コロナ規制完全撤廃でようやく日常が戻ってきた香港
久しぶりの更新です。
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ゼロコロナ政策で厳しい入出国制限を取っていたことでなかなか海外に出られなかったり、数年前に起こった学生運動が原因と思われるドローン輸入販売禁止措置などもあったりで、ここ最近はコラムでお伝えしたくなるような明るいニュースがありませんでした。
しかしここに来て香港は規制を完全撤廃、海外からの旅行者がどっと増え、街の風景も様変わり、なんと目抜き通りの尖沙咀ネイザンロード沿いにDJIストアがオープン、という嬉しいニュース。
オープン直後に訪れると旧知の店員さんがいて「ここはDJI直営店ではなくあくまで代理店だよ」と開店経緯など面白い話を聞くことができたので今後のコラムでそのあたりを紹介したいと思っています。
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もうひとつお伝えしたいのは5月に白川郷ドローン空撮ツアーに参加したことです。
Facebookで知り合った方に誘っていただき友人と二人で参加しましたが、普段なら絶対に飛ばせない白川郷の合掌造りの家屋や後ろに広がる雄大な景色をドローン撮影できたことは貴重な経験になりました。
これも今後写真とともにコラムで紹介したいと思っています。
台湾ドローン旅行の事前調査にChatGPT
さて今回のコラムは6月に行った台湾旅行の事前調査にChatGPTを使った方法をシェアしようと思います。
これまで海外でドローンを飛ばすにはネットで情報を仕入れたり、Facebookのコミュニティサイトで現地情報を聞くなどしていました。
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ただネットは情報が古かったり、コミュニティサイトの場合には個人の理解に差があったりとどうしても不正確性が排除できず、心の何処かに不安を感じながら飛ばしていました。
これらをクリアにするにはやはり一次情報である政府サイトで情報を入手すべきですが、例えば今回の台湾だとサイト情報が中国語であり理解が難しい。
そこで話題のChatGPTで問題解決できないだろうか?
そう考えたのですが、ChatGPTは2021年9月までの情報で学習されていて「直近の情報はない」という問題がありました。
ところが2023年6月になっていくつかの機能が追加されました。
- 最新ネット検索機能
- 手持ちPDFをChatGPTに読ませての質疑が可能に(Plugin利用)
※ただしChatGPT Plusという有料ベースのサービスへの加入が必要
これらを活用すれば正確な情報が入手できるのではないかと考えたわけです。
ChatGPTを使ったドローン規制の調査方法
それでは具体的に6月時点でやった方法を紹介します。
ステップ1:私のドローンDJI Mini 3 Proが250グラム未満ということでそれが飛ばせるかまず確認しました。その際にChatGPTに追加された"最新の情報をウェブから取得"するというオプションを選択、以下が ChatGPTのスクリーンショットです。
ピンクの「To:」が私の質問、緑がChatGPTからの回答です。
ステップ2として、上記情報がどこに記載されているかを聞いてみます。
次にステップ3として、上記で示された台湾政府CAAのサイトからドローン飛行規制に関するPDFをダウンロード、ChatGPT用プラグインであるAskYourPDFを使ってPDFをアップロード、それを元にChatGPTに質問をしました。
回答はPDFの参照ページを示してあるので、当該ページをDeepLを使って検証可能です。ただ、回答内に表示されているページ数は実際のPDFとずれていることがありますので、前後含めて翻訳する必要がありました。
これから海外で飛ばすチャンスも増えてくると思いますので、お試しいただけれれば幸いです。※検証した6月上旬に使った"Browse with Bing"が7月に入って一時停止されているようです。