これにより、より多くの船舶に自律航行システムの導入が可能となる。船外機エンジンは、船内スペースの有効活用やメンテナンス性の向上といったメリットから、需要が拡大しており、エンジン別出荷実績でも全体の約88.5%を占めている。
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船外機エンジンを搭載した船舶への自律航行システムの導入が実現することで、エイトノットは自律航行技術の社会実装を一層推進していくという。
提供開始に至った経緯
エイトノットは2022年10月に小型船舶向け自律航行プラットフォーム「AI CAPTAIN」を発表して以来、自社の自律航行小型EV船(船外機電動船)にて、国や自治体の支援をうけながら、瀬戸内海を中心に実証実験を積み重ね、技術的な改善を重ねてきた。
そして2024年2月に愛媛県大三島で海上タクシーを運航されている株式会社わっかが保有する船外機エンジン船(船名:WAKKA)に実装し、自律航行システムの社会実装を実現した。本船舶は、株式会社わっかが海上タクシーを運航する際に実際に利用しているという。
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今後は観光船など旅客向けの船舶だけでなく、海洋土木工事で使用される作業船や水産関連事業(漁業等)など様々なユースケースへの導入を進めていくとしている。
導入事例
船名 | WAKKA |
船主 | 株式会社わっか(愛媛県今治市) |
用途 | 観光船、海上タクシー |
推進器構成 | 船外機エンジン1基 |