- Advertisement -
1つはオフロード走行だ。タイヤがそれぞれ単独で方向を変えることができるため、通常のブレーキが利かなくなった際にはタイヤを「ハの字」にすることで車体を止めることができる。そして驚くほど小回りが利き巨大な車体でも障害物を細かく避けて走行することが可能。
また、タイヤの速度などもそれぞれで調整が可能なため、おが屑のように細かくふわふわとした月面の砂の上でも難なく走行できる。
このようなオフロード走行を含むコア技術(オフロード自動運転、User Experience(居住性など)、再生型燃料電池(RFC))を、ルナクルーザーの開発に活かしていくという。
- Advertisement -
世界が注目する月面探査への挑戦は、トヨタだけでなくさまざまな企業が連携してオールジャパンで進んでいく。さらに、そこで得た知見は、地球上のクルマづくりにも活かされる。
ルナクルーザーの研究開発の意義について、先進技術開発カンパニーの井上博文プレジデントは次のようにコメントする。
今回、自動運転やRFCなど地球のクルマにある技術を拡張して、(月面という)より厳しい環境で使用することで、地上での技術へ還元することができると理解している。