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スイス国外のドローン関連企業としては初めてのMOU締結となる。今後、テラドローンは、イノベーション・パークのネットワークに属する大学やベンチャー企業などと連携し共同研究開発を実施していく方針で、新たなドローン技術の創出を目指すという。
スイスは、世界の国・地域のイノベーション能力をまとめたランキングで13年連続世界1位と、イノベーション大国だ。また、スイス連邦工科大学チューリッヒ校やローザンヌ校からは、最先端技術を持つスタートアップが多く誕生しており、2校の間の地域は「ドローンバレー」とも呼ばれ、ドローン関連のスタートアップ企業が約80社も集まっている。
こうしたイノベーション大国のスイスにおいて、イノベーション・パーク・チューリッヒは、最先端の研究施設やオフィスやコワーキングスペースなどがある施設など、民間企業と研究機関などが協力して革新的な技術や製品を開発するためのインフラを提供し、産官学が連携できるように最適なパートナーとのマッチングを支援している。
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また、大学の研究室と企業が連携して共同プロジェクトを実施したり、スピンオフ企業を立ち上げたりしており、ロボット工学やモビリティなどの最先端技術のイノベーションを促進し、画期的な技術の創出を目指している。
テラドローンは、事業戦略として、自社で展開する事業領域において、大学やスタートアップ企業と連携し、研究開発から産業化、グローバル展開までを小規模で素早く実施している。また、グローバルで事業を展開している強みを生かし、グループ内での技術協力や各地域での展開をシナジー効果で加速させるエコシステムを構築している。
今回、ドローン先進国であるスイスのイノベーション・パーク・チューリッヒとMOUを締結することで、最先端のドローン技術の研究開発を進めるスイス国内の大学やスタートアップ企業といち早く連携することが可能となり、新たな産業を生み出すことにつながると考えているという。
またテラドローンは、今回のMOU締結を通じて、将来的にスイスに開発拠点を展開することも視野に入れており、こうした活動を通じて、グローバルにおいてドローン産業のさらなる発展に貢献していくとしている。