LocationMindは、東大・柴崎教授研究室の位置情報解析技術の社会実装を目指す東京大学発AIベンチャー企業。位置情報に関する幅広い技術を保有しており、内閣官房の新型コロナウィルス感染症対策HPをはじめ、東京都コロナ感染症モニタリング会議など、精細かつ精度の高い分析データを提供しているという。
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- 1.採択された年月日
2023年8月10日 - 2.採択された研究課題名
衛星による測位・時刻同期の革新的な欺瞞対策技術の開発
(2023年度 防衛装備庁 大規模研究課題 タイプS) - 3.提案者・研究代表者名
LocationMind株式会社 柴崎亮介(CTO Chief Technology Officer) - 4.公募実施機関名
防衛装備庁 技術戦略部 - 5.安全保障技術推進制度について
先進的な民生技術を積極的に活用することが重要であると考えており、安全保障技術研究推進制度(競争的研究費制度)は、そうした状況を踏まえ、防衛分野での将来における研究開発に資することを期待し、先進的な基礎研究を公募するもの。
2023年度は、同年1月27日~5月9日の期間で119件の応募があり、外部有識者によって構成された安全保障技術研究推進委員会における審査を経て、23件の新規採択研究課題が決定。LocationMindが提案した研究課題は大規模研究課題(タイプS)10件中1件として採択された。
(※一部、防衛装備庁サイトより引用) - 6.研究概要
測位衛星による測位・時刻同期システムは、自動運転、ドローン管制、高速無線通信システム等を支える社会インフラである一方、欺瞞や改ざん攻撃に脆弱だ。本研究では、現状有効な対策がないミーコニング※に対し、無線指紋技術を活用した革新的な防御手法を開発する。
※ミーコニング:真の測位信号をコピー/加工して再放送し、攻撃対象の受信機の位置・時刻を異なる特定の位置・時刻に操作する技術