2022年10月に実施した飛行試験の様子を動画で公開している。
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2021年に全自動ドローン「AtlasPRO」の運用を開始したWINGGATEとクリアパルスが、2022年9月ドローンポート「AtlasNEST」の運用に着手。ドローンの発展と共に開発が進められているドローンポートは、離着陸地を表すことが多いが、AtlasNESTは離着陸地だけではなく、自動バッテリー交換機能も兼ね備えている。バッテリー交換に要する時間は3分。その間、別のドローンポートから機体を自動飛行させることもでき、24時間AtlasPROを飛行させることが可能となる。
使用するときは、特別な組み立ては必要なく、開梱後すぐに使用できる。また起動に必要なのは、電源ソケット1つのみで、日本製のポータブル電源されあれば、山の中であれ簡単に使用することができる。本体自体は2人で運搬でき、ワンボックスカー1台でどこへでも移動できる。
耐熱温度は-40℃~+55℃で、雪深い山も暑い夏でも問題ない。AtlasPRO同様に、IP53設計で雨の日での飛行も可能。離着陸に際し、カメラで読み取るようなことはせず、Built-inされた精密機能を使用するため、昼夜問わず機能する。
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AtlasNESTは4つのバッテリーを内蔵。バッテリーが交換され離陸するまでに要する時間は、わずか3分だという。飛行している間に空になったバッテリーは、すべて自動で充電され、別のバッテリーに交換される。AtlasPROは、飛行ルート指定・自動離着陸機能を搭載しており、24時間全自動での飛行が可能だ。
2022年10月、AtlasNESTを使用した自動離着陸
日本国内にて、ドローンポート「AtlasNEST」を使用したAtlasPROの飛行試験を実施。AtlasNESTを設置した後、機体本体と無線で接続を確認。GCS上でフライトプランを作成後、操縦者がスタートボタンを押すと、扉が開き機体が飛び立った。あらかじめ指定していたフライトプラン通りに飛行すると、離陸と同じところに着陸し、中に格納された。その間、操縦者が手を動かす素振りは見られなかった。
目指す全自動無人モニタリング
Atlasから取得した情報は、リアルタイムで確認できる。また、専用のアプリケーションを用いて、遠隔地でのリアルタイム情報共有にも取り組んでいる。
開発案件:山岳地帯での遭難者検知システム