LVCC西館の屋外West Plazaで実機を展示していたのが、イスラエルで起業し、現在は、カリフォルニア州ロスアルトスに本拠地を置くASKAだ。まさに3年前にCES2020でeurekaparkに初出展し注目を集めたスタートアップだった。今回は空飛ぶ車ASKA A5を初展示した。
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今年の第一四半期中にテストフライトを行うという実証実験機がラスベガスの青い空とマッチして存在感を放っていた。
[CES2023]ASKA
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共同創業者兼CEOのガイ・カプリンスキー氏に話を伺ったところ、
来年も早いうちから商業的な飛行に入る予定で、今はFAAの認可を待っている状況です。FAAが懸念する安全性は主にパッセンジャーに関することが大きく関わってくるのですが、エアビークルの安全性はもちろんですが、例えば地上ターミナル間やターミナルから機体搭乗までの人の導線の安全性などです。しかしASKAに関してはそういった導線等が基本必要ありませんので、FAAの認証取得もそれほど難しくないだろうと考えています。
気になる冗長性に関して質問したところ以下のように説明してくれた。
基本動力がハイブリッドであることとプロペラの二つが止まってもその他のプロペラで飛べるようになっており、最悪の場合でも大きな翼があるのでグラインダーのように滑空して着陸することが可能です。これくらい安全性を担保しているものは他にあまりないと思います。
操縦には一般的なパイロット免許が必要になるが、ライドシェアアプリも開発しており、Uber Blackのようなイメージで機体とパイロット、ルートをマッチングしてライドシェアすることが可能になるようだ。
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今後の展望としては、機体自体の自動運転も可能になってくるとのことなので、無人の機体がスッと目の前に降り立って好きなところへ運んでくれる未来が描かれている。