型式認証を申請している本機体は、物資輸送や測量用途で実績のあるPD6Bをベースに安全面での機能を向上させた改良型だ。製造の一部は、株式会社JALエンジニアリングが実施する。
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最大積載重量は約20kg、最大離陸重量は約45kgで、2023年11月に最大離陸重量が25kgを超える無人航空機としては、日本で初めての第一種型式認証の申請をした機体だ。
機体特徴
型式認証の範囲内でスキットのカスタマイズが可能なため、腰下の仕様を変更し、タスクに応じて搭載物を選択できる。最大離陸重量が25kgを超える機体のため、物流業務やリーグルレーザー、グリーンレーザーなどの比較的重量がある測量機器の搭載が可能だ。
物流分野においては、一定の人口密度以下の第三者上空での飛行も可能になり、また、非常・災害時の物資輸送も20kgのペイロードにより運搬可能物が広がるという。測量分野では、重量のある高性能スキャナーや超高精細カメラなどの搭載を可能にすることで、幅広い業務に活用できる。
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高い安全性および耐久性
安全な飛行に重大な影響を与える機能・構成品について冗長化を図る等の対策により、単一の起こり得る故障について制御不能に陥らないことを、航空局による審査の過程で実証している機体だ。
同じく審査の過程で、複数機体により合計数百時間を超える飛行試験を実施し、耐久性・信頼性を確保します。万が一制御不能に陥った場合に備えてパラシュートを装備する計画となっており、これにより地上への危害を最大限抑制することが可能。
機体諸元(予定)
機体寸法 | 約2.2mx約2.4mx約0.7m |
最大離陸重量 | 約45kg |
最大積載重量 | 約20kg |
最大巡行速度 | 約12m/s(約43km/h) |
最大航続時間 | 約30分 |
※現段階での仕様のため変更となる場合あり
第一種型式認証取得時期
2024年11月頃(予定)