愛知県豊田市において、開発中の同社製ドローンによる保安業務の有効性を確認した。
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中部電力再生可能エネルギーカンパニー水力事業部では、山間部にあるダム・発電所周辺の狭い道路やアクセス困難箇所などを、自動車および徒歩で現地確認を行う作業員の安全確保や担い手不足などが課題となっているという。同実証試験は、このような課題を解決するとともに、作業効率化・コストダウンを実現するべく実施された。
具体的には、同社民間機セグメントが現在開発中のシングルローター型ドローン1機を使い、高度35~50mを時速10~20kmで飛行しながら、搭載カメラによる現地状況と人物確認ならびにスピーカー機能の音達確認を実施した。今回、保安業務におけるドローンの有効性が確認できたことから、同社は中部電力と引き続き連携し、さらに山深い場所におけるドローンを用いた長距離自律飛行の実施や安全飛行に向けた施策の検討などを行う予定。
三菱重工は、民間航空機向け主要部品の製造などで培った高い安全性・品質保証・認証取得ノウハウを応用し、ドローンによるさまざまな課題解決に取り組んでいくとしている。