フランスのドローンメーカーDRONE VOLTが、先日のVRドローンJANUS 360°に続いて面白いドローン機をリリースした。それがアジア産スズメバチ駆除の専門家と共に開発したドローン「SPRAY HORNET by DRONE VOLT」だ。このドローンは、非常に精密な噴射技術を用いることで、環境への害を最小限にとどめながらスズメバチの巣の位置を特定し、破壊することができる。機体はDJI MATRICE 100がベースとなっている様だ
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現在フランスでは、中国から来たとされているクラス2に指定された毒をもつ、アジア産ツマアカスズメバチ(vespa velutina)が、国土の約四分の三に渡って生息していると言われている。このスズメバチは、授粉という大切な役割を持つハチを含むあらゆる昆虫を食すため、生態系を崩す可能性がある。こうした中でDRONE VOLTは、LFG Franceの代表者Etienne Roumailhac氏と共にユニークな噴射システムを開発した。SPRAY HORNET by DRONE VOLTは角度調節が可能な煙霧質ジェットを搭載しており、ユーザーが巣の中心を狙えるようになっている。
Etienne Roumailhac氏は養蜂家であり、真の自然と昆虫好きである。フランスのランド地方にて、硫黄を含まず、環境への害も最小にするような新たなスズメバチ駆除の方法を模索していた。彼の知見が、このSPRAY HORNET by DRONE VOLTに詰まっている。