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具体的には、三菱重工は2027年以降、H3による複数の打上げ輸送サービスを提供し、ユーテルサット社の継続的な衛星サービスに貢献するという。
今回の合意は両社にとって初めてのもので、両社間でパートナーシップを築いてきた結果、合意できたという。
ユーテルサット社は、同社の衛星を軌道に投入するために主要な打上げ事業者と常に協力している。今回の合意は、今後数年間、ユーテルサット社の衛星にとって、さらなる打上げ機会をもたらすものだ。
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三菱重工の打上げ輸送サービスは、98%以上という非常に高い成功率を誇っている。2005年以降は50回以上連続で成功し、さらに、H-IIAおよびH-IIBともに、定刻打上げにより高い顧客満足を実現している。
そして今日では、三菱重工がこれまでこの分野で培ってきた技術やノウハウを生かして開発した、日本の新型基幹ロケットであるH3において連続で打上げ成功を実現した。
H3はH-IIAとH-IIBで実現してきた高い信頼性を受け継ぎ、さらには顧客の多様なニーズを満たし、より良いサービスを提供できるように設計されたロケットだ。最近では2024年7月1日にH3の3号機打上げに成功している。
ユーテルサット社のチーフエンジニアリングオフィサーであるArlen Kassighian氏は、次のようにコメントする。
今回の複数の打上げに関する合意により、三菱重工との関係が開始できることを大変嬉しく思います。ユーテルサットのような衛星オペレーターにとって宇宙へのアクセスは非常に重要です。三菱重工を打上げのポートフォリオに加えて、同社の優れた実績と技術を利用することで、私たちの衛星を確実に軌道に送り込むことができます。
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三菱重工 宇宙事業部長の五十嵐 巖は、次のようにコメントする。
三菱重工が世界有数の衛星オペレーターであるユーテルサット社の衛星打上げパートナーとして選定され、両社にとって最初の打上げ合意に至ったことに感謝すると共に大変光栄に感じています。三菱重工としてユーテルサット社の期待に確実に応えるべく信頼性および透明性の高い打上げ輸送サービスを提供していく所存です。打上げ成功を重ねることで顧客からの信頼を得て、ユーテルサット社との長期的なパートナーシップを築いていきたいと考えています。