建設業界では、深刻な人手不足への対策や2024年度より適用される残業規制などを背景に、ロボットによるデジタルトランスフォーメーションに期待が集まっており、中でも日々状況が変化する施工中現場に柔軟に対応できる遠隔操作が注目されているという。
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しかし、ロボットごとに異なる遠隔操作インターフェースが乱立することで、現場作業員が個別に操作方法を理解する必要があり、導入を阻む一因となっている。
この課題を解決するために、両社は一定要件を満たすロボットであれば同一システムで遠隔操作ができる「UGV遠隔操作ソリューション」を開発。身近なゲームコントローラで、PC上の遠隔操作画面から離れた場所のロボットを操作できるという。360度カメラを搭載し、遠隔で現場を管理する業務を対象に利用を検討している。
現時点ではCLEARPATH ROBOTICS社製UGV「JACKAL」(無人ロボット車両)に対応しており、そのほかロボット開発のソフトウェアプラットフォーム「ROS」を利用しているロボットであれば連携可能だとしている。同一システムとユーザインターフェースを介して操作することで、ユーザーの手間を極力抑制することを目指す。