株式会社トルビズオンとワールドワイドトレード株式会社は、12月16日、宮崎市テクノビレッジにてドローンを用いた物資配送の実証実験を実施し、成功した。
- Advertisement -
2022年12月より解禁されたレベル4飛行を見据え、両社は有人地帯におけるドローンを用いた個人宅へのラストワンマイル配送実現に向け、飛行ルート下における土地所有者との上空飛行の交渉や、ドローンが飛行することに対する近隣住民の理解を得るための準備を進めている。地域のためになる「空の道」づくりの第一弾として、今回の実証実験が行われた。
実証実験では、地元の自治会である上畑地区、小永野地区、下畑地区、それぞれにドローン飛行に関するリスクの説明をしながらも、将来的なドローンを用いた物流の可能性を広げていくための飛行への理解を求め、協力を得た上で実施することができたという。また、飛行ルート全域にトルビズオンが提供する「ソラシェア」の保険を適用した。
実証実験の概要
愛あい荘住宅型有料老人ホームを物資の輸送先とし、テクノビレッジ内のワールドワイドトレードの倉庫よりドローンを飛行させ防災食の配送を行った。飛行ルートは、地権者の承諾を得たルートで計画し、ドローンの飛行下に第三者が侵入しないよう目視人を配置したレベル2飛行にてドローンの飛行を実施した。
- Advertisement -
飛行ルートはDJI Flighthub2にて作成を行い、急な飛行ルートの変更にも対応ができるよう柔軟な体制をとったという。
- 実施日時:2022年12月16日 13時〜15時
- 飛行レベル:レベル2
- 使用機体:マルチコプター型ドローン DJI製「M300 RTK」
- 搬送重量:1.5kg
- 搬送距離:約2km
- 実施内容:
ドローン飛行におけるリスクアセスメント
ドローン配送の検証(レベル2飛行)
ドローン航行に対する社会受容確保 - 実証実験の参加団体:
ワールドワイドトレード株式会社
株式会社トルビズオン