パナソニック株式会社は、ドローンと大型風船を融合し、スポーツやイベントなどで様々な演出が可能なドローンシステム「バルーンカム」の開発・製造、販売に関するライセンスの提供を2016年8月1日より開始した。
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バルーンカムは、塩化ビニール等の生地で構成され、ヘリウムが充填されるバルーン部分およびローターユニット、フレーム、コントローラー、無線受信機とバッテリー部を合わせたドローン部で構成された法人向け小型無人航空機で、同年6月に試作機を完成させていた。
Photo: 大久保洋
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バルーンカムは、風船内にドローン全体を組み込んだ構造とすることで安全性が高まり、プロペラの推進力を最適制御を行うことで、飛行の安定性と機動性を両立したドローンシステムとなっている。さらに機体にカメラやLED、プロジェクターを搭載し、光の演出や情報表示が可能だ。同社は、バルーンカムの開発・製造、販売に関するライセンス提供を行うことで、エンターテインメント業界、広告業界など、さまざまな業種・業態でのバルーンカムの有効活用を推進していくとしている。