ja DRONE https://www.drone.jp 国内外のドローン最新ニュースから、「空飛ぶクルマ(eVTOL)」、「自動運転」、「AI」、「ロボティクス」、「EV」、「宇宙技術」など時代を変えるテクノロジーを配信します Sun, 05 Jan 2025 21:20:33 +0000 ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html 107590 Sun, 05 Jan 2025 14:09:51 +0900 ウクライナ国防省情報総局は、アメリカ慈善団体「Heroes Of Ukraine」からステルスドローン「Hazard」10台を受領した

「Heroes Of Ukraine」は、次世代高速ステルスドローン「Hazard」(ローンチシステム、制御コンソールを含む)10台と、HMMWV車両をウクライナ国防省情報総局に引き渡した。

HazardはWar Hawkによって開発されたユニークな無人航空システムだ。

Hazardは複合材料から作られ、敵の電子戦システムには見えないようにしている。静かに動作し、ミッション中に最大限のステルスを保証するという。

Hazardはかなりの距離をカバーすることができ、その弾頭は敵のターゲットを破壊する様々なレベルのパワーに適応することができるとしている。

ウクライナ

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Sun, 05 Jan 2025 14:09:51 +0900 https://www.drone.jp/about Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html 107575 Sat, 04 Jan 2025 11:32:42 +0900 Near Earth Autonomyは、NASAの中小企業技術革新研究(SBIR)プログラムとボーイング社との提携を通じて、民間航空機の飛行前点検にドローンを使用する時間節約ソリューションを開発した

民間航空機が飛行しても安全であると判断されるには、毎回の飛行前に飛行前点検を完了する必要がある。このプロセスには最大4時間かかり、作業員が機体の周囲に登って問題がないか確認する必要があり、安全上の事故や診断ミスにつながることもあるという。

Near Earth Autonomyは、NASAとボーイングの資金援助を受けて商業対応を強化し、同社の事業部門Proximの下で、民間航空機の周囲を飛行し、30分以内に検査データを収集できるドローン対応ソリューションを開発した。

ドローンは、連邦航空局の民間航空機検査規則に基づいてコンピュータープログラムされたタスクカードに従って、航空機の周囲を自律的に飛行し、検査を完了する。

このカードには、ドローンのソフトウェアがたどる必要のある飛行経路が示されており、航空機作業員は新しいツールを使って安全性と効率性を高められる。

NASAの自律システム担当シニアリーダー、ダネット・アレン氏は、次のようにコメントする。

NASA​​はNear Earth Autonomyと協力して、複数の領域における自律検査の課題に取り組んできました。 この技術が業界に展開され、航空機検査プロセスの効率、安全性、精度が向上し、公共全体の利益につながることを嬉しく思います。

ドローンから収集された写真はリモートで共有および分析されるため、航空機整備分野の専門家はどこからでも迅速に修理の決定を下すことができる。新しい画像を古い画像と比較することで、ひび割れ、リベットの飛び出し、漏れなどの一般的な問題を探すことが可能だ。

ユーザーは、エリアの再検査が必要な場合や検査に不合格になった場合にアラートを作成するようシステムに依頼できる。Near Earth Autonomyは、航空機の検査にドローンを使用すると、航空業界は地上での予定外の時間による1時間あたり平均1万ドルの収益損失を節約できると見積もっているという。

過去6年間にわたり、Near Earth Autonomyは、アメリカン航空とエミレーツ航空が使用するボーイング機上で、ドローンシステムのテスト飛行を数回にわたって完了した。

Near Earth Autonomy

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Sat, 04 Jan 2025 11:32:42 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html 107545 Thu, 02 Jan 2025 14:28:08 +0900 ドローンショー・ジャパンは、2024年12月21(土)〜2024年12月25(水)のクリスマスまで連日開催した「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show」のダイジェスト動画を公開した

2024年12月21日(土)から12月25日(水)のクリスマス期間中、メリケンパークで開催された「神戸ハイカラクリスマス」にて、約500機のドローンによる幻想的なクリスマスショーを実施した。

夜空には雪の結晶や輝くツリー、サンタクロースが描かれ、多くの来場者が楽しめたという。

イベント概要

開催日程 ドローンショー開催日程:2024年12月21日(土)~2025年12月25日(水) 18:00 / 20:00
会場 メリケンパーク

https://www.drone.jp/news/20241204122313105311.html

ドローンショー・ジャパン

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Thu, 02 Jan 2025 14:28:08 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html
Vision Aerialのトライコプター「SwitchBlade-Elite」、効率を優先したデザイン設計 https://www.drone.jp/news/20250102141708107531.html 107531 Thu, 02 Jan 2025 14:17:08 +0900 Vision Aerialは、クワッドコプターより効率を追求したトライコプター「SwitchBlade-Elite」を開発した

https://www.youtube.com/watch?v=wc-RqAvnZAE

機能と利点

飛行しやすいデザイン

SwitchBlade-Elite を開発する際、私たちは優れたドローンの条件を客観的に検討した。市場にはクワッドコプターが溢れているが、従来の航空機に似たデザインの方が飛行しやすいことがわかったという。前方指向性は明確で、コントロールはより直感的だ。さらに、3つのローターによりプロペラが大きくなったため、操作が効率化し、飛行時間が長くなる。

旋回式リアヨー機構

リアヨー機構のクローズアップショット多くのドローンでは、方向転換はローターの半分の速度を落とすことを意味する。これにより、飛行操作特性が悪くなる可能性がある。SwitchBlade-Eliteは、鮮明で強力なヨー制御を可能にする独自のメカニズムを備えている。これにより、非常にスムーズな動きが実現し、風の強い状況でもクアッドコプターよりも優れた性能を発揮する。

多様なミッションに対応する汎用性

WIRISサーマルカメラを搭載したSwitchBlade-Eliteは、小型で携帯性に優れ、飛行時間が長く、積載量も多岐にわたるため、さまざまな用途に使用できる。測量や地図作成から検査や航空写真撮影まで、このドローンは林業、建設、エネルギー、鉱業、農業などの業界に最適だ。さらに、さまざまな特殊用途に合わせてカスタマイズもできる。

ポータブルですぐに導入可能

ドローンの用途の多くは、起伏の多い地形のアクセスが困難な場所へのアクセスを伴うため、SwitchBlade-Eliteは持ち運びしやすいように設計された。ドローンは折りたたんで収納でき、車やトラックに簡単に収まるハードサイドの防水ペリカンケースに入っている。

用途

  • 強風環境
  • 測量と地図作成
  • インフラ検査
  • 公安
  • 研究

性能仕様

飛行時間 40分
飛行範囲 20km
動作温度範囲 -15ºC ~ 45ºC
モーター 340kv (910W) ブラシレスアウトランナーモーターあたり
ローター 46 x 15cm (18.2 x 5.9 インチ) カーボンファイバー、折りたたみ式、精密バランス
フライトコントローラー ブルーキューブ
機体ベース重量(バッテリーなし) 3.35kg
飛行寸法 直径865mm
保管寸法 718 x 201 x 162mm
ケース寸法 120 x 42 x 23cm
ペイロード
最大積載量 2.0kg
ペイロードマウント
  • 32 mm 角ボルトパターン
  • 25 mm 角ボルトパターン
  • 20 mm 丸ボルトパターン
重心 調整可能(電池使用)
バッテリー
フライトバッテリー 22,000mAh 6S ソリッドステート リチウムイオンバッテリー、XT90-S コネクタ付き
飛行業務
最大動作風速 時速40km
最大動作高度 海抜3048m
GPS精度 ±2.5m以内、通常は±1m未満

Vision Aerial

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Thu, 02 Jan 2025 14:17:08 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
1,000機のドローンが舞う「キットカット受験生応援ドローンショー 」を2025年1月1日(水)防府天満宮で開催。TikTokでライブ配信も実施 https://www.drone.jp/news/20250101145622104842.html 104842 Wed, 01 Jan 2025 14:56:22 +0900 ネスレ日本株式会社(以下、ネスレ日本)は、全国の受験生を応援するため、1,000機のドローンを使用した「キットカット 受験生応援ドローンショー ~みんなで飛ばそう史上最大!?の千羽鶴~」を1月1日(水)17時30分より防府天満宮で開催する

その模様をTikTokにてライブ配信する。

「キットカット」は、九州の方言「きっと勝つとぉ」(きっと勝つよ!)が、商品名と似ていることから、1990年代後半以降、自然発生的に受験生のお守りとして広まり始まった。

2003年以降、「キット、サクラサクよ。」を合言葉に、試験前日に宿泊する「ホテル」や、受験生を試験会場に運ぶ「鉄道・タクシー」、願書を預かり大学に届ける「郵便局」や「大学」、「街」、「神社」などの様々なパートナーと組み、「キットカット」は“夢や目標に向かって取り組む人を応援するブランド”という位置づけを確立してきた。

今年は、防府市後援のもと、学問の神様・菅原道真公を日本で最初に祀り、多くの受験生に慕われてきた防府天満宮・防府商工会議所・防府観光コンベンション協会と協働し、「キットカット 受験生応援ドローンショー ~みんなで飛ばそう史上最大!?の千羽鶴~」を防府天満宮で開催。

新年に、新たな気持ちと共に、ラストスパートを迎える受験生を応援するという。

ドローンショーでは、1,000機のドローンが受験生や受験生を応援する方の祈りを込めた巨大な鶴や満開の桜、受験生への応援メッセージを描き、元日の夜空を照らす。

ドローンショーの前には、「キットカット」ブランド公式アンバサダーで歌手のAIさんがCMソングでもある「ワレバ」等を披露し、受験生にエールを送る。不安や緊張と闘いながら、年始も勉強に励む受験生にとって、少しでも束の間の息抜きや心の励みになることを目指すとしている。

イベント概要

名称 キットカット 受験生応援ドローンショー ~みんなで飛ばそう史上最大!?の千羽鶴~
特徴 ・日本最初の天神様・防府天満宮で開催される、受験生にエールを送るイベント。
・夜空に舞う1,000機のドローンが、圧巻の千羽鶴や満開の桜、受験生を勇気づける応援メッセージを描く。
・「キットカット」ブランド公式アンバサダーで歌手のAIさんがドローンショーの前にミニライブを実施。
・不安や緊張と闘いながら、年始も勉強に励む全国の受験生向けライブ配信もある。
日程 2025年1月1日(水・祝)17:30~18:00
プログラム   ・17:30~ AIさんによるミニライブ「ワレバ」(キットカット 受験生応援ソング)、「ハピネス」、「Story」歌唱
・17:45~ ドローンショー  
会場 防府天満宮 「春風楼」前広場(山口県防府市松崎町14-1)
入場料 無料
人数制限
    ・会場のスペースに限りがある。混雑状況によっては会場で見れない可能性あり。
    ・ミニライブ・ドローンショーともにTikTokより視聴可能。防府天満宮周辺では広域にわたってドローンショーを見ることが可能。
備考 雨天の場合、1月2日(木)に延期予定。延期する場合はキットカット公式Xにて告知する。

※ドローンショーはレッドクリフ社と地元のドローンスクール下関のチームが実施する

レッドクリフ

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Wed, 01 Jan 2025 14:56:22 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
TYTAN Technologiesの迎撃ドローンTYTAN、ウクライナでテスト飛行を実施 https://www.drone.jp/news/20241231214822107508.html 107508 Tue, 31 Dec 2024 21:48:22 +0900 ウクライナのBrave1は、TYTAN Technologies(以下、TYTAN)が開発した迎撃ドローンの試験を実施した

TYTANは、AIを活用したコスト効率の高い対ドローン・ソリューションを開発している。

ドローンの脅威に対する交戦コストを最小限に抑える高速自律型迎撃ドローンを開発。防衛技術プラットフォーム「Brave1」は、ウクライナでテスト飛行を実施した。

迎撃ドローンTYTAN

特徴

  • 自律型 高度なAIにより正確な検出と対応が可能になり、オペレーターは重要な決定を制御できる。
  • 高いコストパフォーマンス 付加製造とモジュール化により、変化する運用ニーズに対応するための拡張性と適応性が確保される。
  • 相互運用可能 既存のデジタル・インフラストラクチャとシームレスに統合し、効率を最大化する。
  • ユーザー実証済 現実世界の問題に対処するために、ユーザーからのフィードバックに基づいて作成された。

TYTANランチャー

自動化されたランチャーにより、ロジスティクス、接続性、保護が向上する。統合されたヘルス・モニタリングにより、迅速な展開が保証されるという。

仕様

速度 時速250km以上
飛行距離 15km以上
重量 5kg
ペイロード 1kg

TYTAN Technologies

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Tue, 31 Dec 2024 21:48:22 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
東京科学大学、機械学習でハチドリを模倣した羽ばたき翼の変形から風向きを感知することに成功 https://www.drone.jp/news/20241231161512107491.html 107491 Tue, 31 Dec 2024 16:15:12 +0900 東京科学大学 工学院 機械系の久保田健太大学院生と田中博人准教授の研究チームは、ホバリングするハチドリのような羽ばたき機の翼に貼った曲げセンサのデータから、機体に当てた微弱な風の向きを機械学習によって区別することに成功した

これまでの研究で、飛行する鳥や昆虫の翼にはひずみに反応する感覚器が存在することが分かっていた。しかし、その感覚器からどのような情報を取り出して飛行に役立てているのかは未解明だった。

