メトロウェザーは令和4年度から実施している実証を令和5年度も引き続き実施していくとしている。
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同社は、ドローンや空飛ぶクルマが安全・安心に運航・離発着するための必須情報である突風や乱気流をリアルタイムに可視化する3次元風計測装置(ドップラー・ライダー※)のネットワークを世界に先駆けて大阪ベイアリアおよび都市部で進めている。
※ドップラー・ライダー:ドップラー効果による周波数の変移を観測することで、風況を測定するライダー
ATCは大阪・関西万博会場から至近距離に立地し、今回設置したドップラー・ライダーにより万博会場上空はもとより、大阪ベイアリア一帯の風の状況をリアルタイムに計測・可視化することが可能になった。メトロウェザーは、大阪が世界に先駆けて、ドローンや空飛ぶクルマの先進都市となることを風況計測の立場から支援しているという。
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メトロウェザーのドップラー・ライダーは、空気中に浮遊する微細なチリに、人体に無害な赤外線レーザーを照射し、その反射波を受信することで、半径10~15km圏内の風向・風速を三次元で測定できる。
これらのメトロウェザーの技術は2021年に米国NASAにも認められ、大阪の事例に引き続き今年度、米国でNASAのドローンテストフィールドに展開される。世界的に見ても先駆的な試みで、大阪でのドップラー・ライダーネットワークの構築は今後世界からも着目されると予想している。
メトロウェザーは、同社が持つコア技術である「微弱な信号を抽出する信号処理技術」やリソースを活かし、これからも安心・安全なエアモビリティー社会の必須インフラとなることを目指す方針。