またひとつあたらしいドローンサービスが生まれようとしている。このサービスは、ドローン配達の行く末を変え、ドローン技術の発達を更に加速させる布石となるかもしれない。未来は、思っている以上に、近い!…もちろんその精度も気になるところだが!
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Uvionix nSKYサービスは、アメリカのカリフォルニア州にて、販売店から6マイル以内の場所に3ドルでUAV配達を行うサービスを提供するという。nSKY配達は近場のレストランや販売店に直接導入され、配達の航空機はどこにでも着陸することができるため、コーヒーショップや、注文した料理を受け取ったり、薬局へ足を運ぶ必要もなくなるようだ。
既存のロジスティクス業界に風穴を開けようとしているnSKYは、伝統的な販売店の必要がなく、立地に依存せず、ユーザーに届けるバリユーだけに集中できるという真新しいビジネスモデルを実現することが期待されている。既存のビジネスにとっては、二つ目の収入源として活用することができ、追加投資やインフラ整備の必要無く、リーチを広げることができる。
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nSKYのUAVはエネルギー消費効率の良いデュアルコアキシャルデザインを採用しており、従来のクアドコプターと比べてより速い速度で長い配達距離を可能にしている。完全防備されたプロペラと円形でコンパクトな27インチのボディは、この機体を消費者にとって安全でフレンドリーなものにしている。安全性はnSKYにとって不可欠なため、全てのUAVは緊急用パラシュートと5段階のInter-Moduleモニタリングシステムを搭載し、配達中の事故に対して最高レベルの予防を行っている。
UAVを外に出してスマートフォンのボタンを一つ押すだけで、機体を配達に出すことができる。販売店の従業員が頻繁に行うであろうこの一連の動作は素早くシンプルとなっており、バッテリー交換の容易さも加わることでUAV導入の時間を最小限に留めている。配達に出ていないときは、nSKY UAVはバッテリーの充電ステーションとしても機能する収納ラックで保管することができる。
このシステムの中枢となるnSKYコントロールセンターはドローンの群衆、飛行禁止区域、衝突回避、そして地形図を管理し、最適な4Dルート算出を行う。航空機の自律飛行は経験を積んだパイロットがモニタリングし、全ての離着陸の際の安全を管理する。
nSKYシステムは2017年中の運用開始を目指しているそうだ。