そこで研究チームは、ハチドリを模倣した柔軟な羽ばたき翼の羽軸に相当する部位7箇所に安価なひずみゲージ(曲げセンサ)を貼り、毎秒0.8メートルの弱い風の中で羽ばたかせて、ひずみデータと風向きの関係を機械学習させた。

その結果、羽ばたき1周期分のデータから99%以上の高精度で風を区別できた。また、羽ばたき0.2周期分の短いデータからでも85%以上の精度が得られた。さらに、翼面内に風切羽のような羽軸構造が存在することで精度が向上することも分った。

今回の研究によって、ハチドリのように羽ばたいてホバリングする鳥や昆虫が、羽軸や翅脈(しみゃく)の曲げ変形から周囲の風向きを敏感に感じ取れることが示唆された。今後、生物を規範とした羽ばたき飛行ロボットの研究開発において、風の状況を飛行制御にフィードバックできる「風感覚」実装への応用が期待できるという。

ハチドリ模倣羽ばたき翼に貼ったひずみゲージで微弱な風の向きを機械学習で区別

本研究成果は11月11日付の「Advanced Intelligent Systems」に掲載された。

背景

飛行生物の柔軟な翼には、「ひずみ」に反応する感覚器が存在する。そうしたひずみ感覚器は、鳥では風切羽が接合する手と腕に存在し、昆虫では翅(はね)の表面の翅脈上や翅基部にある。

翼が曲がれば表面にひずみが生じるため、ひずみ感覚器は翼の曲げに反応すると考えられる。しかし、鳥や昆虫が翼のひずみ感覚器からどのような情報を得て、どう飛行制御に利用しているのかはよく分かっていないという。

一方、飛行生物を規範とした羽ばたき飛行ロボットの研究も世界各国で行われている。飛行ロボットの翼で周囲の風を感じ取ることが可能になれば、機体が風で煽られる前に翼の羽ばたきを調整するといった飛行制御に利用できる可能性があるとしている。

研究成果

柔軟翼の製作とひずみの計測

今回の研究では、ホバリング中の羽ばたき翼の曲げ変形から周囲の風の情報を得られるかを調べるために、曲げセンサを備えたハチドリを模倣した柔軟翼を製作。まず、風切羽の羽軸を模倣した先細りの3Dプリント人工羽軸をポリイミドフィルムに接着した。

そして、この人工羽軸の直下のフィルム面に、7つの安価なひずみゲージを接着した(図1(a))。こうして製作した翼1枚を電動羽ばたき機構に取り付けて羽ばたかせた。

この羽ばたき翼の諸元は、翼長80ミリメートル、羽ばたき周波数12ヘルツ、羽ばたき振幅160度、推力0.0032ニュートン、翼端の回転半径と最大速度で算出したレイノルズ数は34,000であり、このうち翼長、推力、レイノルズ数は、参考にしたハチドリに近い値になっている。

図1. ひずみゲージを貼ったハチドリ模倣翼。長方形枠と記号はひずみゲージの位置を表す。(a)翼面内に人工羽軸がある場合。(b)翼面内の人工羽軸を省いた場合。(c)1つの人工羽軸に2つのひずみゲージを貼った場合。

製作した模倣翼を、弱い風の中でのホバリングを模擬して風洞の中で羽ばたかせながら、翼面のひずみを計測した。風速は、風洞装置の下限である毎秒0.8メートルとした。

これは、ビューフォート風力階級における至軽風(毎秒0.3~1.5メートル)に相当し、立ち昇る煙は風向きが分かる程度にたなびくような弱い風だ。風洞内では、羽ばたき機を取り付けた支柱を回転ステージ上に立てて回転させることで、機体に対する風向きを変えた。

機体の向きは、風に対して正面方向から翼側の横方向までの90度の範囲で、15度きざみで変えた(図2)。

図2. 風洞内の羽ばたき機。(a)側面正面。(b)正面模式図。(c)風向きが0度(正面)の上面写真。(d)風向きが90度(側面)の上面写真。

ひずみデータの機械学習による風向きの区別

風洞での計測で得られたひずみゲージのデータから風向きを区別できるように、畳み込みニューラルネットワークモデルでひずみデータと風向きの関係を機械学習した。このとき、羽ばたき1周期分のデータと0.2周期分の短いデータの2通りで学習させた(図3)。

その結果、全てのひずみゲージのデータを使った場合、羽ばたき1周期分のデータからは風向きを99%以上の高精度で区別できた。さらに、羽ばたき0.2周期分の短いデータからでも85%以上の精度で区別できた。

これは、羽ばたきホバリングするハチドリなどの生物には、翼の曲げ変形によるひずみから敏感に周囲の風向きを感知する「風感覚」が存在することを示唆している。

図3. (a)風向きが正面のひずみデータの例。羽ばたき位相は0度から360度で1周期を表す。(b)0.2羽ばたき周期ずつのデータ切り出しの例。

一方で、1つのひずみゲージのみのデータを使った場合でも、羽ばたき1周期分のデータからは95%以上の高精度で分類できた。ただし、羽ばたき0.2周期分の短いデータからは精度が52%以上となり、区別精度が低下した。各羽軸を比較すると、内側(S1とS2)と外側前縁(S5)のひずみゲージが比較的高い精度をもたらした。

羽軸構造と区別精度の関係

こうした機械学習による区別精度は、翼面内に人工羽軸が無い場合(図1(b))は低下した。低下幅は、全てのひずみゲージを使った場合は0.2周期分データで4.4%、1周期分データで0.5%でした。

また1つのひずみゲージを使った場合の低下幅は、1周期分データで平均7.2%、0.2周期分データで平均6.0%でした。この結果は、羽軸が風感覚を向上させることを示唆している。

さらに、同じ羽軸上に貼ったひずみゲージ(図1(c)のSMiとSTi)を比較すると、1つのひずみゲージのデータのみを使った場合、中央部(SMi)の方が端部(STi)よりも高精度だ。その差は0.2周期分データの場合は平均8.8%、1周期分データの場合は平均3.1%だという。

これは、羽軸の中央部の方が端部よりもひずみ計測に適することを意味する。ただし、端部の全てのゲージ(SM1 & SM2 & SM5)と中央部の全てのゲージ(ST1 & ST2 & ST5)を使った場合を比較すると、精度はほとんど同じで、その差は1%だ。

社会的インパクト

従来の航空機では、機体に対する相対風速の向き(迎え角)の計測には専用の機構が必要だった。しかしそうした従来の機構は小型の飛行ロボットに搭載するには大きく重すぎ、最近急速に普及している小型マルチコプタ(回転翼型飛行ドローン)にも搭載されていない。

今回の研究の「翼の変形から風を感知する」という発想は、そうした従来のアプローチとは異なるものであり、さまざまな小型飛行体に応用できる可能性があるという。

今後の展開

今回は、正面から側面にかけての風向きを高精度で区別したが、今後の研究では上下方向の風向きも区別できるかどうかを調べていく予定だ。また、今回用いた畳み込みニューラルネットワークモデルは計算量が多く、機体に搭載する小型マイコンでは実行が難しいため、より簡易な計算モデルの開発も進めていくという。

さらに、羽ばたき機を支柱に固定した状態ではなく、実際の飛行中の状態での検証する。これらによって、鳥や昆虫の飛行制御の理解や飛行ロボットへの応用が進むことが期待できるとしている。

本研究は、文部科学省 科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)「ソフトロボット学の創成:機電・物質・生体情報の有機的融合」(課題番号:18H05468)の支援を受けた。

東京科学大学

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Tue, 31 Dec 2024 16:15:12 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
海上自衛隊、艦艇型ドローン「V-BAT」導入へ。1機単価は約6億円 https://www.drone.jp/news/20241229230650107439.html 107439 Sun, 29 Dec 2024 23:06:50 +0900 自衛隊は、新たな重要装備品として艦艇型ドローン「V-BAT」導入を発表した

事業の概要

主として哨戒艦等に搭載し、水上艦艇周辺海域の警戒監視・情報収集を行うものとして、水上艦艇の警戒監視能力を向上させるため、艦載型UAV(小型)を取得する。

選定結果

新たな重要装備品等を選定するにあたり、「通信性能」、「センサ性能」等の要求性能を満たすか否か、また代替案の分析やプロジェクト管理の強化のための取組といった所要を満たしているか評価した。

その結果、艦載型UAV(小型)について、所要の要件を満たすことを確認できたことから、「V-BAT」(Shield AI製)の量産取得を行うこととし、令和7年度予算案に取得経費を計上した。

なお、量産単価は1機あたり約6億円、ライフサイクルコストは約388億円と見込んでおり、引き続き精査を行っていくとしている。

V-BAT

V-BATは、外部サポートのない厳しい環境下で、滑走路や機器に依存しない発射と回収を行えるよう特別に設計されている。

このドローンはトラックの荷台で輸送でき、2人の作業員が20分以内に組み立てることができるため、ダイナミックな動きと流動的なミッションセットのために構築された真の遠征システムだ。

特徴

  • ダクトファンの設計
    V-BATと他のVTOL航空機との多くの重要な違いの1つは、特許取得済みのダクトファン設計だ。V-BATのダクトは、同等のエンジン出力で推力を80%以上増加させ、単一の動力装置で離着陸を可能にし、比類のないペイロード質量分率を実現する。半日飛行することも、何時間も停止してホバリングすることもできる。 推力ベクトル制御により、V-BATは比類のない制御権限を獲得し、厳しい気象条件でも安定した安定性を実現する。ダクトにより安全性が高まり、オペレーターの安全ゾーンが排除され、戦術的な運用範囲が広がるという。
  • ペイロード/センサー統合
    V-BATは、EO/MWIRカメラ、AIS、陸/海上広域検索 (WAS) AIベースの機能など、幅広い交換可能でカスタマイズ可能なペイロードとセンサーをサポートしている。
  • 遠征用ドローン
    前方作戦基地は格好の標的であり、戦術的ドローンの将来は単なる「遠征」以上のものでなければならない。V-BATは戦略的な意味を持つ戦術資産だ。このクラスの航空機の中で最小かつ最も機敏なフットプリントで、V-BATは2人チームで完全に展開可能で、ピックアップ トラックまたはUH-60ブラックホークの荷台に収まるように梱包されている。梱包から飛行まで20分未満で完了できる。

プラットフォームの自律性

Shield AIは、V-BATプラットフォームの自律性を実現することで、これらの運用に革命を起こすことを目指している。このテクノロジーにより、1人のオペレーターが最大10台のV-BATを同時に管理できるようになり、航空機は変化するミッション条件に動的に対応できるようになる。

プラットフォームの自律性により、ドローンは移動、ナビゲーション、障害検出を処理しながら独立して動作できるようになる。

VTOLの運用、特に着陸は、悪条件下では大きな課題だ。小さなエラーでも、墜落やミッションの失敗につながる可能性がある。VTOLの着陸の複雑さは、固定翼からホバリング飛行へのシームレスな移行から生じ、風などの外部からの乱れを考慮しながら、機体の状態(方向など)を正確に調整する必要がある。

小型水上艦艇への着陸は、この操作をさらに複雑にし、着陸プラットフォームに安全に到達するために非常に正確な操縦が要求される。現在の開発努力は、特に強い横風の中で制御性が最も制限される垂直ホバリングに費やす時間を最小化することに重点を置いている。固定翼からホバリングへの移行を加速し、インテリジェントな軌道計画を通じて着陸速度を最適化することで、着陸操作の安全性と精度の両方が向上するという。

運用上のリスクをさらに軽減するため、V-BATは通信が途絶えた際に自動的に帰還経路を更新し、飛行禁止区域(NFZ)に入る可能性を最小限に抑える。この「通信途絶」計画により、オペレーターが直接入力しなくても、機体が事前に定義された安全なルートをたどって基地に戻ることができる。

V-BATにとって、ホバリング中のスピンを防ぐことが重要な課題だ。スピンは、強風時や自身の航跡に向かって降下するときに発生する可能性がある。これに対処するために、V-BATは風向を検出し、それに応じて機首方向を調整する。スピンが続く場合、システムは問題を特定し、推力を増加させて航跡を消し、安定させる。これらの高度な対策により、V-BATの自律性が強化され、困難な状況でも信頼性の高いパフォーマンスが確保される。

ミッションの自律性により、V-BATは対象の物体や車両を自律的に識別し、追跡できる。この機能は、迅速な識別と追跡がミッションの成功に大きく影響する偵察や捜索救助活動において非常に重要だ。

ミッションの自律性のもう一つの柱は、チームの調整だ。自律型ドローンのまとまりのあるデータ共有チームを編成する能力は、オペレーターに重要な利点を提供し、複雑なマルチエージェント・ミッションをより効率的に管理できるようになる。

今後、Shield AIの目標は、ミッションの自律性を向上させ、V-BATが複雑なタスクを実行し、他の自律システムと連携する能力を強化することだ。V-BATの自律性の継続的な向上により、防衛および監視活動が強化され、複雑で競合する環境でも正確で信頼性の高いパフォーマンスが可能になるという。

機能と仕様

翼幅 2.96m
全長 2.74m
重量 57kg
推進機 288cc 2ストローク EFIエンジン
電力供給 航空機用発電機 500ワット
燃料 C10
無線通信範囲 130km
最大推奨ペイロード容量 11.3kg
速度 最大速度:85kts(157km/h)
巡航速度:53kts(98km/h)
航続時間 EO/IRペイロードで10時間
最大高度 18,000ft(5486.4m)
着陸ゾーン 4m × 4m

