harman社がRinspeed社に依頼され、携わった。
驚くべきはドローン離着陸場
車内インテリアはRinspeed社の過去のコンセプトの控えめなアップグレードにしか映らないが、Etosが最もその興味をひきつける特徴は外観にある。Etosは、ドローン離着陸ポートを有しており、ドローンの離着陸が可能だ。自律したハードウェアスイーツよりもドローンはハイテクな個人アシスタントとなる。Etosが自動運転中に、ドローンは他のタスク、たとえば何か物を拾ってあなたの元へ届けるなど、個人アシスタントとして使い走りをしてくれる。さらに、ドローンがあなたの運転を様々な角度・観点から録画し、配信することもできる。