今回TOYOTA社の出展はなかったが、多くの車関連の展示が行われていたLVCC西館で展示を行っていたのがトヨタ紡織株式会社だ。
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担当者は以下のように説明してくれた。
車内のディスプレイやシートなども取り外しやレールに合わせて移動可能になってますので、家の中の模様替えのようにサービスに合わせてレイアウトを変えることが可能です。また、車の位置情報に合わせた情報を透明ディスプレイに表示したりゲームを楽しんでもらったりも可能となってます。
今回はウェルネス空間ということで、健康状態とか気分の落ち込みなどがわかるアルゴリズムを入れており、立体音響や香りなどでリラックスできるような体験空間になっています。
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隣に展示されていたMX221は、ライドシェアが今後ますます広がり自動運転が一般的になるにつれて、UBERやLyftなどのライドシェアサービサーが業務に適した車を求めてくる未来を想定して作られたコンセプトカーだ。
展示している車両は日本の仕様に合わせており、車幅は3ナンバー仕様だが、全長は大きく見えるがジャパンタクシーよりも短くなっている。
ライドシェアサービサーがどのような課題を抱えているかをサービサーの方々と協議して行く中で様々なニーズが見えてきたという。そこで今回シートの脱着やアレンジも容易ですぐに行えるものを企画したという。
- 常に清潔に保っておきたい
- 傷が目立たないような素材であってほしい
- 汚れてもすぐに交換できてサービスを止めたくない
ライドシェアを呼ぶ場合、今だとXLとかベーシックとか選ぶことになりますが、最初から四人乗り、車椅子での利用などを選ぶことで、シートアレンジが自動で最適な状態に設定されて迎えにくることが可能になります。
車内には、エアカーテンが付いていてUVCで除菌された空気が循環するようになっており、ライドシェアにありがちな前の乗車客の食べた匂いのきつい食べ物の匂いなども軽減してくれるようになっている。
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ライドシェアが自動化して行くと補助する人がいなくなるため車椅子での利用は逆に難しくなってしまいますが、、同時展示している車椅子では、パワーアシスト機能による乗降の簡易さを確保し、また車内のラッチにロックする機能が組み込まれているため安全に利用いただけます。
とアクセシビリティへの配慮も忘れない部分は素晴らしい。
目立たない車体後部にはドローンドックが準備されており、ドローンでのフードデリバリーなどと組み合わせて移動先でのドローンデリバリーを受け取ることが可能になっている。後部に着陸したドローンは車内中央の天井から配達物を受け取ることができるとのこと。
様々な可能性を考え、きめ細かいサービスに対応できる未来の車に期待が膨らむ展示だった。