自衛隊

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Sun, 29 Dec 2024 23:06:50 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ブルーインパルスとHondaの関係!?ブルーインパルスジュニアへの取材動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250104111221107568.html
ドローンショー・ジャパン、「東京ドイツ村ドローンショー」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20241228131718107442.html 107442 Sat, 28 Dec 2024 13:17:18 +0900 ドローンショー・ジャパンは、2024年11月23(土)〜2024年12月25(水)のクリスマスまで連日開催した「東京ドイツ村ドローンショー」のダイジェスト動画を公開した

東京ドイツ村で開催されたイルミネーションイベント期間中、500機のドローンを使用した「東京ドイツ村ドローンショー」が行われた。11月23日から12月25日までの約1カ月間、毎晩実施され、関東で過去最長のドローンショーとなったという。

同ショーでは、イルミネーションの「光と音のショー」と連動した演出を初めて採用。来場者はオリジナルペンライトを手に、空と地上が織りなす光の共演を楽しめたという。

イベント概要

開催日程 2024年11月23日(土)~2025年12月25日(水)
会場 東京ドイツ村

https://www.drone.jp/news/20241115161812103589.html

ドローンショー・ジャパン

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Sat, 28 Dec 2024 13:17:18 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
「防衛装備庁技術シンポジウム2024」をアーカイブ配信。対ドローンレーザーやレールガンなど専門家が解説 https://www.drone.jp/news/20241227185507107355.html 107355 Fri, 27 Dec 2024 18:55:07 +0900 2024年11月12日、13日両日に開催された「防衛装備庁技術シンポジウム2024」のアーカイブが配信されている

開会あいさつ

防衛大臣 中谷元氏

防衛装備庁の取組みについて

防衛装備庁 長官 石川武氏

防衛イノベーション科学技術研究所の創設 ~日本版DARPA(?)の目指すところ~

防衛装備庁 技術戦略部長 松本恭典氏

新世代装備研究所の取り組み

新世代装備研究所 所長 鈴木茂氏

特別講演「生成AIの最新動向と防衛分野における可能性」

東京大学 教授 松尾豊氏

特別講演「サイバーフィジカルセキュリティを支える先端技術と課題」

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 フェロー 松本勉氏

特別講演「経済安全保障重要技術育成プログラムの現状と課題」

東京大学 名誉教授 外務大臣科学技術顧問 松本洋一郎氏

哨戒ヘリコプターSH-60Lの開発

防衛装備庁 長官官房 装備開発官(航空装備担当)付 第2開発室長 1等海佐 中尾親史氏

無人機へのAI搭載技術の研究試作

防衛装備庁 長官官房 装備開発官(航空装備担当)付 第1開発室長 1等陸佐 池田通隆氏

群目標への対処のための協調型誘導システムの確立に向けた挑戦

防衛装備庁 航空装備研究所 誘導技術研究部 誘導制御研究室 防衛技官 宮西智也氏

生成AIが切り開く次世代自動運転技術

Turing株式会社 青木俊介氏

特別講演「「安全保障」の視点から科学技術イノベーション政策を考え直す~次期基本計画を見据えて~」

総合科学技術・イノベーション会議議員 上山隆大氏

航空装備研究所における極超音速誘導弾研究開発の現在

防衛装備庁 航空装備研究所 誘導技術研究部 誘導システム研究室 防衛技官 森亮太氏

誘導弾用弾頭技術の新たな可能性 ~高威力・軽量・高精度~

防衛装備庁 陸上装備研究所 弾道技術研究部 管制・自動化研究室 防衛技官 浦田康平氏

海洋の可視化実現への取り組み

防衛装備庁 艦艇装備研究所 海洋戦技術研究部 海洋戦闘指揮研究室 防衛技官 岡田祐治氏

特別講演「量子情報技術の魅力と現状」

東京大学 教授 小芦雅斗氏

高出力レーザによるドローン対処の実現に向けて ~車両搭載高出力レーザ実証装置・電気駆動型高出力レーザシステムの研究試作~

防衛装備庁 装備開発官(航空装備担当)付 陸上装備研究所 防衛技官 小林裕一氏

高出力エネルギー兵器の搭載を見据えた艦艇電源システムの研究

防衛装備庁 長官官房 艦船設計官付動力システム設計室 3等海佐 橋本裕志氏

レールガン 進化する電源技術 ~民生技術の導入で目指せパルスパワーイノベーション~

防衛装備庁 陸上装備研究所 弾道技術研究部 火力・防護力評価研究室 防衛技官 田原芳基氏

認知状態推定技術を利用した複数無人機の制御について

防衛装備庁 新世代装備研究所 AI・サイバーネットワーク研究部 指揮統制システム研究室 防衛技官 荒毛将史氏

計器情報と視覚情報に基づく熟練者ノウハウの学習による航空機操縦支援

三菱重工業株式会社 筈井祐介氏

閉会あいさつ

防衛装備庁 防衛技監 堀江和宏氏

防衛装備庁

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Fri, 27 Dec 2024 18:55:07 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
Shom、測量用水上ドローン「DriX H-8」を採用。水路測量能力を強化 https://www.drone.jp/news/20241227183328107424.html 107424 Fri, 27 Dec 2024 18:33:28 +0900 フランス海軍水路海洋研究所(Shom)は、Exailが開発した測量用水上ドローン「DriX H-8」の取得を発表した

この取得は、Shomの能力近代化における戦略的な節目を示しており、民間および軍事目的のための信頼性が高く認証された海洋データの需要増加に応えるものである。

DriX H-8は、海底地形測量、沈没船探知、海底構造分析といった多様な水路測量任務に投入される。また、洋上風力発電所開発のための事前調査においても重要な役割を果たす。このドローンが収集したデータは海洋環境の理解を深めるだけでなく、深海域を含む広大なエリアでの介入能力を拡大する。DriX H-8は、迅速かつ適切な意思決定を支える戦略的資産と位置付けられている。

DriX H-8は、24時間365日運用可能な設計となっており、革新的なエンジニアリングを活用してデータ品質を最適化し、干渉を最小限に抑え、厳しい条件下でも極めて高精度な水路測量を実現する。

これらの性能は、2020年にブレスト沖のフランス沿岸および2023年のリヨン湾で実施されたShomの海洋水路調査船(BHO)「ボータン・ボープレ」上での試験により実証された。試験の結果、DriX H-8は厳しい海上環境においてもその有効性を示し、従来の水路測量船を上回る信頼性の高いデータを提供できることが確認された。

Exailのフランス国内セールスマネージャーであるピエール=ルイ・ルダウ氏は、この協力の重要性について次のようにコメントしている。

ルダウ氏:DriX H-8がフランスで初めて販売され、Shomの戦略的任務において中心的な役割を果たすことを誇りに思います。この受注は、フランスの技術的卓越性に対する信頼と、Shomが今後の課題に対応するための水路測量リソースを近代化する支援能力を示しています。

Shomのゼネラルマネージャーであるロラン・ケルレゲール氏も次のようにコメントしている。

ケルレゲール氏:これは我々の水路測量データ取得リソースの変革における大きな一歩となるため、フランス企業Exailが製造するDriX H-8はShomの長く輝かしい歴史に加わろうとしています。

フランス海軍水路海洋研究所

Exail

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Fri, 27 Dec 2024 18:33:28 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
コマツ、「CES 2025」に初出展。月面建設機械のモックアップや水中施工ロボットのコンセプトマシン展示[CES2025] https://www.drone.jp/news/20241227161417107393.html 107393 Fri, 27 Dec 2024 16:14:17 +0900 コマツは、2025年1月7日(火)から10日(金)に米国ネバダ州ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2025」に初出展する

未来の技術革新を担う人材に向けて、月面や水中の極限環境下にも対応する建設機械や、2050年カーボンニュートラルに向けた技術革新の取り組みを紹介し、コマツの先進性と将来性を発信する。

最先端技術を持つ世界中の企業との連携を深め、持続可能な社会の実現に向けた社会課題の解決に貢献する新たな価値を創造していくとしている。

主な展示内容

月面建設機械の実物大モックアップ

コマツは、2021年より、国土交通省による「宇宙無人建設革新技術開発」の選定を受けて以来、月面建設機械実現のための研究開発に取り組んでいる。具体的には、サイバー空間上に月面環境と月面建機を再現し、掘削などのシミュレーションを通じて車体挙動の検証などを行っている。

地球の約6分の1の重力や、-170℃から110℃までの温度変化がある極限環境下でも稼働する月面建設機械の実現に向けて、コマツ湘南工場内の開発本部先端・基盤技術センタで研究開発を進めている。建設機械の開発で培ったデジタルツイン技術や電動駆動、熱制御などの最先端の技術を駆使して、月面で建機を稼働させるためのさまざまな課題の克服に挑戦している。今回、月面機械のイメージを再現した実物大モックアップを初出展する。

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デジタルツイン技術を活用した月面建設機械への適応(イメージ)

水中施工ロボットのコンセプトマシン

コマツは1971年にラジコン操縦の水陸両用ブルドーザーの量産を開始し、以来、水陸両用ブルドーザーは各地の河川、海岸、ダムなどでの水中工事や災害復旧で活躍してきた。

今回、未来の水中工事に向けて、最新テクノロジーを搭載した水中施工ロボットのコンセプトマシンを初出展する。

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展示イメージ

このコンセプトマシンは、容易に遠隔操縦でき、高精度な施工を実現することを基本コンセプトとして設計されている。水深7mまで対応可能で、バッテリー駆動によるゼロエミッションを実現。このコンセプトマシンを用いて日本の河川や漁港などで実施した実証実験では、遠隔操縦により容易に浚渫作業ができることや、電動駆動の実用性を確認したという。展示会には、実証実験後に日本から米国に輸送した本機を展示する。

今後は実証実験の結果を踏まえ、ダム湖の浚渫や漁場整備、大型船の航路や停泊地の浚渫、洋上風力発電のケーブル埋設などの用途も念頭に、将来的には水深50メートルまでの稼働を目指し、実用化に向けた開発を進めていく方針だ。

コマツ

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Fri, 27 Dec 2024 16:14:17 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html LGAAが開発した4人乗り電動航空機「RX4E」、中国で型式認証を取得。世界初の商業用電動航空機に https://www.drone.jp/news/20250105134924107583.html Stark Futureの電動バイク「Stark VARG EX」は、ピークパワー80馬力。電動技術で世界エンデューロバイク目指す https://www.drone.jp/news/20250104172007106721.html
ソニー独自のマルチIMU合成技術を搭載したSPRESENS向け「マルチIMU Add-onボード」発売 https://www.drone.jp/news/20241227143001107372.html 107372 Fri, 27 Dec 2024 14:30:01 +0900 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社は、ソニー独自のマルチIMU合成技術を搭載した小型高精度なSPRESENSE向けマルチIMU Add-onボードを発表。希望小売価格は税込43,780円

ソニー株式会社 技術開発研究所が開発したマルチIMU合成技術により、低バイアス変動および地球自転検出可能な低ノイズ密度を実現。2025年2月28日に発売予定。

同ボードでは16個の民生MEMS IMUをリアルタイム合成することで、工業用FOG(Fibre Optic Gyroscope)に匹敵するバイアス安定性0.39deg/h以下を達成し、大幅な軽量、小型、低コスト化が可能になったという。

これにより従来工業用FOGを搭載することが難しかった構造物検査用ドローンや小型自律移動ロボットなど、より緻密な制御を必要とする用途にも適用できる。

また、本ボードは最大2枚をスタッキングすることができ、最大32個のIMUの出力を合成することでさらなる精度向上が可能だとしている。

241227_IMU-Addon_01
マルチIMUによるノイズ低減

SPRESENSE向けマルチIMU Add-onボードの想定するアプリケーション

低バイアス変動の特長により、長時間の使用においても安定した姿勢値を得ることができる。例えば、屋内ナビゲーション、自動搬送機、ドローン、モーションキャプチャ、小型衛星の姿勢制御などに効果的だという。

また、低ノイズ密度の特長により素早い動きを精緻に捉えることができるため、ドローンの飛行制御やモーションキャプチャなどにも適している。さらに複数IMU構成を取っているため、過酷な動作環境下でも故障に強く、信頼性を向上させる冗長信頼性があるとしている。

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アプリケーション例

高いロバスト性

複数IMU構成の補正により、温度が変化する過酷な環境下においても安定した動作が可能。

主な特長

  • 高精度
  • 低バイアス変動:バイアス安定性0.39deg/h以下 (IMU 16個合成時)
  • 低ノイズ密度:1.0mdps/√Hz以下。地球自転検出によるジャイロコンパス実現可能
  • 2枚スタック(IMU16個合成を2段で32個合成出力)により更に高精度化可能
  • キャリブレーション済み出荷

基本仕様

サイズ(mm)50.0×20.6×9.1
重量9g
出力レート(Hz)~1920
出力インターフェースSPI
動作温度(℃)-20~65
消費電力(mA)50 / 104 ※2枚スタック時[IMUを32個合成時]
ダイナミックレンジジャイロ[dps] ~4000
加速度[g] ~16
ノイズ密度ジャイロ[mdps/√Hz] 1.0 / 0.7
加速度[μg/√Hz] 14 / 9.8 ※2枚スタック時[IMUを32個合成時]
バイアス安定性ジャイロ[dph] 0.39 / 0.27
加速度[μg] 4.43 / 3.13 ※2枚スタック時[IMUを32個合成時]

