海外ドローンデビューに香港はいかが?
待ちに待った時が来た、そんな気持ちです。
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わたしの住む香港は中国と並んで世界一厳しいコロナ入国制限をここに来て大幅緩和、日本も入国制限をほぼ撤廃したことで3年ぶりに日本の土を踏むことができました。もちろんDJI Mini 3 Proを香港土産が詰まったスーツケースの隙間に突っ込んでの帰省となりました。
本サイトをご覧になっている方には今更ですが日本は今年からドローン規制が強化され、わたしも手持ちのMini 3 Proを国土交通省のDIPSに登録しました。
これに関しては時を同じくして日本を訪れたわたしの日本大好き香港人たちはかなり混乱していました。DIPSサイトは英語メニューも用意されており比較的わかりやすいのですがリモートIDは香港ではまだ必須となっていないこともあり、どうすればいいのか?と言った質問を数人から受けました。
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そういうわたしも初体験だったわけですが先人のYouTube解説動画のお陰で無事登録できました。解説動画やサイトを上げていただいた皆様に感謝します。
逆に長く海外旅行ができなかった日本人にもドローンを持って海外旅行したいと思っている方はおられると思います。そんな方々の選択肢のひとつに香港はいかがでしょうか。日本を始め世界中から旅行者が訪れる香港、以前は食事やブランド品購入が大きな目的でしたが、円安の今はそれほどお金を使わず楽しめるハイキングやドローン撮影が魅力的です。
摩天楼の街という印象のある香港、実は自然あふれる場所でもあります。Google Mapsで香港地図をご覧ください。市街地以外は緑が溢れているのがわかります。加えて香港にはたくさんの自然豊かで地形の起伏に富んだ離島があるのでドローンユーザには堪りません。
香港のドローン規制について
とはいうものの香港も2022年6月からドローン規制が始まっています。日本ほど厳しくありませんが、それでも政府が提供するWebシステムへの登録が必要となっています。海外ユーザーでも登録できますし、登録無料というのが素晴らしいです。日本と異なるのは、登録が必要なのは250g以上の機体であることと、登録すると発行されるステッカーを機体に貼り付ける必要があることでしょうか。
海外ユーザーの場合にはステッカーの送付先を知り合いの自宅や事務所に送付するとか香港航空局に取りに行くことが可能です。
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今回はその辺りの登録の手順をざっくり紹介します。
まずドローンの重量区分は、カテゴリーA1が250g未満、A2は250g以上7キロ以下、それ以上はAdvanced Operationとなります。
3つのカテゴリーのうち一番左のA1、機体重量250g未満は登録など全て不要となっています。
つまり、DJI Mini3 Proの標準バッテリーで飛ばす限り機体登録や申請は不要、しかしMini 3 Proでもラージバッテリーを装着すると規制を外れてカテゴリーがA2になることに注意ください。
また下表にあるようにカテゴリーA1では高度100フィートつまり30メートル程度しか飛ばせませんし速度も時速20キロと制限されますので面倒でもカテゴリーA2で申請しておくことをお勧めします。
香港のドローン登録について
さてそれではカテゴリーA2での申請方法を具体的に解説します。まずは香港ドローン登録システムページ(以下:eSUA)に入ります。
ここでは、
- アカウント作成
- Pilot登録
- 機体登録
の3つに分けて解説します。
01.アカウント作成
登録サイトのトップ画面です。赤いアスタリスクは必須項目です。まず、個人ユーザーか企業ユーザーかを選択、さらに香港居住者か海外ユーザを選択します。それ以外はメールアドレスと独自のLoginIDを作ってください。
登録したメールアドレスに確認のメールが届きますのでそれをクリックすることでアカウント登録が完了します。
続いて下の画面になりますのでContinueで進みます。
注意書きが表示されますのでしっかりと理解した上でチェックマークを入れます。
ここからはクリックするたびに入力項目が変化します。例えばIDの発行場所にJapanを選ぶと画面が変化してパスポート写真をアップロードするところが表示されます。
ページへの入力が終わり、Nextを押すと次の項目が表示されます。
香港の住所、日本の住所などの入力スクリーンが出てきますが、上述のように赤いアスタリスク項目以外は必須ではないことに注意ください。(日本住所は必須になります)
電話は日本の携帯電話でも登録可能です。ただし080や090の最初の[0]省いて入力する必要があります。ここに確認のSMSが届きますので受けられる番号を入れる必要があります。
入力が完了するとポップアップ表示で次のステップに入るよう促されます。これでユーザー登録が完了です。
02.Pilot登録
下記メニューの真ん中のRemote Pilotをクリックします。
まずは下のスクリーンにあるStep1のViewをクリックして表示される注意事項をすべて読みましょう。
以下は抜粋です、特にこのあたりはフライト時に気を付けるべきことなのでしっかりと理解しましょう。
読み終わるとStep2がクリック可能になります。このGenerate Remote Pilot Certificateを押すと登録完了となります。
03.機体登録
Add SUAを押すと機体登録画面になります。
市販されている製品か、自作ドローンかを選択した上で必要情報を入力することで登録可能です。
登録が完了して数日で郵便にてこのようなレターが届きます。同封のステッカーを機体の目立つところに貼り付けることでフライト可能になります。
今回は香港でドローンを飛ばす際に必要な登録方法を紹介しました。
旅先で印象的な風景をドローン撮影すればとてもいい思い出になります。今回は香港での登録手順を紹介しましたが、多くの国もそれほど難しいものではないと思います。せっかく手に入れたドローン、楽しい思い出つくりに出かけましょう!