商用ドローンメーカーKespryは、ドローンオペレーターに現在の移動距離2倍を実現する新しいドローン「Kespry Drone 2.0」を発表した。
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Kespry Drone 2.0は移動範囲だけでなく、飛行時間や耐風性も旧機種の2倍になっているそうだ。Kespry CEO Paul Doersch氏は次のようにコメントしている。
Doersch氏:ここ1年半で我々は顧客から多くを学び、一部はKespry Cloudシステムで対処したが、より多くの情報をはやく集めるためにはKespry Droneシステムのハードウェアの改善が必用だった。
2kgもしないKespry 2.0は旧機種よりも軽くなっており、マイクロUAVのカテゴリーに位置する。また、LIDAR式障害物検知システムも導入し、混み合った空間でも簡単に飛行することができるそうだ。LIDARセンサーは木の枝や建物といった障害物を自動で検知し回避を行える。
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Doersch氏:多くの巨大な現場を持つような大企業は、より多くのマッピング区域を要望しており、また時速25マイルから35マイルのような強風の中でも飛べることや、より速く飛ぶことへの要望も多かった。混み合った環境で飛ばす顧客にとっては、今回改善された自律性および安全性がメリットとなるだろう。
Doersch氏は、本来ドローンは重機を扱うような建設、採鉱、そして保険業界に適していると言う。
Doersch氏:建設業界の顧客は正確に材料の備蓄を測定をする必用があり、保険業界の顧客は査定のために高解像度な点検データが必用だ。工事現場ではより円滑に進捗や資源を管理するために最新の状況報告を必用としている。
工業オペレーターは、今回搭載されたSonyのカメラによって地理空間データも採取が可能となる。Sony ElectronicsのJohn Monti氏は次のようにコメントしている。
Monti氏:ドローンやロボティクス業界のKespryのような会社からの需要が近年増えている。Sony UMC-R10Cは、軽量にも関わらず高画質な撮影を可能にし、工業向けに特別にデザインされている。