ソニーセミコンダクタソリューションズ

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Fri, 27 Dec 2024 14:30:01 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
レッドクリフ、「べっぷクリスマスファンタジア」初となるスペシャルドローンショーを実施 https://www.drone.jp/news/20241227140740107353.html 107353 Fri, 27 Dec 2024 14:07:40 +0900 る株式会社レッドクリフ(以下、レッドクリフ)は、2024年12月21日(土)・22日(日)に大分県別府市で開催された「べっぷクリスマスファンタジア2024」にて、スペシャルドローンショーを実施した

別府らしさを詰め込んだクリスマスドローンショー

「べっぷクリスマスファンタジア」は約30年前に別府青年会議所が立ち上げた事業で、今年は別府市制100周年を祝う記念事業として例年よりもスケールアップ。2日間で約2万発の花火が打ち上げられ、ドローンショーがイベントの幕を華々しく開けたという。

スペシャルドローンショーは、レッドクリフと株式会社Wells Be(以下、Wells Be)の共同制作で行われた。300機のドローンが夜空に舞い上がり、別府市政100周年のロゴや、扇山火祭りなどをモチーフにしたアニメーションを次々と描き出した。

クリスマス音楽とともに、雪の結晶に温泉マークを組み合わせたデザインや、ベルトのバックルが温泉マークのサンタクロースが登場するなど、温泉地・別府の魅力とクリスマスが融合したユニークなプログラムを披露した。

また、クリスマスベルが輝くハートに変わり、螺旋を描くようにして出現したツリーのトップ飾りとなる演出や、「thank you」を「Thank ゆ」に変えた遊び心あふれるフィナーレで会場を沸かせた。

レッドクリフは今後も、地域の魅力とテーマを融合させた新たな感動体験を届けるとしている。

レッドクリフ

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Fri, 27 Dec 2024 14:07:40 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
JDRONE、離島へのドローン輸送実証実験を実施。災害時の輸送手段の確保へ https://www.drone.jp/news/20241227124346107331.html 107331 Fri, 27 Dec 2024 12:43:46 +0900 株式会社JDRONEは、「仙台BOSAI-TECH実証実験支援プログラム」について、宮城県塩竈市様の課題である「災害時の離島への物資輸送」をテーマに提案を行い、採択された

「仙台BOSAI-TECH実証実験支援プログラム」は、防災・減災課題に対する製品やサービスの有用性をその提供元がユーザーと共に検証を行う“課題解決に向けたアクション”だ。

背景‧課題

塩竈市が有する浦戸諸島には、4つの有人島があり、島民の生活物資は海上輸送に頼っている。荒天や地震災害時に海路が途絶えた際は、有人ヘリコプターにて食料や燃料といった生活必需品について物資輸送を行っている。

しかし、有人島の1つである朴島(ほおじま)には有人ヘリの着陸ポイントがなく、緊急時の輸送手段の確保が課題である。

解決策とポイント

  • 安定性、耐災害性が確保された、無人ヘリによる物資輸送 無人ヘリ「FAZER R G2」を使い、北浜緑地公園から約10km離れた朴島まで飛行を実施した。
  • FAZER R G2の特長 衛星通信とLTE通信との多重化された通信システムを持つ大型のシングルローター機である。また、ガソリンエンジンで駆動するため、重量物を搭載しての長時間飛行が可能である。
  • 受け手側の手動操縦者が不要 FAZER R G2の自動離発着機能により、朴島で待つ物資の受け手側に手動操縦者を配置せずとも、輸送開始から搭載物の荷下ろし後の帰還までのオペレーションが可能となった。

※同実証時は安全を考慮し、操縦者を配置した。

導入(実証)効果

25Kgの支援物資を搭載した機体との通信は途切れることなく、往復約23km、39分に渡る安定したフライトを実施できた。FAZER R G2の総ペイロードは30kg。

  • 朴島は平地が少ないため、機体は狭い範囲で着陸。その状況下でもFAZER R G2の自動離発着機能の精度は問題なく、設定通りの離発着を実施できた。
  • 地上では、汎用的なビデオ会議システム(Zoom及びTeams)を用いて、FAZER R G2搭載のカメラ映像や機体の位置情報等を共有。関係者による現場の状況把握が容易にできた。

業務概要

場所宮城県塩竈市
目的無人航空機を用いた離島への物資輸送
使用機体FAZER R G2(愛称 きびたき)
飛行ルート[往路]塩竈市北浜緑地公園から朴島
災害時の状況把握を想定し、朴島の周りを4分程度飛行の後着陸。フライト時間23分。飛行距離13.2km
[復路]朴島から塩竈市北浜緑地公園。最短経路にて飛行。フライト時間16分。飛行距離9.8km
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往路 ※出典:国土地理院地図を元にJDRONEが作成
241227_JDRONE_02
復路 ※出典:国土地理院地図を元にJDRONEが作成

実証実験の様子

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物資を搭載した「きびたき」
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離陸し、朴島へ向けて飛行開始
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Zoomにて、関係者がカメラ映像や機体位置情報を確認している様子
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朴島の着陸地点

JDRONE

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Fri, 27 Dec 2024 12:43:46 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
トルコ初の国産ドローン「Bayraktar TB2」が飛行時間100万時間を突破 https://www.drone.jp/news/20241227103645107300.html 107300 Fri, 27 Dec 2024 10:36:45 +0900 トルコ初の国産ドローンである「Bayraktar TB2」は、飛行時間が100万時間を超えた最初のトルコ航空機となった

2014年に就役したBayraktar TB2は、過去10年間で飛行時間が100万時間を超えた初の、そして唯一の国産ドローンとなり、最も長く使用されている国産航空プラットフォームとしての地位を固めた。

無人航空機メーカーBaykarは、輸出成功によりトルコを世界の無人航空機市場の65%を占める地位に押し上げた。この業績に重要な役割を果たしたBayraktar TB2は、100万時間の飛行時間を記録し、上空を約1億5,000万キロメートル飛行した。この距離は、その長距離飛行中に地球の周囲40,075キロメートルを3,742周分の距離に相当する。

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リビア、ナゴルノ・カラバフ、ウクライナなどの紛争地帯で国産のBayraktar TB2 UCAV(無人航空機)が成功を収めた。

2021年現在、トルコは米国、イスラエル、中国を上回り、世界最大の武装ドローン輸出国となってい。Bayraktar TB2は、その高度な技術、手頃な価格、迅速な納品、現場での実証済みの有効性により、世界中の多くの国で選ばれるようになった。

米国を拠点とするシンクタンクCNAS(新アメリカ安全保障センター)のレポートによると、トルコは世界の武装ドローン輸出の65%を占めるという。

241226_Bayraktar-TB2_02

Baykarは設立以来、すべてのプロジェクトを自社のリソースで運営しており、2003年にドローンの研究開発プロセスを開始して以来、全収益の83%を輸出から得ている。2023年、Bayraktarは18億ドルの輸出を達成し、トルコのすべてのセクターで最も輸出額が多い上位10社の1つになったという。

近年、Bayraktarは収益の90%以上を輸出から得ており、2023年には、Bayraktarだけで防衛および航空宇宙セクターの輸出の3分の1を占めた。現在、Baykar社が締結した契約の97.5%は輸出によるものである。輸出契約は合計35カ国と締結されており、そのうち34カ国はBayraktar TB2、10カ国はBayraktar AKINCIである。

NATOとEU諸国の上空で

Bayraktar TB2は、世界中の多くの場所での競争プロセスを経て、世界中の国々の在庫に加わっている。2023年、Bayraktar TB2は、クウェート国防省が実施した競争プロセスで勝利。デモ活動中、Bayraktar TB2は、米国、欧州、中国の競合他社を上回った。その結果、Bayraktarはクウェート国防省と重要な輸出契約を締結した。

2014年にトルコ軍に配備

トルコの国産ドローンメーカーであるBaykar社が独自に開発したBayraktar TB2は、その技術仕様と長い運用実績の点で、同クラスのトップクラスと広く考えられている。2014年にトルコ軍(TSK)に配備され、翌年には武装化されたこの航空機は、TSK、憲兵司令部、トルコ国家警察、国家情報機構(MIT)で引き続き使用されている。Bayraktar TB2は、2014年以来、国内外でテロとの戦いに積極的に貢献している。

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新たな初:自律バレルロール

2024年5月31日、Bayraktar TB2は自律バレルロール機動を実行した。この機動には、螺旋軌道を描き、自身の軸を中心に完全に回転することが含まれている。Bayraktar TB2は、戦闘機にとって最も重要な回避機動の1つである自律バレルロールを合計3回試み、これらすべての試行を成功させた。この機動を成功させることができる世界初かつ唯一のドローンとして、Bayraktar TB2はその自律性と空力能力の高度な性質を実証した。

93%の現地化率

2000年代初頭からトルコ人エンジニアのチームとともに無人航空機分野で国産かつオリジナルのソフトウェアおよびハードウェア システムを開発してきたBaykarは、15のエンジニアリング分野にわたる大きな強みにより、世界有数のテクノロジー企業の1つとして広く認められている。Baykarが独自に開発した重要な機器、設計、ソフトウェアを備えたBayraktar TB2は、イスタンブールのOzdemir Bayraktar国立技術センターで、93%が地元産業で引き続き製造されている。

記録保持

2019年7月16日、クウェートでのデモ飛行中、Bayraktar TB2は、高温や砂嵐などの厳しい地理的および気候的条件下で、27時間3分間連続飛行し、記録を更新した。国産ドローンは、ヨーロッパからアフリカまで、世界のさまざまな地域で遭遇する砂漠の暑さ、極寒、雪、嵐などのあらゆる悪天候の中で運用を続けている。トルコの高度記録である27,030フィート(約8.24キロ)も破っている。

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オリーブの枝作戦

国産ドローンBayraktar TB2は、トルコ軍が国内外で実施した塹壕作戦、ユーフラテスの盾作戦、オリーブの枝作戦に積極的に参加した。防衛専門家は、作戦が予想よりはるかに早く終了し、損失が少なかった最も重要な要因の1つは国産ドローンであるとしている。

Bayraktar TB2システムは、特にアフリンで行われたオリーブの枝作戦の範囲内で、全飛行の90%以上を実行し、5,300時間の飛行で作戦に実質的に足跡を残したという。

祖国を守る

クローやセイバーなどのテロ組織に対する数多くの作戦に参加してきたトルコ国産ドローン「Bayraktar TB2」は、分派テロ組織のいわゆるリーダーを標的とした作戦で引き続き重要な役割を果たしている。これらの任務に加え、トルコ国産ドローンは祖国を守る任務も負っている。

この文脈で、トルコ国産ドローンは東地中海で活動するトルコの探査船の安全確保のため空中護衛を行った。さらに、同じ範囲の任務で、2019年12月16日にダラマン海軍基地を離陸し、北キプロス・トルコ共和国のゲチトカレ空港に着陸した。

地震対応

国産のBayraktar TB2は、地震対応活動に大きく貢献している。2020年1月24日にエラズー シヴリツェを震源とするマグニチュード 6.8の地震が発生した後、Bayraktar TB2は迅速に現地に展開し、25分後からアンカラと被災した各県の危機管理センターにリアルタイムの画像と情報を送信し始めた。

「世紀の大災害」と呼ばれる2023年2月6日の地震の間、Bayraktar TB2は合計2,417時間6分間飛行して任務を完了した。この状況では、合計42機のBayraktar TB2が展開され、そのうち8機はBaykarラピッド・マッピング・ポッドと統合された。Bayraktar TB2は、捜索救助活動への航空支援に加え、地震後に発生した大量の車両交通を制御し、援助が中断なく届けられるようにする任務も負っていた。

移民の救出

役割を果たすBayraktar TB2は、エーゲ海と地中海の空域で進行中の不法移民の動きを監視することで、多くの不法移民の命を救うことに大きく貢献しているという。さらに、プッシュバックなどの人権侵害を記録するという、依然として世界的な課題となっている活動にも重要な役割を果たしている。

行方不明の観光客を発見

Bayraktar TB2は、自然の中で行われる捜索救助活動にも積極的に参加している。2021年12月31日、ブルサのウルダーでハイキング中に悪天候により行方不明になったデンマーク人、ユスフ・セペヒザーデ氏の捜索にも貢献した。

悪天候のため地元チームが辿り着けなかったデンマーク人観光客の位置は、アイドゥンから離陸した憲兵司令部所属のドローン「Bayraktar TB2」によって特定された。上空から行方不明の観光客の位置が特定された後、地元チームによって救助された。

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森林火災の検知

安全保障と人道支援の任務に加え、森林火災の消火でも重要な役割を果たしている。林業総局(OGM)と協力し、Bayraktar TB2は2020年から森林火災の早期検知と消火活動の効率的な管理に効果的に関与。2020年から現在までに、Bayraktar TB2によって合計4,091件の森林火災が検知されている。その結果、ヨーロッパで初めてハイテクドローンが森林火災の消火に利用された。

森林火災対策におけるトルコのソリューションは、2020年から現在まで成長を続けているという。OGMが決定したセンターに配備されたBayraktar TB2は、Baykarの専門家チームの調整の下で動作する。BaykarがアンカラのOGMの火災管理センターに構築した高度なソフトウェアと技術インフラストラクチャを備えたBayraktar TB2は、サーマルカメラを使用して1回の通過で400km2の領域をスキャンし、初期段階で最大約185km離れた火災を検出できる。

