ドローンの国家資格を大学内で取得できる体制が整備されたのは、東京都では国士舘大学が初だという。
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過疎化や人手不足、災害の激甚化などへの対策として、交通・物流、防災分野におけるドローンの社会実装が大きく進展しています。活用範囲は多岐にわたり、報道やエンターテインメント、新規ビジネスモデルの提案や起業等、多様なコンテンツ制作においても欠かせないものとなっている。
その一方で、資格を持つ人材育成、ニーズへの対応は不十分な状況だ。
ドローン活用にを推進する理由と経緯
防災教育の推進
東日本大震災を踏まえ、大学に「防災・救急救助総合研究所」を設置。 2014年度から全新入生に「防災基礎教育」を導入、さらに随意科目として「防災リーダー養成論および同実習」を開講し、地域・社会の防災リーダー人材の育成・輩出をとおした社会貢献を目指している。
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国士舘の建学の精神「国を思い、世のため、人のために尽くしうる人材『国士』の養成」にかなう学園(中学・高校・大学)を挙げた教育として、今年で10年目を迎えたという。
ドローン活用に向け随意科目を開講
2023年4月に開講した全学共通教育科目「災害とドローン」の修了生は、国土交通省管理団体資格「UAS LEVEL 2」ライセンスが取得可能とし、国家資格(二等無人航空機操縦士ライセンス)を取得しやすい修学環境を整えた。
体制整備と学生のメリット
「災害とドローン」の受講者から、国家資格の取得希望の声が多数寄せられたことを踏まえ、国士舘大学内における国家資格取得への体制整備を進めた。受講料は、学外機関と比較し極めて安価であること、防災教育をはじめとした理論と実践に基づく修学環境と併せて、国士舘大学に学ぶ在学生ならではのメリットだ。
概要
資格名称 | 二等無人航空機操縦士技能証明 基本資格、目視の限定解除 |
受講可能な者 | 国士舘大学に在籍するすべての学部生、大学院生および教職員を含む国士舘大学関係者 |
資格取得に関わる費用 |
国士舘大学における総費用 85,000 円の内訳:
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