インターステラテクノロジズ株式会社は、超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」の機体胴体の構造部エンジニアリングモデル(以下:EM)試験を、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下:JAXA)調布航空宇宙センター飛行場分室(東京都三鷹市)にて実施した。今後は同試験で得られたデータを元に、実機モデルの設計と製造に入るという。
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アルミのコア材とCFRPのサンドイッチ構造
ZEROは、宇宙到達実績のある観測ロケット「MOMO」に続くロケットとして同社が開発を本格化させている、超小型人工衛星用の小型ロケット(長さ25m、直径1.7m、総重量33t)だ。ZEROの機体胴体には、軽量で成形性のよいアルミのコア材をCFRP(炭素繊維強化プラスチック)で挟むサンドイッチ構造を採用。同試験では、実機と同じ直径1.7mサイズのEM2種を製造し、打上げの負荷に耐えうる強度と剛性(変形のしにくさ)を有しているか、設計の妥当性を確認した。