Bayraktar TB2は、2020年に345件、2021年に267件、2022年に1,109件、2023年に1,445件、2024年に924件の森林火災を第一発見し、森林火災の消火に効果的に貢献した。その結果、森林火災への介入時間は45分から11分に短縮されたという。

世界で活躍

国産ドローンBayraktar TB2は、トルコ軍の偵察・監視能力を大幅に強化しただけでなく、作戦中も多数の標的の破壊に成功した。春の盾作戦では、Bayraktar TB2が初めて飛行隊を組んで飛行し、多数の装甲車両、榴弾砲、多連装ロケットシステム(MLRS)、防空システムを破壊した。ドローンが世界で初めて戦場の主力として使用された春の盾作戦中、Bayraktar TB2は参加航空機による全出撃の80%を遂行した。

シリアのイドリブ地域で実施された作戦では、あらゆる種類の電子戦にもかかわらず、Bayraktar TB2は2,000時間を超える飛行時間を無事に達成した。世界の戦闘史上初めて、Bayraktar TB2が飛行隊を組んで戦闘で効果的な役割を果たした。

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カラバフ解放での役割

2020年9月27日、アゼルバイジャンはアルメニア占領下のナゴルノ・カラバフに対する軍事作戦を開始。作戦開始から44日後の2020年11月10日、アゼルバイジャン軍はアルメニアの占領を終わらせ、ナゴルノ・カラバフを制圧した。

アルメニアに対する作戦中、アゼルバイジャン軍は、Baykar社が独自に開発したドローン「Bayraktar TB2」をあらゆる戦線で活用した。防衛アナリストが確認した研究によると、Bayraktar TB2は、多数の防空システム、レーダーシステム、戦車、装甲車、トラック、弾薬庫、陣地、アルメニア軍の部隊を破壊した。

ウクライナとロシアの戦争でも活躍

2022年2月に始まったウクライナとロシアの戦争では、Bayraktar TB2が活躍し、戦争の戦力増強装置として勢力バランスを変えたウクライナでのこの成功は、Bayraktar TB2の影響力を示し、同クラスで最高であることを世界に示すものだという。

Baykar

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Fri, 27 Dec 2024 10:36:45 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
SpearUAVのカプセル化されたドローン「Ninox」シリーズ、即時の状況認識を提供するソリューション https://www.drone.jp/news/20241226190133107282.html 107282 Thu, 26 Dec 2024 19:01:33 +0900 イスラエルSpearUAVのドローン「Ninox」シリーズは、リアルタイムの戦場および国内安全保障(HLS)での状況認識を変える無人航空機システムだ

SpearUAVのソリューション(各バージョンには「Ninox」という接頭辞が付けられている)は、戦略的、戦術的、ミクロ戦術的な任務における有機的かつ即時の情報収集、監視、目標捕捉、偵察(ISTAR)能力の向上を目指している。

https://www.youtube.com/watch?v=I7zn3JYYWRQ

クーパーマン氏:ポップアップターゲットや近接脅威に即時対応する課題を克服したと考えています。個々の兵士、地上または海軍プラットフォームの乗組員、あるいは国境警備員が、偵察ドローン支援を呼び出したり調整したりする必要はありません。この技術は即座にアクセス可能で、彼らの管理下にあり、重要なのはISTAR能力が瞬時に提供されることです。

この開発の背景には、Ninoドローンが標準的な戦場装備として認識されることをSpearUAVが期待しているという考えがある。

クーパーマン氏:私たちは、ユーザーにドローンを、銃弾や手榴弾などの他の戦闘装備や弾薬と同じように扱ってほしいと思っています。ドローンは戦場の道具であり、いつでも躊躇なく使用できるように準備されています。そして、それは歩兵や陸上および海軍のプラットフォームの乗組員のためにあるかもしれません。

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Ninox 40マイクロ戦術ドローンは、40mmグレネードランチャーから発射でき、重量は250g未満(ISTARバージョン)

Ninox技術は、軽量でモジュラー式、即時使用可能なドローンを提供し、密閉されたプログラム可能な「スマート」カプセルに収められている。カプセルは、ドローンとユーザーの地上局/指揮統制(C2)システムの間のワイヤレスルーターとして機能し、ドローンはカプセルを介して任務がプログラムされると即座にそれを実行する。

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メルカバ主力戦車の73mm発煙弾発射装置システムに統合されたNinox 66カプセル型ドローン (緑のキャップ)。(SpearUAV)

各カプセルには独自の「発射機構」が組み込まれており、ドローンの発射と即時展開が可能となっている。SpearUAVはカプセル内の発射技術の正確な詳細は明らかにせず、非爆発性・非危険性のソリューションであるため、輸送するユーザーに安全上の問題はないと述べている。

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飛行中のNinox 40ドローン

ベン・チャイム氏:発射機構はスマートカプセルの核となる知的財産の一部です。開発には相当の時間と投資がかかり、イスラエル国防軍(IDF)の安全性と信頼性のプロトコルに従って、すでに広範囲にテストされ、承認されています。

カプセルはカプセル化されたドローンとユーザーの地上局/コマンドアンドコントロール(C2)システム間のワイヤレスルーターとしても機能する。

ベン・チャイム氏:ミッションはカプセル経由でドローンにプログラムされ、ドローンは即座にミッションを実行します。このシステムは直感的で、ユーザーはドローンの操縦方法を知る必要はなく、ミッションを遂行するだけです。

輸送中の過酷な環境条件や振動に耐えられるように作られたこのドローンは、密閉されたカプセル内に長期間メンテナンスなしで保管することもできる。カプセル化されたドローンは、既存のランチャーアーキテクチャ(歩兵用グレネードランチャー、陸上プラットフォーム用スモークグレネードランチャー、空中および海上発射システム)に組み込むことができるほか、固定位置/HLSタイプのミッション用にSpearUAVが開発した特注のランチャーにも組み込むことができる。カプセルをランチャーに合わせてカスタマイズすることも可能だ。

ベン・チャイム氏:すべての現代の陸上戦闘プラットフォーム(MBT、IFV)と同様に、巨大な砲塔には高度なシステムが詰め込まれているため、「スペース」の問題があります。私たちはそれを考慮に入れています。Ninoxシステムは、どのOEMランチャーからでも発射できます。主にスモークグレネードランチャーについて話していますが、ミサイルランチャーでもかまいません。カプセルのサイズは、いずれのシステムにも合わせることができます。追加のアセットや別のランチャー、別の完全な統合は必要なく、カプセルを既存のランチャーに合わせて調整できます。

Ninoxファミリーは、103mm、66mm、40mm口径の3つのベースラインシステムを提供する。現在の構成では、すべてのシステムに昼夜カメラ、人工知能(コンピュータービジョン)と自動ターゲット追跡、ホーミングアルゴリズム、全地球航法衛星システム(GNSS)と慣性測定ユニットの統合ナビゲーション、市販の安全な双方向データリンク、組み込みメッシュネットワーキングとスウォーム機能が備わっている。

オプション機能により、GNSSが利用できない環境での運用が可能になる。すべてのシステムは、リチウムイオンバッテリーを使用した電動モーターで駆動され、クワッドコプター構成で展開可能なローターブレードを備え、移動中またはカバーの下から発射できる。

現在までに、Ninoxの一連のシステムは、1,000時間を超える運転試験とデモンストレーションを達成している。

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現在TRL 9の戦略戦術型Ninox 103は、より大規模な陸・海・空のプラットフォーム向けである

Ninox 103は顧客の要望から生まれたもので、同種としては初のもので、Ninox開発全体の「技術エンジン」となっている。長さ1,050mmのカプセルに収められ、基本重量は2kgで、最大1.5kgのペイロードを搭載できる。

また、このシステムの公称飛行時間は60分、見通し内(LOS)通信範囲は10kmだが、ベン・チャイム氏によると、ブリッジを増やすことでさらに延長できるという。

Ninox 103の開発はイスラエル国防省(IMOD)の資金提供により加速され、具体的な非公開のプログラム要件を満たし、IDFプラットフォームで初期運用能力(IOC)を達成しているという。

SpearUAVとIMODはどちらも、IDFでのNinox 103の予定プラットフォームを特定することを拒否したが、より大規模な無人航空機システムに装備される可能性はある。

ベン・チャイム氏:Ninox 103の開発は現在TRL9で、イスラエル国防省を含む2社の顧客に装備させるために完全なシステム開発を行っています。103は戦術的というより戦略的なシステムです。主力戦車や歩兵戦闘車から発射できますが、地上でも地上以外でも、より大規模なプラットフォームに搭載できます。

標準的な66mm(米国のM1エイブラムスMBTなど)だけでなく、73mm(イスラエルのメルカバMBTなど)や76mmプラットフォーム搭載型発煙弾発射装置からも発射できるように設計されたNinox 66カプセルは、長さ420mm、重さ約1kgで、風速20ktで最大700gの有効ペイロードを運ぶことができる。このシステムの推定飛行時間は50分、LOS通信は10km、飛行範囲は最大25km。

ベン・チャイム氏:Ninox 66は、MBT、IFV、中型・小型戦術車両など、あらゆるタイプの地上車両、また、核施設の境界フェンス、国境フェンス、重要インフラ施設などの構造物の固定または静的ランチャーに組み込むことができるHLSアプリケーション向けに位置づけています。警察部隊やHLSタイプの編成で使用するための「ソフトビークル」にも使用できます。すでにこれらの車両タイプの1つから発射しており、車両への発射の影響はわずかです。このシステムは、施設のC2システム、C2車両に乗った基地司令官、およびタブレット上の展開された地上部隊に同時に画像を中継できる重要なインフラ保護向けにテスト済みです。

現在TRL 6のNinox 66は、IDF評価のための開発を進めるためにIMOD防衛研究局の資金提供を受けている。このシステムはIDFのメルカバMk 4主力戦車から移動中に発射され、ISTAR画像を異なる基地、部隊、個人に同時に中継できる「ポイントツーマルチポイント」モードでテストされている。

ライフルに取り付けられた専用の40mmグレネードランチャーでの発射を目的としたマイクロタクティカルNinox 40は、全長310mmで、ISTARペイロードの重量は250g未満だ。

ベン・チャイム氏:Ninox 40の持続時間は約40分、LOS通信は4kmですが、ブリッジを増やすとさらに長く機能する可能性があります。飛行範囲は約15kmです。マイクロタクティカルシステムではありますが、実際には市街地/準市街地で活動する小規模な分隊レベルの編成向けに設計されています。

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Ninox 103のコンピューター生成画像。このドローンは現在、IMODおよび別の非公開顧客向けに完全なシステム開発中

SpearUAVは、重量500gで「特別な」ペイロードが200gのNinox 40の将来型の開発を評価している。

ベン・チャイム氏:もちろん持続時間は短くなりますが、異なる種類のミッション向けに構成されます。Ninox 40は現在TRL 5で、IMODを含む複数の顧客向けのデモ段階にある。このシステムはM203シングルショットグレネードランチャーとIWI GL 40グレネードランチャーでテストされている。Ninoxシステムの基本アーキテクチャは、最初からモジュール式でペイロードに依存しない設計になっています。

現在は昼夜カメラを使用していますが、このシステムはVISINTやCOMINTなどのさまざまなペイロードと統合できます。また、より大型の103や66の型では、SIGINT(信号諜報)やEW(電子戦)など、より高度なさまざまなペイロードを統合することも可能です。

Ninoxのすべてのミッションセットは、独自のSpearUAVソフトウェアを使用してドローンにプログラムできる。

ベン・チャイム氏:個々の兵士と軽量プラットフォームのC2には、市販のタブレットを使用していますが、多くの部隊が独自のシステムを使用することを好むことを認識しており、そのためC2ソフトウェアを彼らのタブレットに組み込むことができます。MBT、IFV、その他の大型プラットフォームについては、組み込みの戦闘管理システムにソフトウェアを組み込みます。

Ninoxテクノロジーの実際の開発とは関係ないが、IMODの防衛研究局は、主に資金提供とテストを通じて、特定のIDFプログラム要件に合わせてSpearUAVシステムの一部を進化させる上で重要な役割を果たしてきたという。

ランドー中佐:過去2年間、IMODはドローン開発の進歩と、民間ドローンのテクノロジーと軍事および国土安全保障アプリケーションの使用方法を調査してきました。SpearUAV は、戦場に新しいものをもたらすことができる、いくつかの新しい、非常に独特な技術をもたらしてくれました。私たちにとって重要なのは、兵士にとって SpearUAV技術の即時性と使いやすさでした。したがって、私たちは、これらの技術を私たち自身の運用用途にどのように進化させることができるかを見るために、時間と資金を投資することにしました。

ランドー中佐は、少なくとも1つの装甲アプリケーションについて、統合の容易さとオペレーターの安全性が、この技術を評価する上で重要な考慮事項であるとした。

ランドー中佐:陸上プラットフォームの場合、プラットフォームに追加のシステムを搭載するのではなく、既存のインフラストラクチャを活用するという考えでした。したがって、私たちはMerkava MBTプラットフォームにすでに搭載されている73mm 発煙弾発射装置を使用し、それに応じてカプセル統合型ドローンを特徴付けることにしました。私たちは、乗組員が即座に状況を認識し、乗組員が複雑ではなく直感的に使用できるシステムを望んでいます。基本的に、車両内のオペレーターはボタンを押して画面を見るだけで、すぐにISTAR機能を利用できます。また、オペレーターは装甲服の下にいるためリスクはなく、Ninoxはプラットフォームの戦闘管理/車両状況認識システムと直接通信します。画像は砲手の視界に直接中継できるため、プラットフォームの状況認識範囲が効果的に拡張されます。また、車両が静止しているときや移動しているときにも、ターゲットを捕捉したり敵の砲火を特定したりするために使用できます。

