「ドローン」とは、人間がこれまで大変な思いをしないと撮影できない場所や空中の写真をまるで自分が空を飛んでいとも簡単に撮影してしまうと思う人が多いだろう。これからはそれに加え、ドローンが水中からも映像を伝えられるようになる。
- Advertisement -
バークリーを拠点にしたスタートアップ「OpenROV」が水中ドローンを発表してしばらくになるが、今回コンシューマー向け水中ドローンを世に送り出す。これはDIYで誰でも簡単に組み立てられ、オープンソースで制御可能な水中ドローンが「Trident」だ。スマートフォンやゲームのコントローラーで操縦可能で、高性能カメラを搭載し水中でも質の高い撮影ができる。開発の遅れなどでまだ発売前であるが事前予約を受け付けている。11月に出荷開始予定で、値段は$1,499($1,199事前予約価格)。「Trident」に関する詳細は以前ニュースでもお伝えしているのでそちらを参考にしていただきたい。公式の企業ビデオ内で共同設立者のLang氏は次のようにコメントしている。
Lang氏:デザインはシンプルにしてあります。コストをなるべく下げて、できるだけ多くの消費者の手に届くようにしたかったのです。そして、みなさんにこのドローンを通して新しい世界を発見してほしいのです。
同社のドローンのソースコードが無料で公開されていることにもこの姿勢は表れている。
- Advertisement -
New York Times紙も取り上げたTridentのネバダ州タホ湖での水中撮影のハイライト
OpenROVは、すでに潜水機を開発。3000台ほどの売り上げを得ており、今回Tridentを発売することで水中機器という分野での地位確立を狙っている。Tridentは水中で最速時速約7.5Kmと決して驚くような速さではないが、その安定感のある動きと2時間ほど持続するバッテリーを搭載し、操縦者が撮りたい画を探すのに適した機能だ。さらに、一般的にスキューバーダイバーが潜れるとされる深さの2倍である約100メートルの深さを潜水することができる。