Mad Nadir Mapping Lidar System (MNMLS)は、現在市販されているUAVライダーマッピングソリューションの中で最も軽量(~730g)で、最も手頃な価格だ。
- Advertisement -
MNMLSには、タクティクスグレードの慣性計測ユニット (IMU) と多周波GNSS受信機が搭載されている。この2つのコンポーネントを組み合わせることで、高精度の慣性航法システム (INS)が構成されている。システムは、シングル、ダブル、トリプルリターンを記録できるマルチリターン・ライダースキャナーを使用している。
MNMLSでは、プッシュボタンによるデータロギングが可能だが、システムチェック、IMUのキャリブレーション、データロギングなどを行うためのウェブアプリのインターフェースも搭載されている。MNMLSはスカイポートマウント(電源のみ)が標準装備されているが、カスタムマウントを使用することで、あらゆるドローン(VTOL、固定翼、マルチローター)に搭載できる。
全てのMNMLSの購入には、Mad Nadir Mapping Lidar Processor (MNMLP)ソフトウェアの永久ライセンスが含まれている。MNMLPソフトウェアは使いやすく、カスタムMNMLPレバーアームとボアサイトツール、PPK軌跡処理、アクティブなインターネット接続を必要としない(フィールドベース処理)、隠されたポスト処理ステップを含まない、マルチコア処理技術を採用、少量のRAM消費、ライセンス料不要、無料ソフトウェアアップデートが含まれているという。
- Advertisement -
MNMLPは MNMLSの生データをシームレスに取り込み、LiDARポストプロセッシングソフトウェアに取り込むことができるジオリファレンス付き圧縮 .las ファイル(.laz)を出力。MNMLSから出力されるジオリファレンス付き点群データは、市場に出回っている他のエントリーレベルのシステムに同等だが、価格ははるかに低いという。
このシステムには、MNMLSハードウェア、ドローンGNSSアンテナとマウント、MNMLPソフトウェア(永久ライセンスを含む)が含まれる。
MNMLSユニットはアメリカで設計、組み立てられていおり、Mad Nadir Mappingは世界各国に発送している。
仕様
システム仕様
- 全体重量:730グラム
- 電圧範囲 12-15V
- マウントオプション
- プッシュボタンデータロギング
- シンプルなウェブアプリ・データ・インターフェイス(2.4または5.0GHz)
- LEDステータスライト
- 外付けUSB3データロギング(ドライブ付属)
- UAV GNSSアンテナとマウント(付属)
- 米国で設計・組立
ソフトウェア仕様
- ライセンス料ゼロ
- 業界標準出力(.laz)によるシンプルなワークフロー
- Windows 10/11に対応
- マルチコア処理でRAM使用量が非常に少ない
- レバーアームとボアサイト補正ツール
- インターネットアクセス不要
- 隠された後処理ステップなし
- PPK軌跡処理(ベースステーションが必要)
- 永久ソフトウェアライセンス付属
- ソフトウェアアップグレード
INS/IMUの仕様
- タクティカルグレードIMU(米国社製)
- 0.04° ロール/ピッチ(RMSE)
- 0.13° ヘディング(RMSE)
- ジャイロスコープ 1.5°/hr バイアス不安定性
- 加速度センサー:19µg バイアス不安定性
- マルチバンドGNSS
- GPS L1C/A L2C
- GLO L1OF L2OF
- GAL E1B/C E5b
- BDS B1I B2I
- QZSS L1C/A L2C
- 0.01m + 1ppm CEP
レーザー仕様
- ライダーリターン シングル(最初)、シングル(最強)、ダブル、トリプル
- FOV: 70.4° (水平) x 4.5° (垂直)
- ビーム・ダイバージェンス 0.28° (垂直)x 0.03° (水平)
- PRF:240,000PPS(シングル)、480,000PPS(ダブル)、720,000PPS(トリプル)