ILX-LR1をドローンに搭載し、高解像かつ高精度の撮影をすることで、点検や測量、マッピングなどで活用することができるほか、設置型の点検調査、フォトグラメトリー分野などにおいても、撮影ワークフローの効率化できるという。
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αシリーズのILX-LR1は、αならではの高い画質と小型・軽量設計に加えて、ソフトウエア開発キット「Camera Remote SDK」に対応することで、リモート制御や自由度の高い設置性を実現するなど、産業分野での活用に必要なさまざまな機能を備えることが可能。また、70本以上の豊富なEマウントレンズ群に対応し、用途や環境に応じた撮影ができる。
近年、ドローン搭載向けのカメラの需要は増えており、点検や調査、マッピング、測量用途においては、より高解像での撮影が求められており、カメラの小型化・軽量化のニーズも高まっている。ドローンに搭載するカメラを小型・軽量化することで、飛行時の電力消費が抑えられ、1フライトあたりの飛行時間が伸びるため、撮影枚数を増やすことが可能になり、撮影効率を高めることができるという。
主な特徴
有効約6100万画素フルサイズイメージセンサーと最新の画像処理システムによる高い解像性能
有効約6100万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーと、最新の画像処理エンジンBIONZ XRを組み合わせることで、高い解像性能と豊かな階調性能を実現します。高高度や遠距離からでも精細な撮影が可能となり、ひび割れや細かな傷などをより詳細に点検できるほか、マッピング撮影に適した、3コマ/秒での低速かつ定速の連写機能も備えています。
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また、Eマウントレンズ群からレンズを選択することが可能で、高高度、遠距離から撮影することで撮影効率を高めるなど、環境に応じた撮影が可能だ。
ドローン搭載に適した小型・軽量設計
モニターやビューファインダー、バッテリーなどを搭載しないことで、小型・軽量設計(幅約100.0mm×高さ約74.0mm×奥行約42.5mm、重さ約243g)を実現。産業用途として必要な機能を備えつつ、フルサイズセンサーを搭載したレンズ交換式業務用カメラとして、ドローン搭載時の飛行時間や機動性を高め、撮影ワークフローの効率化できる。
「Camera Remote SDK」対応およびインターフェース設計
ユーザーのシステムからカメラをリモートで制御し、カメラの設定変更やシャッターリリース、ライブビューモニタリングなど、独自のアプリケーション開発を可能にする「Camera Remote SDK」に対応。
たとえば、3Dモデル作成やマッピング作業の際には、任意のIDを撮影画像に付与できる「イメージID」を「Camera Remote SDK」からカメラに送ることで、静止画とGPS位置情報を紐づけられる。撮影時のGPS位置情報とIDを組み合わせて記録することで、撮影後に撮影画像とGPS位置情報の紐づけが可能となるなど、さまざまな機能を活用できる。
さらに「Camera Remote SDK」の新バージョン(Version 1.11)にも対応。フォーカス絶対値指定(Focus Position Setting)に対応することで、マニュアルフォーカス時に、現在のフォーカス位置の取得と任意の位置へのフォーカス送りが可能となり、再現性が高く安定した撮影が行える。
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また、ILX-LR1はDCダイレクト駆動(DC 10-18V IN)に対応し、ドローンのバッテリーからの電力供給が可能だ。なお、給電、トリガー、フォーカス、撮影完了通知は電源・制御端子に集約し、ケーブル1本で接続できる。
優れた設置性能
多様な撮影環境への設置やシステムに組み込みやすい、小型の箱型設計に加えて、ボディ背面に端子や操作部のインターフェースと配線を集約することで、操作性と設置性を向上させた。またボディをさまざまな方向で固定できるネジ穴を6面に配置し、底面には三脚ネジ穴も配置している。