OPEN UNIVERSE PROJECTとは、気球によって"誰もがいける宇宙遊覧"を実現する岩谷技研のテクノロジーを軸に、様々な業種のパートナーとの共創によって日本から宇宙産業を開拓し、宇宙をすべての人にひらかれたものにしていくプロジェクト。
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OPEN UNIVERSE PROJECT
岩谷技研はロケットのように燃料を使うのではなく、空気よりも軽いガスの浮力で人や物を宇宙遊覧が可能な高度まで運ぶ安全で低コストな手法を開発。この手法によって搭乗者の運搬に限らず、これまで以上に宇宙との関わり方は、限りなく広くなるとしている。
安心・安全・低価格な誰もがいける民間向けの宇宙遊覧を起点に、様々な企業・団体と新しい事業・サービス・活動を共創することで、これまで限られた人たちだけの活躍の場であった宇宙をすべての人が参加可能なものにし、あらゆる層の人やあらゆる業種の企業が、それぞれの方法で宇宙と関われるようになる世界を拓くとしている。
宇宙遊覧体験
岩谷技研では、2023年から2024年にかけて計画している気球による宇宙遊覧の商業運行開始に向け、5名の搭乗者を募集・選出し、宇宙遊覧フライトを含む宇宙遊覧体験を販売する。
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パイロット募集
OPEN UNIVERSE PROJECTは宇宙を多くの人にひらくためのプロジェクト。その一つの形として、岩谷技研ではパイロット候補生を若干名募集する。候補生は正社員として雇い入れる。パイロットの訓練を受けながら、開発を主体としたその他業務にも携わってもらう。
企業共創
同社の開発する宇宙遊覧は、誰でも宇宙に関わることができるプラットフォームだという。岩谷技研が装置を開発するが、宇宙遊覧に関連する技術・サービスを、国内の企業と一緒に作り上げていきたいとしている。宇宙空間で快適に過ごす衣料を作る企業、宇宙港や発射場・宇宙リゾートを一緒に開発する企業、宇宙産業のための人材育成を担う企業、宇宙遊覧体験をより快適にする食事や飲料、アメニティを開発する企業など、同PROJECTは、宇宙遊覧に関わる幅広い技術・サービスを、そうした企業と一緒に、日本発として作り上げていくことが目的だとしている。
株式会社JTBは、「OPEN UNIVERSE PROJECT」における「宇宙の民主化」というビジョンに共感し、本プロジェクトへの参画を決定したとのこと。
安全性について
岩谷技研によると、気球は普段の乗り物と同じくらい高い安全性をもった乗り物であり安全に宇宙と地球を眺めるなら、気球が最適な手段だとしている。
岩谷技研の宇宙遊覧気球は、さらに安全性を高めるために4重の安全装置を実装しているという。
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- ガスを抜かない気球:下降時もガスの放出を抑える構造で一定の浮力を保ち続ける
- パラシュート変形気球:もしもの時、気球はパラシュートに変形する(特計取得)
- キャビン用パラシュート:万が一の際、キャビン搭載のパラシュートを活用する
- 乗員用パラシュート:緊急脱出用に乗員用のパラシュートも備える