DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Reading: [ドローン実証実験レポート]Vol.01 君津市で実験〜Skydio J2飛行現場でみた性能の衝撃
Share
DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
検索
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Follow US
© 2013-2022 DRONE. All Rights Reserved.
コラム藤川理絵

[ドローン実証実験レポート]Vol.01 君津市で実験〜Skydio J2飛行現場でみた性能の衝撃

2020年9月11日
SHARE

小型点検ドローン「Skydio J2」

「Skydio J2」の正式名称は、Skydio R2 for Japanese Inspection。ドローンを利用したインフラ点検ソリューションを提供する株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク(以下:JIW)と、米国の自動飛行ドローン開発のスタートアップSkydio,Inc.(以下:Skydio)が共同開発した特別仕様の小型点検ドローンだ。

- Advertisement -

JIWでは、2020年1月22日から3月31日まで、Skydio J2を点検領域で活用する有償トライアルを実施。今回の飛行は、JIWが7月21日にドローン活用を促進する君津市とまちづくりに関するパートナーシップを締結したことに基づき、実構造物での飛行指導および性能確認のために実施された(場所などの詳細は非公表)。本稿ではこの飛行現場に同行取材し、Skydio J2の性能についてレポートする。

当日飛行したSkydio J2

- Advertisement -

JIWと君津市、パートナーシップ協定締結式の様子

Skydio J2の最大の特徴は、機体の上下に3つずつ装備された魚眼レンズだ。1つのレンズが視野角200°あり全てのレンズで360°をカバー。プロペラは、この魚眼レンズを邪魔しないよう、上下に装備されている。

Skydio J2を上方から見た様子

- Advertisement -

VISUAL SLAMにより障害物を検知・回避するため、橋の下などの非GPS環境下でも問題なく自律飛行できる。驚いたのは、木の枝などの細い対象物も、きっちり検知したことだ。操縦者の指示に従って上方から下降してきた機体は、「木にぶつかる」と思った瞬間に静止し、その場で自律的に経路を再計算して回避ルートをとった。

Skydio J2をスマホでタッチ操作する様子

Skydio J2は、昨年10月に発表されたSkydio R2を点検用にカスタムした機体で、大きな違いは2つあるという。1つは、障害物回避における対象物との距離。R2では対象物との距離は90cmだったが、Skydio J2では45cmと半分。かなり近接した映像撮影が可能となるため、目視相当の点検として活用できそうだ。また、幅が約1mあれば隙間に入り込んで自律航行できるため、操縦テクニックを問わない。ズームではなくこの距離感を実現している。マニュアル操縦でこれほど近寄るのは勇気がいるかもしれない。

近接撮影した映像の一部(映像提供:君津市)

アプリの「OBJECT AVOIDANCE」で回避距離を選択できる

もう1つのR2との大きな違いは、機首に付いているカメラのジンバルだ。R2では下方90°のみだったが、Skydio J2では上向きに90°、上下ともに180°チルトできる。全方位障害物回避機能で橋梁などの狭隘部に機体ごと入り込み、ジンバルが直上に向けられることで、床版裏や橋梁内部のボルト・ヒビ割れ・塗装等の確認や撮影が可能となる。

アプリの「OBSTACLE AVOIDANCE」で近接表示を選択できる

こちらは、従来のドローンでは難しかった桁間での撮影が可能になったことを示す、映像の一部だ。

桁下から上方を撮影した時の映像の一部(映像提供:君津市)

そこから床版に向かって桁間に入った時の映像の一部(映像提供:君津市)

カメラを水平に戻して桁間を撮影した時の映像の一部(映像提供:君津市)

ちなみに、カメラを上方に向けたまま、機体が構造物下から出てきたときの映像を見ると、きれいな青空が広がっていた。

カメラを上方に向けたまま機体移動させた時の映像の一部(映像提供:君津市)

カメラを上方に向けたまま構造物下から機体が出てきた時の映像の一部(映像提供:君津市)

磁気センサーが搭載されていないため、コンパスキャリブレーションが不要で、撮影現場での磁気干渉も気にしなくてよい。Skydio J2のバッテリーはマグネット装着式だ。また、掌への着陸は非常にスムーズで、静かに下降してくる機体を容易にハンドキャッチできる様子は見ていて安心感があった。

掌へと機体が静かに着陸する様子

一方で、弱点もある。1つは雨だ。カメラに水滴がついてしまうと、障害物回避および経路計算が正確にできなくなるため、その場で着陸してしまう。また、真っ暗なところでは飛行不可能となるため、トンネルなど暗所での点検には不向き。点検現場では、適材適所を判断し、活用することが求められるだろう。

