アメリカ連邦航空局(FAA:Federal Aviation Administration)がアメリカ国内でのドローンの利用に関する規制を和らげたが、それを待ち受けていたかのようにニューハンプシャー州ボスコーウェンに拠点を置くBirdsEyeView Aeroboticsは「FireFLY6 PRO」というドローンをリリースした。同社の創設者兼CEO Adam Sloan氏は次のようにコメントしている。
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Sloan氏:FireFLY6 PROは空飛ぶロボットを大衆へ届けようという、我々のミッションの新たな一歩だ。人々は一つのアプリケーションしかないようなオモチャは求めていない。生産的で、柔軟性があるツールを求めており、我々はそれをオペレーターのもとへ届けられることを嬉しく思う。
FireFLY6 PROは従来の飛行機のように動くが、垂直に離着陸が行える点が特長で、一般的なドローンよりも遠く(最大約1.8kmまで)への移動が可能となる。しかもソフトかつ安全に着陸する保証があった上で、である。さらに、アプリケーション向けのあらゆる部品を積むことが可能で、特にマッピング、農業、そして航空のアセスメントに焦点を当てているという。
Sloan氏と彼のチームは、イラクとアフガニスタンでの軍事利用の頃からドローンと関わっており、軍事目的だったものを人々の生産的な利用のために作っていることを誇りに思っている。彼らは大衆へのフォーカスや空飛ぶロボットのポテンシャルを考慮し、制作物をドローンではなく「エアロボット」と呼ぶことを好み、自らをパイロットではなく「オペレーター」と称している。
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BirdsEyeViewチームはプロフェッショナルであるため、最近の市場でのマーケティング戦略に苛立ちを感じているとも言う。
Sloan氏:我々はドローンに長い間携わってきて、嘘や誤った情報を流すやり方に疲れてきている。プロのオペレーターがしっかりと踏めるような足場を作りたい。できていないことを発表したり、配送まで何ヶ月もかかったり、スペックを誇張したりすることは無い。オペレーターによる、オペレーターのための会社だ。
さらにFireFLY6 PROは、FAAが発表した新たなルールPart 107のおかげで、消費者が望んでいたものを自由に追求することが可能となったという。
Sloan氏:Part 107は、FireFLY6 PROの生産性のポテンシャルを見せびらかすことを可能にしてくれた。生産性は常に僕らにとって大事なポイントで、それに意味を持たせられるように規制が緩和されたことを嬉しく思う。