ランドー中佐は、IDFが「現在、SpearUAVテクノロジーを使用していくつかの活動を行っている」ことを確認した。

ランドー中佐:概念実証は完了しており、このテクノロジーがもたらすものはわかっています。今度はテストと評価を行い、装甲作戦の概念にどのように適合するかを確認する必要があります。これは1つの取り組みですが、このテクノロジーは、航空、海上、グレネードランチャーを備えた歩兵ユーザーが手持ちで持つなど、さまざまなプラットフォームで使用できます。近い将来、この新しいテクノロジーをどのように活用するか、コスト効率よく使用する方法、および使用するチームの運用にどのような影響を与えるかを検討します。これが我々の作戦戦術、技術、手順をどのように変えるかを理解する必要があります。より多様な、より複雑な任務のためにNinoxドローンにさまざまなセンサーや機能を追加することを構想しています。

SpearUAV

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Thu, 26 Dec 2024 19:01:33 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
ACSL、総額1億3000万円の大型案件を受注。三菱HCキャピタルに小型ドローン「SOTEN」を納入へ https://www.drone.jp/news/20241226154851107257.html 107257 Thu, 26 Dec 2024 15:48:51 +0900 ACSLは、小型空撮機体「SOTEN」を三菱HCキャピタルに納入する総額1億3000万円の大型案件を受注したと発表

ACSLが主に事業を展開するドローンを取り巻く事業環境は、日本の社会課題となっている、労働人口の減少や高齢化に伴う労働力不足による社会インフラの維持に向けた課題、生活様式の変化に伴う業務量の増加による労働力の需要の供給のミスマッチなどに対し、オペレーションの効率化・無人化の手段として、ドローンの有用性が認知されつつあり、その利用が広がっている。

一方、地政学的リスクの高まりや不安定な世界情勢などから、経済安全保障やセキュリティへの関心が強くなっており、ドローンにおいてもセキュアなドローンへの需要が高まっている。

ACSLは、国内のドローンメーカーとして、特定の用途に特化した用途特化型機体の量産を行っており、空撮分野においては、国産のセキュアなドローンである小型空撮機体「SOTEN」を展開している。

今回ACSLは、三菱HCキャピタル株式会社より、インフラ点検用途として小型空撮機体「SOTEN」を納入する大型案件(以下、本案件)を受注した。

受注の概要

ACSLは、国内における以下の大型案件を受注した。

受注内容 小型空撮機体「SOTEN」
受注金額 130百万円
納 期 2024年12月(予定)

ACSL

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Thu, 26 Dec 2024 15:48:51 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
英軍、対ドローン電波兵器のテストに初成功。1発あたりのコストはわずか約20円 https://www.drone.jp/news/20241226143049107249.html 107249 Thu, 26 Dec 2024 14:30:49 +0900 英軍は、非常に安い費用で、電波を使ってドローンの群れを撃墜できる兵器の試験に初成功した

無線周波数指向性エネルギー兵器(RFDEW)開発システムは、陸、空、海上のさまざまな脅威を検出、追跡、対処することができる。

RFDEWは、発射1回あたり約20円の推定コストで、最大1km離れたターゲットをほぼ瞬時に無力化することができ、従来のミサイル基地防空システムをコスト効率よく補完できる。

RFDEWは、レーザー光線による光エネルギーではなく、無線周波数を使用して敵の脅威を阻止する点で、DragonFireなどのレーザー指向性エネルギー兵器とは異なる。

この兵器は高周波を使い、ドローンなどの機器内の重要な電子部品を破壊したり損傷させたりして、機器を動かなくしたり落下させたりすることができる。また、陸上や海上の脅威に対しても使用できる。

英国陸軍は、RFDEWのデモ版の試験に成功した。この開発システムは、Thales UKが主導し、下請け業者のQinetiQ、Teledyne e2v、Horiba Miraを含むコンソーシアムによって開発され、英国で最大135の高度なスキルを必要とする仕事をサポートしている。

この進歩は、技術を急速に進歩させ、国家安全保障の強固な基盤を構築することで、政府の変革計画の実現に貢献する。

高度な自動化により、システムは1人で操作でき、MAN SVなどの軍用車両に搭載して機動性を確保できる。

マリア・イーグル英国防調達産業大臣は、次のようにコメントする。

英国軍による我が国の無線周波数指向性エネルギー兵器の発射成功は、英国にとって形勢を一変させる可能性のある国家兵器への新たな前進です。 防衛専門家と業界が協力して最先端の装備を軍隊に提供しているのは素晴らしいことです。 これは、英国が指向性エネルギー兵器の最前線に留まり、我々が直面する新たな脅威に対して決定的な優位性を築き上げていることを示すものです。

陸軍の王立砲兵試験開発部隊と第7防空軍グループによる実弾射撃試験が最近、ウェールズ西部の射撃場で完了し、英軍として初めてドローンを標的とし、交戦することに成功した。

ここ数か月で完了したユーザー実験トライアルにより、陸軍の防空要員は、さまざまな範囲の環境、脅威の種類、交戦シナリオにわたるさまざまな構成で機能の潜在能力を探索し、実行できるようになったという。

この活動は、5月に発表され、英国防省の防衛装備・支援部門と防衛科学技術研究所(Dstl)の共同事業であるチームHERSAによって実施された開発プロセスに沿ったものだ。

DstlプログラムリーダーのMatt Cork氏は、次のようにコメントする。

このテクノロジーを当社のサービス担当者に提供することは、非常にやりがいのあることです。 Dstl は DE&S および業界と連携して取り組んでおり、無線周波数技術の急速な進化に貢献しています。

Thales IASのマネージングディレクターであるナイジェル・マクヴィアン氏は、次のようにコメントする。

RFDEWの射撃試験が成功したことを大変嬉しく思います。Thalesは40年以上にわたってこの先駆的技術の最前線に立っており、政府パートナーとともにこの分野での継続的な研究開発により、この分野の明るい未来への道が開かれています。 この最新の試験は、英国が軍の将来の運用能力を強化するための継続的な取り組みにおいて極めて重要な瞬間を示すものであり、複数の空中脅威を打ち負かすための正確で強力かつ費用対効果の高い手段を提供します。

試験プログラムにより、さらなる開発と実験が継続される一方、チームHERSA はオペレーターと協力し、RFDEWの要件、原則、技術を開発して、ミッションに最適化された次世代のRFDEWを形作っていくという。

無線周波数指向性エネルギー兵器(RFDEW)とは

無線周波数指向性エネルギー兵器(RFDEW)は、重要な資産の保護と防衛に使用する従来の兵器システムの補完的な代替手段となる新しい防空ソリューションだ。

指向性エネルギー兵器とは、発射体を使わずに単独または複数の標的を混乱させたり、損傷を与えたりするタイプのシステムを指す。

侵入する脅威を妨害したり混乱させたりする既存のシステムとは異なり、RapidDestroyerとして知られるThales RFDEWシステムは、強力な破壊メカニズムだ。

このシステムは、電子要素に干渉する高強度のRF波を放射して侵入する脅威に含まれる敏感なコンポーネントを混乱させ、損傷させることで機能します。

英国で開発されたRapidDestroyerは、侵入する複数の脅威を一度に排除できるため、ドローンの群れなど、現代の戦場で見られる進化する課題に対抗するのに非常に適しています。

RFDEWは、レーザーの使用も含まれる、より広いカテゴリの指向性エネルギー兵器の一部だ。

この技術は絶えず進化しており、具体的な実装は個々の要件によって異なる。Thalesの複合兵器システムは、自動化の導入によりオペレーターの負担を軽減しながら、侵入する脅威を検出、追跡、および撃退する機能をユーザーに提供する。

さまざまな構成で利用できるRapidDestroyerは、スタンドアロン、エフェクターの集合体の一部、またはForceShieldなどの統合防空構成の一部にすることができる。

1発あたりわずか約20円のRFDEWは、飛来する小型および超小型ドローンの群れをコスト効率よく排除する方法であり、軽量多目的ミサイル(LMM)などの既存の従来の短距離防空システムを補完する優れたシステムだという。

ThalesのRFDEWシステムは、運用上の裁量と、最大1kmの脅威検出および交戦範囲を高い精度で提供するとしている。

英軍

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Thu, 26 Dec 2024 14:30:49 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
三菱重工、開発中のヘリ型ドローンで夜間・長距離の高速道路状況確認に関する実証試験を実施 https://www.drone.jp/news/20241226115237107232.html 107232 Thu, 26 Dec 2024 11:52:37 +0900 三菱重工は、東日本高速道路株式会社(以下、NEXCO東日本)の協力を得て、常磐自動車道において、夜間通行止め時に無人機による高速道路状況確認の実証試験を実施した

従来のパトロールカーに代わり、ヘリ型ドローンを用いたパトロールを想定したもので、その有効性を確認することができたという。

実証試験は、常磐自動車道の大熊ICから浪江IC間の10.2kmの区間において、三菱重工民間機セグメントが現在開発中の小型シングルローター型ドローンを用いて実施した。

ヘリ型ドローンから撮影した高速道路路面状況

高速道路上空を時速50~60kmで夜間自動飛行し、高速道路上での安定した飛行が可能であることや、搭載したカメラによる夜間の高速道路の路面状況や落下物の認識が可能であることを確認した。

ヘリ型ドローンから撮影した高速道路落下物の状況

三菱重工は今後、AIによる落下物自動認識や複数機同時運航の実証試験も行っていく予定だという。

三菱重工は今後も引き続き、無人機によるさまざまな課題解決に取り組むことで、安全・安心・快適な社会の実現に貢献するとしている。

ヘリ小型ドローン 仕様

耐風性 風速20m/sを考慮したシングルローター型
駆動方式 ガソリンエンジン
機体寸法 長さ 約2m × 幅 約0.5m × 高さ 約0.9m
航続時間 最大2時間
飛行速度 巡航速度80km/h(最大130km/h)
ペイロード 7kg(燃料含む)
追加装備 ・可視光+IRカメラ(路面状況の監視用)
・路面照射用ライト(夜間飛行対応)

三菱重工

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Thu, 26 Dec 2024 11:52:37 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
大晦日は人気お笑い芸人×ドローンショー!富士急ハイランドで笑い納め&カウントダウンドローンショー開催! https://www.drone.jp/news/20241226101755107209.html 107209 Thu, 26 Dec 2024 10:17:55 +0900 株式会社ドローンショー・ジャパンは、2024年12月29日(日)〜31日(火)の3日間、富士急ハイランドにて、音楽に合わせドローンと花火が融合した年末特別ドローンショー(観覧無料)を実施する

富士急ハイランドで年末特別ドローンショーを12月29日(日)〜31日(火)の3日間開催!大晦日は人気お笑い芸人が出演する「富士急ハイランドカウントダウンライブ2024-2025」も。どちらも観覧無料!

500機のドローンと花火が融合した年末特別ドローンショー

29日・30日のドローンショーではジェットコースターのモチーフやハイランダー等、様々なモチーフがアニメーションで描かれる。 さらに!31日にはドローン&花火ショーを開催。 2024年を振り返るコンテンツも登場し、花火とともに大晦日の夜空を彩るという。

開催日 2024年12月29日(日)〜31日(火) 3日間開催
ドローンショー時間(予定) ① 12月29日(日)・30日(月) 18:50頃〜
② 12月31日(火)23:50頃〜
観覧場所 富士急ハイランド内セントラルパークイベントステージ
観覧料金 無料
主催 富士急ハイランド
ドローンショー企画・演出 株式会社ドローンショー・ジャパン
※31日(大晦日)のみカウントダウン特別バージョン。 ※2024年8月、9月、10月開催のドローンショーと内容は異なる。 ※悪天候により開催時刻の変更、中止になる場合あり。

12月31日(大晦日)は、人気芸人とともに笑いで締めくくる

年越しを人気芸人とともに笑いで締めくくる毎年恒例イベント「富士急ハイランドカウントダウンライブ2024-2025」が今年も開催!イベントは入園無料、観覧席・立ち見無料。

今年はイベントのMCとして「博多華丸」が登場。さらに、「FUJIWARA」(企画コーナーのみ)、「スリムクラブ」、「鬼越トマホーク」、「兼光タカシ」、「おばたのお兄さん」ら人気実力派芸人が次々に登場し、会場に爆笑の渦を巻き起こすという。

ドローンショーと盛大な花火と炎の演出

芸人と会場にいる全員で2025年の幕開けを“元気”に迎える。富士急ハイランドであたらしい一年の幕開けをドローンショーとともに提供する。

「富士急ハイランドカウントダウンライブ2024-2025」 概要

開催日時 2024年12月31日(大晦日)23:00~24:10頃(予定)
観覧場所 富士急ハイランド内セントラルパークイベントステージ
観覧料金 入園無料、観覧席・立ち見無料
出演 博多華丸(MC)
FUJIWARA(企画コーナー)、スリムクラブ、兼光タカシ、鬼越トマホーク、おばたのお兄さん
※予告なく出演者の一部が急遽変更の場合あり

