世界の電子航空市場をリードする中国Yuneec社が、新商品Tornado H920(以下:H920)を先週開催されたInterDroneで発表した。大きな期待を寄せられている同社のトルネードシリーズの第一作であるH920は、プロフェッショナル仕様で映像作家や写真家が使用する事を想定し、空撮に特化したドローンである。H920は、非常に軽くて丈夫なカーボンファイバー製、格納式の着陸用ギア、折りたたみ可能なアームが大きな特徴となっている。プロの写真家たちにとって、新しい魅力的な選択肢となる製品であることはいうまでもない。42分飛行可能であるのも魅力だ。
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それに加えTornado H920は、Yuneec社の製品全てに共通するように、安全性と使いやすさの2点においても傑出している。従来の製品群と同じように、ホームに戻る機能や自動着陸などはもちろん標準装備されている。CEOのTian Yuは、本製品の特徴を以下のように強調する。
H920は特にプロレベルの写真家にとって素晴らしい製品だと言えます。このドローンを使えば、建造物の点検や土地の検査などはもちろん、結婚式やスポーツイベントの空撮など、地上からの撮影だけでない、新しい仕事の機会を彼らに提供することになります。
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H920には、様々なハイエンドな空撮機器を装着することが可能だ。例えば、ユニーク社の別製品であるV18カメラはもちろん、PanasonicのGH4、SONYのα7Rなども使用可能だ。なかでもこのH920のために特別に設計されたCGO4カメラを使用すれば、非常に高画質な写真やビデオの撮影が可能だ。このトルネードH920の飛行準備パッケージは、本体に加え、持ち運び用ケース、グラウンドステーション、バッテリー2つと充電器がセットになって4999ドル(およそ60万円)で販売中だ。カメラ用アクセサリーは更に別売りで購入可能である。もしもあなたが空撮ビジネスに興味が有るのならば、しっかりチェックするべき新ドローンであろう。