機体単体の発売日を迎え、そろそろみなさんの手にも渡り始めたと思われるMavic Miniてすが、実は前回のレビュー記事公開当日の朝にフライト用アプリ「DJI Fly」のアップデート(製品版)と機体ファームウェアアップデートが出ましたので追加でレポートしたいと思います。まだレポートを読んでない方は、下記レポート読んだ上で今回の使いレビューを読み進めて欲しいです。
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Mavic Mini レビュー
アップデートの項目は以下のとおり。
気になるいくつかの項目を確認したいと思います。
「画質を最適化し、動画の滑らかさを向上」したアップデートが参上
アップデートで「画質を最適化し、動画の滑らかさを向上」と聞くとどうしても試したくなる動画の画質チェック。前回のレビューでも比較しましたが、時間帯が夕方だったので少し暗めの映像でした。今回はごぜ中の日差しの強い中で静岡県三島市の人気の山城「山中城」から富士山を映して比較してみました。
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ロケ地:山中城 ※三島市のご依頼のもと特別な許可をいただいて撮影しています
いかがでしょう?これがアップデートによって滑らかかつ高画質なのか正直なところ不明ですが、もはやココまで来ると高画質ならそれでいいや…という感じです!
DJI Fly の基本画面がすでに変わっていた!より実用的にわかりやすく
β版アプリを利用しながら、GPSの取得数の表示とMAPの表示がないことが少し安全運用上気になっていたのですが、製品版ではちゃんと入ってきました。GPSの取得本数はその場所における飛行安定性の度合いを、MAPは万が一機体を目視で見失った場合の手掛かりに活用できる重要な情報です。このふたつがあるのは安心ですね。
また、MAPが表示されるようになったことで空港周辺の飛行禁止エリアや小型無人機等飛行禁止法に対応した飛行禁止エリアの表示もわかりやすくなりました。前回レビューしたときもアラートで飛行高度制限等出てきていたのですが、MAPがあるとよりわかりやすいですね。
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β版DJI Fly ではMap表示やGPS取得数表示は未対応だった(MAPはグレー表示でディアクティブ)
Mapに対応したことで空港周辺等の飛行禁止エリアの表示もわかりやすくなった
クイックショットで手軽に空撮を楽しむ
SPARK以降のセルフィドローンに搭載されてきた自動自撮りプログラム「クイックショット」はMavic Miniでも健在。だんだん自分から遠ざかる「ドロニー」、真上に急上昇する「ロケット」、被写体の周りを円を描くように回る「サークル」、そして被写体の周りを円を描くように回りながらだんだん上昇して周囲の絶景を映し出す「ヘリックス」の4つです。その中から今回はロケットとサークルにチャレンジ!
ドローンの醍醐味「真俯瞰」を楽しむことができるロケットから。高さは40mまで段階的に設定できますので、見せたい構図に合わせて選択します。今回は山中城の空堀「障子堀」を写したかったので最高高度の40mに設定しました
。
ロケ地:山中城 ※三島市のご依頼のもと特別な許可をいただいて撮影しています
次に被写体を中心に周囲を円を描くように回るサークルも!高度2m以上でホバリングさせてから撮影します。もちろん、回転の向きやスピードも設定できます。
ロケ地:山中城 ※三島市のご依頼のもと特別な許可をいただいて撮影しています
解像度は低いものの、色やスピードを調整して15秒の楽しい映像にDJI Flyアプリが自動で仕上げてくれます。また、元データも保存されていますので、本格的に編集したい方や自分なりに編集したい方は元データを加工することもできるのがうれしいところです。
ただ、注意点として「ドロニー」「ヘリックス」は障害物のない広い空間を必要としますので、周辺の環境には注意をして遊んでください(今回は周辺障害物状況から見送りました)。
ついに機体単体は発売、Fly More Combo セットも11月22日以降順次発売
発売前にレビューするたびに毎回バージョンアップの精度の高さに驚かされるDJI製品。今回もレビュー中のβ版アプリ&機体から製品版になる過程で必要な機能と精度が確実に提供されました。Mavic Mini のハードウェアの性能を考えると、今後のアップデートでもっと楽しい機能が追加されるのではないか…と楽しみでなりません。まずはみなさんも実際に機体を触ってみてください。確実にほしくなります!