当日は、「これまでのドローン点検は、“ドローンを飛ばしている”感覚で緊張感があったが、Skydio J2は、“カメラを見ている”感じだった」という操縦者からのコメントもあった。非GPS環境下における高精度な自律飛行と、上方カメラチルト機能を備えたSkydio J2の登場により、ドローン運用の概念が大きく変わりそうだ。

DJI Matrice 4Tが広大な遊水地上空で活躍。DJI Dock 2も投入、ドローンによる「ヨシ焼き」残火確認 現場レポート
2025年3月21日
大林組とKDDIスマートドローン、ドローンポート「DJI Dock 2」を活用し能登半島で道路工事の作業効率化を推進
2024年11月20日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![後編]
2024年9月30日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![前編]
2024年9月30日
TAGGED: JIW, Skydio, Skydio J2, ジャパン・インフラ・ウェイマーク, ドローン, ドローン実証実験レポート
dronenews_adm 2020年9月11日
Share this Article
Facebook Twitter Copy Link Print
Share
Previous Article イームズロボティクス、都産技研と日立システムズ共同で準天頂衛星みちびきと4G LTE対応大型散布ドローン開発
Next Article Walmart、ドローン配送を開始〜ドローンで商品が届く日がやってきた!
- Advertisement -

最新ニュース

インターステラテクノロジズ、ロケットZERO製造体制強化の新たな拠点として東北支社を開設
インターステラテクノロジズ、ロケットZERO製造体制強化の新たな拠点として東北支社を開設
ニュース 2025年12月19日
アイサンテクノロジー、レベル4自動運転技術の許認可取得に向けて実証~自動運転バス試乗体験や出発式を京田辺市と木津川市で実施~
アイサンテクノロジー、レベル4自動運転技術の許認可取得に向けて実証~自動運転バス試乗体験や出発式を京田辺市と木津川市で実施~
ニュース 2025年12月19日
Antigravity、世界初の8K 360度全景ドローン「Antigravity A1」を日本で発売
Antigravity、世界初の8K 360度全景ドローン「Antigravity A1」を日本で発売
ニュース 2025年12月19日
AFEELA、「PS リモートプレイ」を世界で初めて車内エンタテインメントとして導入
ソニー・ホンダモビリティ、AFEELAに「PS リモートプレイ」を世界で初めて車内エンタテインメントとして導入
ニュース 2025年12月18日
エアロネクスト、軽井沢で渋滞・防災などの課題解決に向けたドローン物流の実証実験を実施
エアロネクスト、軽井沢で渋滞・防災などの課題解決に向けたドローン物流の実証実験を実施
ニュース 2025年12月18日
- Advertisement -

関連記事

Antigravity、世界初の8K 360度全景ドローン「Antigravity A1」を日本で発売
ニュース

Antigravity、世界初の8K 360度全景ドローン「Antigravity A1」を日本で発売

2025年12月19日
エアロネクスト、軽井沢で渋滞・防災などの課題解決に向けたドローン物流の実証実験を実施
ニュース

エアロネクスト、軽井沢で渋滞・防災などの課題解決に向けたドローン物流の実証実験を実施

2025年12月18日
日本ペイントホールディングス、ドローンで光透過型遮熱塗料を散布「あいち農業イノベーションプロジェクト」へ参画
ニュース

日本ペイントホールディングス、ドローンで光透過型遮熱塗料を散布「あいち農業イノベーションプロジェクト」へ参画

2025年12月18日
フランスの気候テック「Nexqt」、日本初上陸へ。DATAFLUCT、科学的根拠に基づく「脱炭素都市開発」の社会実装を加速
ニュース

フランスの気候テック「Nexqt」、日本初上陸へ。DATAFLUCT、科学的根拠に基づく「脱炭素都市開発」の社会実装を加速

2025年12月18日
Previous Next

DRONEとは

DRONE(https://drone.jp/、以下本サイト)は、ドローンやマルチコプターについての本格的な解説やおすすめ、最新情報を発信する日本初のメディアとして、「Explore the Future」をタグラインに2015年スタートしました。

2022年、時代とテクノロジーの急速な進化を押さえ、ドローンを起点に、「空飛ぶクルマ」、「自動運転」、「AI」、「ロボティクス」、「電気自動車(EV)」、「宇宙関連」など、時代を変えていく国内外のテクノロジーについて、幅広くみなさまにお伝えします

メディアパートナー

ページ一覧

  • Home
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
  • プライバシーポリシー

アーカイブ

姉妹サイト

PRONEWS(プロニュース)は、デジタル映像制作専門情報Webメディア

DRONE
Follow US

© 2013-2023 DRONE. All Rights Reserved.

Welcome Back!

Sign in to your account

Lost your password?