ビールサーブマイスターロボは、単に自動でビールをサーブするだけでなく、まるでプロのビールマイスターのような所作でビールをサーブする。ビールサーブマイスターロボがサーブしたビールは、ビールマイスターのサーブ同様、注ぎ方で味に違いを生み出すことに成功したという。
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これにより顧客の要望に応じた味の変化を付けられるため、飲み手に寄り添ったビールを提供することが可能になるとしている。
2023年6月6日~9日に東京ビッグサイトで開催される「FOOMA JAPAN2023」では、ロボットがサーブする様子を見るだけでなく、実際に味の違いを感じてもらおうと試飲を用意している(ブース7S−21)。
Quinyの事業概要
Quinyは、生産性の効率向上や人手不足の解消を自動化で解決するだけでなく、観せる自動化など新しい自動化を新しい形で提供するロボット・自動化導入のワンストップソリューション企業。工場の自動化や人手不足が深刻な一次産業における自動化に取り組んでいる。
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従来自動化が困難であるといわれていた匠の技や人が介在せざるを得ないといわれていた領域に対して、AIや画像解析といった技術を活用、ロボット・自動化を目指している。
ビールサーブマイスターロボの概要
ビールサーブマイスターロボは、一般のビールサーバーに、独自のプログラミングを行なった協働型ロボットを組み合わせることで、プロのビールマイスターのような所作でビールをサーブするロボット。株式会社小矢部精機の協力のもと開発された。
単にビールをサーブするだけでなく匠の技と言われているプロのマイスターの動きを忠実に再現。グラスのピックアップからリンサーによるグラス内側の洗浄、ビールサーブ、泡切り、泡足し、グラス外側洗浄までプロが行う工程をすべてロボットが行う。また人が介在しないため衛生的であり常に安定したビールを提供可能となる。
今後の展開
Quinyでは、ビールサーブマイスターロボを活用することによって、飲食店やブルワリーでの人手不足に対応するだけでなく、駅や空港、イベント会場といった多く人の集まる場所でのエンターテインメント要素での活用やキッチンカーを活用した移動販売での活用などを想定している。このため、移動販売やイベント関係のビジネスを提供する事業者とのタイアップについて検討を進める方針。
また、ビールサーブマイスターロボは、プログラムの変更によりサーブするビールに合ったサーブ方法を提供できるなど、ビールメーカーとのタイアップについても検討するとしている。