マーク・ザッカーバーグはInternet.orgとのプロジェクトの一環として、レーザーを使ってインターネットを提供する、Facebook初の本格的な無人航空機アクィラの完成を発表した。ご存知の通り、アクィラは「鷲座」を意味し、ギリシャ神話では戦いの神ゼウスが使う雷の矢を運ぶ鷲でもある。
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ザッカーバーグのフェイスブックでの投稿によると、アクィラは太陽電池式で、翼幅がBoeing 737とほぼ同じで、重量は数百分の1となっている。過去に発表された実物大の模型は巨大なブーメランに似ていたが、完成したアクィラのデザインは、どちらかというとスリムになったB-2ステルス爆撃機によく似ている。アクィラは10マイル以上離れた場所から毎秒10ギガビットのデータを送信することができる。
フェイスブックのエンジニアらによると、アクィラは上空60,000~90,000フィートを飛行し、3ヶ月間飛び続けることが可能だという。これはグーグルのルーン風船プロジェクトに匹敵する距離と期間の長さである。地球上の10%の人口がまだインターネットインフラが存在しない環境に住んでいる。そのため、今回のプロジェクトが実現すればフェイスブックのサービス供給範囲も広がるだろう。
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NASAも月に情報を送るためにレーザーを使ってきたが、今回のようなドローンを使ったやり方ではなかった。
もし航空機を使って、レーザーを使っているコミュニティをつなぐことができたのなら、それはSFみたいなことだね。でもSFは多くの場合、ちゃんとした科学になるものなんだ
とザッカーバーグは記している。
Facebookは今後数ヶ月にわたってアクィラをテストする。もしテストがうまくいけば、アクィラはすぐに実用化されることだろう。
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Take a look inside Facebook's Connectivity Lab – an important part of our effort to bring connectivity to the billions of people who are unconnected today.
Posted by Facebook Engineering on 2015年7月30日