出展の背景・目的
背景
タイプエスではドローン事業を2012年から開始し、機体販売、ドローンスクール、屋内外ドローン練習場の運営、フライト業務請負(測量、空撮、気象観測、物流)、カスタマイズ品の製作などを展開している。国際ドローン展主催の一般社団法人日本ドローンコンソーシアムには発足時から参画し、日本のドローン黎明期から、制度設計やメーカーとの機体開発、実証実験に携わってきた。
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2016年、メイン事業の観測業務・点検業務で培った計・測・図・量という”はかる”分野の技術を搭載した上空気象観測ドローン「R-SWM」の販売を開始。現在、流速観測ドローンを開発中です。カメラを使わないドローンの使い方を複数発表している。
2020年、関東最大級の屋内外ドローン練習施設「テクニカルセンター」を群馬県前橋市富士見町に開設し、ドローンスクールの実施や機体・装置の研究開発を行っている。
目的
2023年、レベル4飛行の解禁や無人航空機操縦士の国家資格制度がスタートし、日本のドローン産業は社会実装のフェーズへ入った。本展示会ではタイプエスが現場で実証を重ね精度を磨いてきたドローンソリューションをご覧いただき、各社が抱えるビジネス課題・社会課題を共に解決する機会にしたいという。
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上空気象観測ドローン(R-SWM)
特徴
任意の高度、任意の緯度・経度における上空気象観測を可能にするドローン。主5要素(風向、風速、温度、湿度、気圧)の観測が可能(*気象庁検定付)。
環境アセスメント、ドローン管制塔の上空気象観測、ロケット打ち上げの事前調査、風力発電計画時の事前調査及び事後検証などに最適です。気象観測業務では延べ1000回を超えるフライトを達成した。2024年「WMO無人航空機システム実証キャンペーン」(世界気象機関)にエントリーする日本唯一の機体である(国立極地研究所等と共同で参加)。
主な機能
- ・主5要素(風向、風速、温度、湿度、気圧)の観測が可能(*気象庁検定付)。
- ・ACSL-PF2にボルトオンで搭載可能な気象観測機器
- ・送信部 メモリー搭載(1秒記録)
- ・地上局では、リアルタイム気象データを記録及びモニタリング
- ・重量 約1.2kg(送信機+気象装置+付帯部品)
国産小型空撮ドローンSOTEN
特徴
全国の自治体・行政機関で採用多数のACSL社製国産小型空撮ドローン。飛行データ・撮影データや通信等に対するセキュリティ対策がされている。ワンタッチで切り替え可能なカメラ、閉域網LTE通信やオフライン対応地図など幅広い拡張性防災、点検、測量、空撮に最適なドローンである。
屋内練習用ドローンTS-350 PRO(無人航空機操縦者技能証明対応)
特徴
無人航空機操縦者技能証明対応の屋内練習用ドローン。登録講習機関での利用をはじめ、ACSL製ドローンの操縦訓練、ドローン操縦のスキルアップに最適な商品だ。高度と位置が安定するため、トレーナー機能を組み合わせると初心者も安心して操縦練習ができる。タイプエスドローンスクールでは屋内練習で使用している。
主な機能
- ・5つの飛行モード(位置アシスト POS、高度アシスト ALT、姿勢アシスト ATTI、マニュアル・ローレート、マニュアル・ハイレート)
- ・トレーナーコードでオーバーライド可能
- ・プロペラガードは機体と一体化
- ・前後識別できるLED搭載
- ・緊急停止機能
TS-350PROのホバリング操縦体験
ブースではホバリング操縦体験ができるので、TS-350 PROの飛行性能の素晴らしさを体感できる。
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TS-350 PROプロモーションビデオ
ドップラーライダーシステム「ヴァイサラ社WindCube v2.1」
ドップラーライダーとは
ドップラーライダーは、風向風速の垂直プロファイルを作成するために使用される技術である。この技術は、雲やエアロゾルなどの微小な粒子に対してレーザー光を照射し、任意の高度の風向風速を遠隔で計測するものだ。主にウィンドファーム開発における風況観測に用いられるほか、気象学/環境科学の研究に使用される。
特徴
- ・上空40mから300mまでの20層を同時に観測できる
- ・重機を用いずに運搬/設置できる
- ・4G回線により遠隔監視が可能
システムには本体、総合気象センサ(WXT535/温度・湿度・気圧)、4G回線アンテナ、三脚、洗浄水タンクが含まれます。
レンタルサービス
ドップラーライダーシステム「ヴァイサラ社WindCube v2.1」のレンタルサービスを展開して、ブースでもレンタルセットを展示する。