FusionSpaceは、同社が2016年より提供してきた3次元空間解析クラウドサービス「KKC-3D」のユーザー向け3次元点群モデルビューアとして開発した。お手持ちの計測データ、国土地理院地図や自治体のハザード情報といったオープンデータなど、複数の計測データを取り込んで3次元で一括表示できる。
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KKC-3Dにより自動生成した3次元モデルをFusionSpaceに取り込んで判読・解析する一連の作業がWeb上で可能となるため、共同編集や情報共有プラットフォームとしても利用可能になり、業務効率化や生産性向上にも寄与するとしている。
機能概要
計測データの3次元管理への活用を行うことを目的として、複数時期に計測されたデータの比較機能、ラインやポリゴン描画による距離・面積・体積、断面計測などの機能が搭載されている。
主な特徴
- Webブラウザ上で動作
- オンプレミス/クラウドに対応
- 大規模な点群を高速に表示
- 点群と画像を連携
- 地形タイルやモデルデータも表示可能
活用事例
- 橋梁:橋梁計測データ搭載利用
- 道路:MMS高密度レーザ等搭載利用
- 河川:レーザ計測データ、オルソデータ等搭載利用
- 災害時:土砂崩れ、海岸堤防損壊把握にドローン撮影データ、オルソデータ等搭載利用
画面イメージ
国土交通省では、令和5年度までの小規模を除く全ての公共工事におけるBIM/CIM原則適用に向け、段階的に適用範囲を拡大している。令和3年3月には3次元モデル成果物の作成方法および要件を示した「3次元モデル成果物作成要領(案)」が公表された。FusionSpaceは、この作成要領に基づいて作成されたデータを取り込み、編集することが可能だとしている。
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同社は、BIM/CIM原則適用に対応するソリューションとして、自治体や建設業界のDXを強力に支援していくという。