ドローンショー・ジャパン

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Thu, 26 Dec 2024 10:17:55 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
Rainが自律型消防無人機を開発。火災消火専用ヘリ型ドローン「MK2」、リアルタイム火災情報システム搭載 https://www.drone.jp/news/20241225183302107202.html 107202 Wed, 25 Dec 2024 18:33:02 +0900 Rain社が開発した火災消火専用ヘリ型ドローン「MK2」は、消防航空機の自動化に必要な技術が現時点で存在していることを示す

リアルタイム火災情報システムや圧縮空気泡システム(CAFS)などの新技術の試験プラットフォームとして機能する。

同社は気候変動に立ち向かい、消防士が命を守り、財産を保護するために、自律型消防航空機を開発することを使命としているという。

背景

森林火災は、毎年80億トンのCO2を排出し、地球全体の微小粒子汚染の3分の1以上を占める、気候変動の最大の原因の一つとなっている。火災は命や生活、コミュニティに影響を及ぼし、直接的および間接的な被害を引き起こす。避難や空気の質の悪化も含まれる。大規模な森林火災の発生率は干ばつとともに増加しており、アメリカでは6人に1人が重大な火災リスクのある地域に住んでいるという。

進化する技術

「インテグレーションキット」は既存の航空機に迅速な火災抑制機能を追加するもので、火災検知、ルート計画、抑制戦略、消火剤のターゲティングを行う。これにより、遠隔地にある高リスク地域に航空機を事前配置し、近くの発火地点に迅速に対応できるという。

同社は2022年、各分野で知識豊富なメンバーをチームに迎えたほか、カリフォルニアの革新的な消防士たちとの協力も進展。同社は小型のキットヘリコプターから1,000ポンド級のヘリコプターへ移行し、ミッションコンピュータ、赤外線および可視光カメラ、INS、GPS、通信リンク、火災検知システム、消火装置を搭載できるようになった。

試験飛行と成果

同社は、リアルタイムの火災マッピングソフトウェアと独自の泡消火システムを組み合わせ、安全に管理された試験火災を抑制することに成功している。

試験飛行中、火災マッピングシステムは火点を6フィート以内に特定し、航空機で抑制。この精密なターゲティングは、コンピュータビジョンと自動操縦システムを活用することで可能になった。チーフエンジニアのエフライム・ノワック氏は次のようにコメントしている。

ノワック氏:圧縮空気泡システムは現在、地上での森林火災消火に使用されていますが、これを航空機で展開するには精密なターゲティングが必要で、現代の自動操縦技術でようやく可能になりました。

Rain

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Wed, 25 Dec 2024 18:33:02 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
DARPA、無人水上艇による海上での自動燃料補給試験に成功。2025年春の実装を予定 https://www.drone.jp/news/20241225175408107188.html 107188 Wed, 25 Dec 2024 17:54:08 +0900 国防高等研究計画局(DARPA)の「No Manning Required Ship(NOMARS)」プログラムでは、同プログラムの無人水上艇「ディファイアント(Defiant)」に使用するための海上燃料補給(FAS)の初試験が成功裏に完了した

ディファイアントは長期間海上で自律的に運航することを目的とし、船上に人間を乗せる想定が一切ない設計。試験は、米海軍PMS-406(無人海洋システムプログラム事務所)とUSV Squadron 1(USVRON-1)との協力で行われ、PMS-406の実験用水上ドローン「レンジャー」と「マリナー」が使用された。

水上ドローンにおける海上燃料補給は課題であり、現在の海上燃料補給ソリューションでは、補給対象のプラットフォームで人員がラインやホースを操作する必要がある。

この作業に人員が必要になると、水上ドローンの設計や運用に大きな制約が生じる。たとえ短時間であっても、人員の安全を確保するための設計が求められるほか、高波や強風の中で水上ドローンに人員を輸送することはリスクが高く危険を伴う場合もある。

NOMARSの海上燃料補給アプローチは、水上ドローン側に人間が不要な設計となっているが、給油船側には人員が配置される。このアプローチは、軍事補給司令部(MSC)のタンカー乗員にとって馴染みやすい標準的な燃料補給の運用概念(CONOPs)にできるだけ近づけることで、彼らの学習コストを削減することを目指している。DARPAはNOMARSプログラムを通じて、MSCの「タルガグループ」と緊密に協力し、海上燃料補給システムおよび運用概念の開発を支援した。

今回の試験では、「レンジャー」が「ディファイアント」に搭載されるシステムの試作受け入れステーションを装備し、「マリナー」にはNOMARSの主要請負業者であるセルコ社がカスタム設計した燃料補給ミニステーションを搭載。試験中、両船には人員が配置されていたが、受け入れ側の操作には一切関与しなかった。

241225_DARPA_01
提供:DARPA

チームは航行中にシステムの運用概念の全工程を実証。これには、リードラインの給油側への引き渡し、燃料補給プローブの水上ドローン側への接続、および水のポンピングが含まれる。これはシステムの水上試験としては初めての試みであり、全工程が成功裏に実演された。今回の試験は、米海軍PMS-406およびUSVRON-1の人員とリソースの支援と協力なしには達成できなかったとしている。

次の海上燃料補給試験は、NOMARSの「ディファイアント」の海上試験期間中に実施される予定。ディファイアントは全長180フィート、240メトリックトンの軽量船で、現在建造の最終段階にあり、2025年春に複数月にわたる海上デモンストレーションに向けて出航する予定だという。

DARPA

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Wed, 25 Dec 2024 17:54:08 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
KDDI、Starlink衛星との直接スマホ通信サービス提供開始に向け電波発射の許可を取得。2025年春頃からサービス予定 https://www.drone.jp/news/20241225141703107164.html 107164 Wed, 25 Dec 2024 14:17:03 +0900 KDDIは、総務省から携帯電話端末で衛星直接通信を行うための免許の交付、米国連邦通信委員会(FCC)から商用ライセンスに基づくStarlink衛星の電波発射の許可を取得

これを受け、12月25日にStarlink衛星からの電波を発射し、年内には一部の方を対象にベータ版サービスを提供予定だ。

ユーザー向けのサービスは、安定した品質のサービス提供と対応機種拡大に向け、ベータ版サービスを通じて全国各地域で技術検証を行ったのち、2025年春頃から本格提供を開始予定だという。

来年春から開始されるサービス内容が、テキストメッセージのみなのか、それともデータ通信が可能なオプションが付加されるのかは、まだ明らかではない。しかし、その詳細には非常に興味を引かれるところである。

https://www.drone.jp/news/20241209175500105735.html

KDDI

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Wed, 25 Dec 2024 14:17:03 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
レッドクリフ、ドローンアートショーケース「MANI MANI」を12月31日に神戸で開催 https://www.drone.jp/news/20241225114017107149.html 107149 Wed, 25 Dec 2024 11:40:17 +0900 株式会社レッドクリフ(以下、レッドクリフ)は、2024年12月31日(火)に兵庫県神戸市で開催される「神戸イルミナージュ」とコラボレーションし、RED CLIFF ART LABEL ショーケース「MANI MANI(間に間に)」を初開催する

RED CLIFF ART LABELショーケース「MANI MANI(間に間に)」

レッドクリフはこれまでのドローンショーとは異なる体験を創造するために、「RED CLIFF ART LABEL」という新たな挑戦を始める。

「星と私たちの間(ま)」が未来永劫美しくあるよう願いを込めて誕生した「MANI MANI」は、RED CLIFF ART LABELにとってアーティストとともに描く真っ白なキャンバスだという。また、鑑賞者やイベントオーガナイザーにとっては、アート体験と空の美術館を彷彿とさせる存在を目指すとしている。

最大500の光で贈る6つのシグナル

「MANI MANI」という夜空のキャンバスは、2024年の大晦日、21:00過ぎから約30分間出現する。

初回となる今回のテーマは「IF(Imaginary F = Fruits & Flower)」で、500機のドローンが光を放ちながら、アーティストとともに音楽や光の動きで感情に訴えかけるアート表現に挑戦する。関西・神戸の夜空から世界へ向けて「IF」のメッセージをお届けする特別なひとときを提供するという。

参加アーティスト

※アルファベット順 ※アーティスト名:「タイトル名」

約30分間で6作品のパフォーマンスを予定している。

  • 404.zero:「Algorithmic Sky」
  • Hiramoto Tomoi:「Seeing the Lost」
  • MeyaMeya:「Treasure in view」
  • .MIRAI + RYU:「VETI」
  • Riomar McCartney(upcoming.studio):「Star’s Whisper — A Sandbox of Our Universe」
  • SMTO:「Floating Scape」

監修

竹川潤一(クリエイティブディレクター)

「神戸イルミナージュ カウントダウン NEW YEAR フェスティバル2024-2025」/「REDCLIFF COUNTDOWN DRONE SHOW 2025」概要

開催日時 2024年12月31日(火)21:00~26:00/21:00入場開始
開催場所 道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢(兵庫県神戸市北区大沢町上大沢2150)
入場料金
  • カウントダウンチケット:大人8,000円/小人4,000円/ペット500円
  • カウントダウンチケット+LIVE MUSIC付:大人15,000円/小人10,000円/ペット入場不可
※税込価格 ※乳児無料(1歳未満)

レッドクリフ

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Wed, 25 Dec 2024 11:40:17 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
NTTイードローン、ドローンを活用した砂防堰堤点検実証試験の実施。全長7km超の自動ドローン航行 https://www.drone.jp/news/20241225102546107130.html 107130 Wed, 25 Dec 2024 10:25:46 +0900 アジア航測株式会社は、株式会社NTT e Drone Technology(以下、NTTイードローン)と連携し、災害時を想定した砂防堰堤の被災状況確認に対しドローン活用の効果検証を実施した

検証では、山奥にある砂防堰堤に対し、全長7km超の自動航行を実施し、被災状況確認の効率化に対して十分な効果を確認した。

取り組み背景

砂防堰堤は山間部に設置され、大雨による土砂崩れや土石流を防ぐ役割を果たしております。山間部に設置されているため、移動だけでも多くの時間を要する。

地震や噴火など起きた際は現場の状況確認に迅速性が求められるが、危険が伴うため現場へ近づくことが厳しくなる。そこで上空LTEに対応ドローンを用いた長距離飛行の空撮を実施し、被災状況確認の効率化の効果検証を実施した。

実証概要

実証日時 2024年9月~11月
実施場所 長野県、群馬県、静岡県における砂防堰堤
実証内容 ドローン空撮(自動航行)により砂防堰堤の状況確認が可能か検証
使用機体 Parrot(仏)製 ANAFi Ai
役割分担 アジア航測: 飛行計画立案
NTTイードローン: 機体運航

実証結果

撮影対象の砂防堰堤から高度約50ー100mで撮影を実施し、状況の確認が可能であることが確認できた。

ANAFi AiのFlightPlan機能を用い、山の斜面に沿ってウェイポイントの高度を設定し、砂防堰堤通過時のジンバル角度、画角を調整することで砂防堰堤の上流、下流、周囲のそれぞれの状況を自動航行によって確認することができた。

ドローン撮影映像

今後の取組み

砂防堰堤などの砂防関係施設は一般にアクセスがしにくい山間部の渓流内にあり、樹木や地形の制約から、機体とプロポの通信可能範囲が制限されてしまうという課題があった。

今回、上空LTE を利用することにより、通常よりも遠方から調査を行うことができ、調査の効率だけでなく調査員の安全性の向上にもつなげることができると感じたという。また、今回使用した機体はドローンの中では小型で、可搬性にも優れることから砂防分野での活用が期待される。

実証試験では、事前に机上検討した飛行ルートを参考に、現地でテスト飛行を行い、最終的なコースやジンバル角度などの調整した。今回の実証では安全管理や品質管理の観点からルートの微調整を綿密に行いながら飛行を実施したが、緊急時を想定すると机上におけるルート設定の精度向上が課題になると想定される。

アジア航測ではNTTイードローンと連携し、今後もドローン活用の知見を蓄積しながら実際の現場における活用を目指すとしている。

NTT e-Drone Technology

アジア航測

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Wed, 25 Dec 2024 10:25:46 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
2024年を振り返って ~ドローン撮影の旅と深センでの修理体験~[田路昌也の中国・香港ドローン便り]Vol.47 https://www.drone.jp/column/20241225095022106975.html 106975 Wed, 25 Dec 2024 09:50:22 +0900 国内外での印象的なドローン撮影の機会に恵まれた2024年を振り返る

師走に入り、2024年もあとわずか。今年を振り返ると、国内外での印象的なドローン撮影の機会に恵まれた一年でした。コロナ禍で抑制されていた撮影の旅が、香港や中国はもちろん、日本各地、そしてトルコでの素晴らしい景色の空撮という形で実現できました。

印象に残る撮影地

特に印象深かったのは以下の3つのロケーション:

  • 九州・阿蘇:壮大な火山景観をドローンで捉えた撮影 阿蘇ドローン手形を活用し、雄大なカルデラの全貌を空から収めることができました。起伏に富んだ地形と広大な草原が織りなす景観は、空からこそ味わえる絶景でした。
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阿蘇の広大な景観を捉えた空撮写真。手前に広がる草原と遠くに連なる山々が印象的
  • 香川・高松:瀬戸内海を望む独特の都市景観 Flyersを使った簡単な飛行許可申請により、スムーズな撮影が実現。海と山が調和する高松ならではの景観を上空から捉えることができました。
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瀬戸内海を背景に、整然と並ぶ円形劇場の構造が美しい
  • トルコ:カッパドキアの奇岩群やボスポラス海峡の雄大な風景 長年の夢だったトルコ空撮。独特な地形と歴史的な街並みが織りなす風景は、まさに感動そのものでした。
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早朝のカッパドキアの街並み。奇岩群と建造物が溶け合う幻想的な風景

