SkyDriveは現在、小型で電動、2人乗りの空飛ぶクルマ「SkyDrive式 SD-05型」(以下:SD-05)の開発に取り組んでおり、大阪万博での飛行を目標としている。2021年10月には、国土交通省がSD-05の型式証明申請を受理し、空飛ぶクルマとして日本初の型式証明取得を目指す。また、同社は大阪万博における「スマートモビリティ万博」空飛ぶクルマの会場内ポート運営事業者として選定されている。
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一方、VPortsは、AAMのインフラにおける設計、建設、運用のグローバルリーダーとして、ドバイ・サウス内に世界初のAAM・インテグレーター・ワールド・センターを設立するため、昨年12月にMohammed bin Rashid Aerospace Hub(MBRAH)と戦略的提携について合意したことを発表。同センターは、電動垂直離着陸機(eVTOL)の試験や運用が可能な、世界初のAAMのイノベーションハブ施設になるといわれ、2024年に完成予定。
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本設立計画の一環として、MBRAHとアラブ首長国連邦民間航空総局(GCAA)の協力のもと、AAMの主要プレーヤーと協業することによって湾岸協力理事会(GCC)参加国の市場を開拓し、この地域でイノベーションを展開することを目指している。
SkyDriveは、AAM産業の国際的な成長を促進し、電動垂直離着陸機(eVTOL)の認証を加速させるためのインフラの一つとして、AAM・インテグレーター・ワールド・センターの活用を検討している。
SkyDrive 代表取締役CEO・福澤氏は「同センター内で当社の空飛ぶクルマの機能を試験・実験するための航空路を確保し、都市部での飛行開始前に安全性を保証することは大変重要。SkyDriveの最も重要な市場の一つであるUAEで世界的なAAMの戦略的プロジェクトの一員となり、GCAAとも協業できることはとても心強い。」と述べた。
VPorts創業者兼CEO・Chebil氏も「AAMセクターの未来を形作る仲間として、SkyDriveが加わることを歓迎する。我々のドバイにおけるこの取組みは、2045年までに世界中に1,500のバーティポートを建設・運用するという当社の戦略や野心に沿ったもの」と意気込む。