4回目のチャレンジはココヘッド・クレーターで!
アロハ!ハワイ在住のクリエイティブ・ディレクター、長澤宏樹です。前回のサンディ・ビーチでの海上撮影では、肝を冷やす結果になってしまいました(汗)。
- Advertisement -
やっぱり、強風はドローンの天敵ですねー。それからやっぱり改めて、「ホームに戻る」ボタンの重要性も実感しました。どうにか戻ってきたドローンのカメラには、僕のパニクった姿がしっかりと写っていましたね(笑)(前回の模様:テスト飛行3回目。今までにない最大のピンチ!!)。
そんな前回を反省しつつ、憧れの海上空撮は、もう少しテクニックを磨くまでガマン、ガマン(涙)。気を取り直して、もう一度いちからやり直し!ということで、今回は、ワイキキから東へ車で30分ほどのところにあるハワイカイエリアのシンボル的なクレイター、ココヘッド・クレーター(Koko Head Crater)へやってきました。
- Advertisement -
海の映像がだめなら、山の映像で勝負!
ココヘッド・クレーターは、ダイアモンドヘッドのそれとは比べものにならないほどタフなトレッキングルート。観光スポットでもありますが、どちらかというと、ローカルに人気のトレーニングコースです。僕も子供たちとよく登ります。
このトレッキングルートには枕木のようなものが頂上までつながっていて、そこを階段のように使ってのぼるのですが、この枕木、かつて(60年ほど前)頂上に設置されていた軍の通信基地へ物資を運ぶために使われていたトロッコのレールの跡なんです。およそ高さ370メートルのクレーターの頂上を目指す、一直線のトレッキングルート。階段の数はなんと1048段!最初は、角度も緩やかなのですが、中間の橋を渡ったあたりから急勾配になっていきます。
- Advertisement -
登頂直前は、よじのぼるように全身で一歩一歩階段を上がります。
ちなみに、先日のぼったときは、中腹あたりでしゃがんで泣いている観光客のおばさんを見かけました…(汗)。かなりの運動量ですので、トライする方はそれなりの格好と水分もお忘れなく!大変な道のりをのぼり切った頂上から見渡すハワイカイの街並みは、そりゃもう最高です。晴れた日は遠くに、ダイアモンドヘッドも遠くに見ることができます。
ココヘッド・クレーターについてはこちらで詳しくまとめているので見てくださいね。ココヘッド・クレーターのふもとはホノルル市が管轄する公園なのですが、そこに大きな野球場があります。
いつもは少年野球の子供たちがたくさんいるのですが、幸い今日は誰もいないので、ここから飛ばしてみることにしました。風にあおられたときのことを考えて、グラウンドの真ん中からテイクオフ。
何回か順調に飛ばしている間に、なんだか、ちょっとした違和感を感じはじめました。地上から、見ていてもわかるのですが、ドローンが風にあおられ、孤を描くように飛び始めたのです。何の操作もしているわけでもないのに、ふと気がつくと、野球場から出て行ってしまいそう。明らかにドローンの様子がおかしい…!(汗)
前回の海上で遠ざかっていくドローンの姿が頭をよぎる…!!(汗汗)そして、気づいたら、サンディービーチのトラウマで、またもや緊急「ホームに戻る」ボタンを連打している自分…。そのときのドローン視点映像はこちら↓
今回もどうにか「ホームに戻る」ボタンがちゃんと作動し、無事戻ってきてくれました。でも、完全に、トラウマになっている自分がいるわけで、こんな状態で終わるわけにはいきません!気を取り直して、もう一度、練習!練習あるのみ!と意気込んでいたら、いきなり見たことのない画面がでてきました。
エラー11。モーターのセッティングを確認しろ、というメッセージ。モーターの問題?調子がイマイチ悪かったのはこのモーターのせいだったのかな?ランディングのときにちょっと激しく落ちてしまったのか、一つのプロペラが回らなくなってしまった模様。ショック…。帰って、ウェブを調べてみると、モーター自体の交換が必要なエラーであることが判明。
Facebookのドローンコミュニティーを通じて質問してみると、別売のモーターキットを購入して、自分で直してしまった方が早い。修理に出してもいつ戻ってくるかわからない。というのが大半の意見でした。うーーーん。YouTubeに修理のハウツー映像も用意されています。
でも自慢じゃないけど、僕は機械をいじって直せた試しがない。大抵分解したらパーツが一つ余ったりするわけで、結局、パロット社に問い合わせ、郵送して修理してもらうことにしました。ハワイからアメリカ本土への送料だけで50ドルなり。チーン…。ここへきて、いきなり心折れる展開。さーて、ちゃんと直って帰ってくるのでしょうか?しばし、ドローンちゃんとはお別れです(涙)。
長澤宏樹の初著書 「思いが伝わる!心を動かす!アイデアを「カタチ」にする技術」がアマゾンにて販売中!選ばれる企画をつくるにはどうすれば良いのか。博報堂グループで数々の実績を上げてきたクリエイティブ・ディレクターの著者が、企画のつくり方について、解説している一冊。Kindle版も同時発売中)