2023年に100万ドルを超える売上を計上した同社は、今回の追加発注により、2024年と2025年の売上予測を大幅に上方修正した。すでに最初の貨物機の納入に成功したAIRは、2024年から2025年前半にかけて、残りのAIR ONE Cargoユニットの購入注文を履行し続ける予定だ。
- Advertisement -
高い市場需要に後押しされ、受注に支えられたAIRは、有人の「個人用」型に加え、貨物用の無人eVTOLを開発した。AIRの貨物・物流分野への進出以来、収益が飛躍的に伸びていることは、eVTOLの大量生産を追求し続けるAIRの将来性の高さを示している。
- Advertisement -
AIR ONE Cargoは、AIRの製品と設計コンセプトの成熟をしっかりと後押しし、安全性検証のための貴重な飛行時間に貢献しています。さらに、この貨物機は、AIRの自動車ベースの生産ライン、方法論、自動化された製造システムを活用し、規模を拡大した生産量を達成するのに役立つとしている。
AIRのCEO兼共同創設者であるラニ・プラウト氏は、次のようにコメントしている。
プラウト氏:AIR ONE Cargoでこの新市場に参入することは、eVTOLを日常生活のあらゆる分野に統合し、さまざまなユースケースに対応するという当社の揺るぎないコミットメントの証です。「AIR ONEの堅牢な機能とシンプルで費用対効果の高い設計により、極めて俊敏なプラットフォームとなり、さまざまな用途に独自に拡張することができます。
550ポンド(250kg)のペイロードを搭載しながら垂直に離着陸できる全電気式のAIR ONE Cargoは、1回の充電でエアワンの有人旅客型に匹敵する速度で実用的な長距離飛行が可能。
AIRは12月に米国空軍の権威あるAFWERXアジリティ・プライム・プログラムへの参加を発表し、米国での飛行試験とさらなる研究開発を推進している。AIRは、飛行のすべての段階を成功裏に証明した後、実寸大のプロトタイプの飛行試験時間を大幅に増やし続けている。個人向けのAIR ONEはすでに1,170台が予約注文され、キャンセル待ちの状態となっており、AIRは機体認証後、消費者に最初のバッチを届ける予定だという。