残念なことにGoPro株が暴落し続けているためなのか? GoPro社は、その待望のドローンKArMAのリリースを今年の年末のクリスマスシーズンまで、遅延することを5月5日決定した。もともとKArMAは、2016年の第一四半期にも、自社オリジナルのドローンをローンチし、市場に参入する予定だった。
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実際に4月に開催されたNAB Show 2016では、DJIブース横でドローンメーカーが多く構えられたドローンエリアにもかかわらず、KArMAの展示はなく。ティザーも無かった…。この時点でうまくいってないのでは?という憶測が走る。実際はどうなのだろうか?
上場してから2014年10月7日に出した最高株値98.47ドルに対して、5月5日の終値は10.12ドルであった
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2016年第1四半期売上高が50%ダウン。KARMAは、低迷するGoPro社の打開策の一つとして、明るい材料を提供してくれるはずだったのだが、株価が持ち直すだろうクリスマスシーズンまでは、そのKArMAのローンチを延期することを選択した理由を投資家に説明している。
GoPro CEOニック・ウッドマン氏は、アナリストとの通話中にローンチの遅れについて議論したという。しかし彼は決断をしたが、実際はちゃんと6月にリリースを計画していたと主張したという。これは、KArMA自体の準備ができていたという事を示唆しているともいえる。今回は、クリスマス期間に発売をする事で大きな売り上げを勝ち取るための財務上の決定を選択したという事になる。ドローンのローンチは遅れたものの、もう一つ計画していたGoProを使用するVRリグ「Omni」の販売は達成した。もし2016年の第一四半期にKArMAがローンチされていれば、DJI Phantom 4と並ぶ話題を呼んでいただろう。
GoPro専用VRリグ Omni
KArMAは、自律飛行に加え、360°カメラでVRも実現できる事を願いつつ、実物を早く見たいものである。今回のリリースの遅れを残念に思いつつも、楽しみにしているのは言うまでも無い。GoProがまた市場を驚かせる日は来るのであろうか?