コロナ禍で旅行ができなかった頃、「いつか必ず、色んな場所でドローン撮影を」と夢見ていました。その願いが今年ようやく実現できました。香港や中国はもちろん、日本各地、そしてトルコでの撮影を通じて、地上からでは決して見ることのできない新しい視点での景色との出会いに恵まれたことは最高の思い出となりました。

深センDJI旗艦店での修理体験

年末といえば大掃除や後片付け。翌年になにか思い残したり、何かを引きずることのないよう、スッキリと新年を迎えたい―。 そんな思いから、今年唯一心に引っかかっていることを解決することにしました。

それは高松合宿でのマニュアル操作中に落下し、本体が一部破損したDJI Neoの件です。

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カメラ周辺とプロペラガードが痛々しい状態

これまでだましだまし使っていたのですが、最近では撮影時にカメラに黒点が表示されるようになってきました。いよいよ本格的な修理が必要な時期。年末のスッキリ計画第一弾として、以前DJI Mini 4 ProのLTEモジュールテストで訪れた深セン・南山の旗艦店に出向きました。

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DJI 深圳旗艦店の外観

修理の流れ

まず、ビル3階の修理サポート受付に機体を持ち込み、状況を説明。 残念ながら今回はDJI Care未加入(登録後48時間以内の加入期限を逃していた)だったため、破損状況の確認からスタートです。

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ビル3階にあるサポート受付

機体の確認作業は約1時間。中国の携帯番号を登録しておくことで、作業完了をSMSで知らせてくれるシステムが便利でした。待ち時間は近隣のXIAOMIやHONORショップで最新の端末や電気自動車を試乗体験できるので暇を持て余すことはありません。

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DJI深圳旗艦店の周辺

確認作業完了後、故障箇所リストと修理費用の見積もりを提示され、支払い完了後はリファービッシュ品との交換となりました。

内容を見ると、最も高額だったのはカメラモジュールの159人民元で、修理費用の合計は395人民元となりました。

微笑ましい再会

修理完了後、DJI Careへの加入を相談したところ、同じ建屋の1階 ショップエリアで可能とのこと。前回のLTEモジュールテストでお世話になったスタッフがいたので、彼に購入手続きとレジストレーションを依頼することにしました。

その際、前回のLTE検証の様子が掲載されたコラムのページを見せると、「URLが知りたい」と目を輝かせます。その場でDrone.jpを開いて確認した彼は、自分が掲載された記事を同僚スタッフに誇らしげに見せる姿が印象的でした。

プロフェッショナルな対応の中にも、喜びの表情を見せてくれたことで、深センでの修理は、予想以上に嬉しい思い出となりました。

新しい年に向けて

こうして2024年最後の課題も無事に解決し、すっきりとした気持ちで新年を迎える準備が整いました。今年は国内外の絶景との出会い、そして思いがけない心温まる交流と、ドローン撮影を通じて実り多き一年となりました。

今年も一年間、コラムを読んでくださった皆様に心より感謝申し上げます。来年も素晴らしいドローン撮影ライフを送れますように。皆様、良いお年をお迎えください。

参考リンク

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Wed, 25 Dec 2024 09:50:22 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
Turgis Gaillardの戦闘用ドローン「AAROK」、高高度かつ多領域で任務可能。24時間航続できる https://www.drone.jp/news/20241224182053107103.html 107103 Tue, 24 Dec 2024 18:20:53 +0900 フランスのTurgis Gaillard社が開発した次世代の戦闘用ドローン「AAROK」は、未来の戦闘における重要な役割を果たすことを目指した革新的な無人航空機だ

AAROKは、敵の意図をより迅速に理解し、脅威になる前にその攻撃能力を無力化し、より遠くから複数の地点で同時に攻撃を行い、資源を麻痺させる。

AAROKは、情報を円滑かつ迅速、安全に収集・分配し、精密で強力、低コストの長距離兵器を提供する。丈夫で迅速に、荒地からでも展開できるため、戦闘員の近くで運用可能。

よりタフで接続性が良く、統合ドローンであるAAROKは、高強度かつ多領域の作戦における重要な働きをするとしている。

迅速な展開が可能で、荒地からの離着陸に対応。既存のシステムを活用して設計されており、現場での運用を迅速かつ効率的に行う。

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任務

AAROKは、高性能の光学および電磁センサーを使用して、ISR(情報収集、監視、偵察)任務を遂行する。

大容量のペイロードを活用し、スタンドオフ兵器を運搬し、近接航空支援、重要目標に対する航空阻止、攻撃調整および偵察、敵防空の抑制などの任務を遂行できる。

優れた耐久性と積載量、そして非分離空域への統合能力により、海上作戦として、優れた海洋監視および哨戒機能を提供。AAROKは、対潜水艦作戦や捜索救助任務にも不可欠な要素となる。

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仕様

重量 5.5トン、MALE(中高度長時間滞空)ドローン
航続時間 24時間
巡航速度 250ノット
巡航高度 FL300(約9,144メートル)
特徴 自動離着陸
全天候対応、除氷機能付きUAV
フランス設計・製造
認証可能(STANAG 4671 / EASA Easy Access Rules for UAS – CS23)
光学センサー 電気光学(EO)および赤外線(IR)カメラによる優れたHD画質
長距離ターゲット照明、指示および測距機能
自動ターゲット追尾
最大直径61cm / 25インチ
レーダー マルチモード/マルチロールレーダー
地上監視および地図作成(SAR、GMTI)
海上およびEEZ(排他的経済水域)監視
捜索救助
空中監視
対水上戦
対潜戦
エンジン 出力:1,200馬力のターボプロップエンジン
低燃費
低騒音
通信手段 LOS(視線内通信)およびBLOS(視線外通信)
戦場航空通信ノード
精密誘導弾 GPS-INS、レーザー、または赤外線誘導
最大4×250kgまたは2
500kg
射程:35km
電波情報収集(SIGINT)センサー 信号情報収集センサー
IMSIキャッチャー(携帯端末識別情報収集装置)
空対地ミサイル 赤外線/テレビシーカー、またはレーザーシーカー
射程:最大15km
最大16発搭載可能

Turgis Gaillard

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Tue, 24 Dec 2024 18:20:53 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
テラドローン子会社「Terra Drone Agri」、マレーシアで高精度ドローンを活用したミノムシ防除を開始 https://www.drone.jp/news/20241224172644107097.html 107097 Tue, 24 Dec 2024 17:26:44 +0900 Terra Drone株式会社(以下、テラドローン)の子会社Terra Drone Agri(以下、テラドローン・アグリ)は、2024年12月、3,548.46ヘクタール(東京ドーム約760個分)にわたる大規模パーム農園で、害虫であるミノムシの防除を目的とした病害虫の総合的管理を開始した

この取り組みは、テラドローン・アグリが農業分野において持続可能で効率的な害虫防除ソリューションを提供する一環で、複数の政府関連企業や民間農園機関と連携し、マレーシアにおいて全国規模で実施されている。

ミノムシは、パーム農園に深刻な影響を及ぼす害虫だ。放置すると葉が枯れてしまい、収穫量の減少を引き起こす可能性がある。これを防ぐため、テラドローン・アグリは、最先端のドローンを導入している。

ドローンには精密に制御されたノズルが搭載されており、均一な農薬の散布が難しいと言われている段差のあるパーム農園の地形でも、農薬を均一に高精度で散布できる。

この取り組みは、テラドローン・アグリの害虫防除技術と、業界の主要企業との戦略的パートナーシップにより実現した。今回、農薬メーカーAgricultural Chemicals (M) Sdn. Bhd.(ACM)や、農業技術企業のS&H Techventure Sdn. Bhd.と連携し、各社が提供するTAKUMIやMagnetikといった特化型の農薬製品を使用している。

これらの農薬を必要な箇所にドローンでピンポイントで散布することで、環境への影響を最小限に抑えつつ、効果的な害虫防除を実現しした。さらにテラドローン・アグリのドローンを活用することで、害虫発生に対する迅速な対応が可能となり、労働コストや農薬の無駄も削減できる。

テラドローン・アグリとACMのフライトデモの様子

この取り組みを通じて、テラドローン・アグリは、最新技術によって重要な農業課題を解決し、長期的に生産性と持続可能性を高めマレーシア農業の改革を目指すという。

また、ドローン技術と農薬の専門知識を組み合わせることで、効率的かつ正確な農薬散布により深刻な害虫問題に対応し、農業分野におけるイノベーションと卓越性を推進し、業界の課題に対する解決策を提供するとしている。

テラドローン

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Tue, 24 Dec 2024 17:26:44 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html
Bell社の垂直離着陸型ドローン「BELL V-247 VIGILANT」、4トンの吊り下げ能力や10時間の飛行時間を実現 https://www.drone.jp/news/20241224171243107075.html 107075 Tue, 24 Dec 2024 17:12:43 +0900 Bell Textron Inc.の「BELL V-247 VIGILANT」は、相互運用性、、持続可能性、生存性に優れた無人航空機だ

米海軍に分散型海上環境での成功を可能にする殺傷能力を備える。長距離 ISR-T、FAC/FIAC、ASuW、ASWなどの任務を遂行し、戦いに勝利するために機能する。モジュラー式レーダーおよびセンサー搭載により、任務パッケージ、センサー、武器システムの交換が容易になり、任務指揮官に柔軟性を与えるとともに、作戦範囲を拡大する。

即座に離陸可能でき、ティルトローター技術により、滑走路に依存せず、従来のローター機では実現できない致死的な到達能力を発揮する。障害耐性、柔軟性、そして拡張された航続力により、グループ5 UASミッションを少ない機体数で実行でき、ライフサイクルコストを低減するとしている。

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用途

  • 情報収集&偵察 長距離飛行に対応するV-247は、陸上・海上どちらからでも発進可能。広範囲を素早くカバーし、絶え間ない監視を実現する。有人航空機を減らし、24時間体制で稼働することで任務コストを削減できる。
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  • 精密打撃 複数の武器と互換性を持つ高精度のV-247は、場所を選ばず標的をヒットする能力を持つ。拡張された行動半径やペイロードを活かし、空、海上、陸地のあらゆる攻撃に対応可能。
  • 空中援護 類まれなスピードと距離で、あらゆる航空機の援護を提供。低速・高速いずれの状況でも対応できる。
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  • 空中給油 飛行中の燃料補給が可能。これにより、広範囲の任務を着陸なしで遂行し、時間を節約しながら航空隊を守ることができる。
  • 対潜哨戒 ソノブイと魚雷を搭載し、空からの護衛を実現。モジュール式ペイロードでさまざまな武器を輸送でき、海上や水中の脅威を捕捉・制圧するために設計されている。
  • 任務の効率化 高度な自律性と諜報能力を兼ね備えたV-247は、IVHM(統合ビークル健康管理システム)を活用し、脅威を発見・監視・データ収集を行う。安全性と信頼性を高める操縦装置により、人為的ミスを排除する。

Bell V-247の特徴

  • 無人で完全武装 危険な任務には部隊の護衛としてV-247を活用。この無人機は上空から視界と支援を提供し、部隊の安全を確保する。
  • 最大巡航能力と貨物積載量 遠方の目的地でも対応可能。2,000 lbsを超える貨物積載量と長時間の巡航能力を持つV-247は、場所や任務を問わず活躍する。
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  • 滑走路不要 滑走路なしで垂直離着陸(VTOL)や短距離離着陸(STOVL)が可能。比類なき敏捷性を発揮し、戦場で究極の機動性を提供する。
  • 早期警戒による情報収集 攻撃準備を整え、脅威を無力化するためのレーダー情報を司令官に提供。空対空ミサイルの発射オプションを備え、航空優勢を維持する。
  • モジュラー式オープンアーキテクチャ 柔軟なモジュール交換が可能。新システムの統合も容易で、作戦の効率を高める。
  • 統合空対地ミサイル 次世代の戦闘を見据えた最新兵器で、任務を遂行する。
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仕様

長距離巡航速度 240ノット
最大連続出力での巡航速度 300+ノット
最適耐久速度 180ノット
ペイロード内部任務用 2,000ポンド
スリング荷重 9,000ポンド
性能 ・600ポンドの任務ペイロードで、300nmの任務半径において7時間以上の滞在時間を確保
・最大900nmの任務半径または10時間の滞在時間
・サービス上限高度:25,000フィート
運用の実現性 ・FAC/FIAC 要撃と対応に優れた航続距離と速度
・二機体制による24時間持続的情報監視および偵察
・オープンアーキテクチャのモジュール式ペイロードシステム
・誘導ミサイル駆逐艦に適合する艦上互換性
・引き込み式の尾輪型着陸装置
・UH-60に相当する艦上フットプリント
・空中給油が可能

Bell Textron Inc.

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Tue, 24 Dec 2024 17:12:43 +0900 https://www.drone.jp/about ウクライナ、アメリカから次世代高速ステルスドローン「Hazard」を受領 https://www.drone.jp/news/20250105140951107590.html Near Earth Autonomy、ドローンによる航空機検査ソリューションを開発。最大8倍効率化 https://www.drone.jp/news/20250104113242107575.html ドローンショー・ジャパン、「FEEL KOBE Happy Xmas Drone Show 」ダイジェスト動画を公開 https://www.drone.jp/news/20250102142808107545.html