有限会社徳吉薬局、株式会社NEXT MOTION、株式会社トルビズオン、エアロセンス株式会社は、千代川河川敷(鳥取市役所近隣)からAxisバードスタジアムまで、災害発生による道路寸断を想定した医薬品・防災用品のドローン空路輸送を実施した。
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同実験は、鳥取県の補助金「鳥取県デジタルグリーン物流推進補助金」を活用して実施された。処方箋の電子化と組み合わせ、医薬品をドローンで配送することで、医療のデジタル化を目的としている。また、中山間地域への迅速な配送を進めていく足がかりを作る事や様々な物資を配送することで、次世代の配送業務の構築を目指すという。
実証実験内容
鳥取県沖を震源とする震度6の地震が発生したことを想定。被害状況の確認及び緊急物資配送を目的としたドローン搬送本部を鳥取市役所内に仮設置し、避難所のAxisバードスタジアムへ向けた緊急医療材料とAEDの搬送訓練を実施した。
ドローン配送を活用することで、脱炭素社会の実現を目指し、将来見込まれるドライバー不足や過疎地域への配送など社会課題解決も合わせて検証した。
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今後の展開
実験は、2回実施する予定。1回目となる今回は医薬品や救急用品を主眼とした短距離の輸送を検証した。2回目では、VTOL機を使用した医薬品・食料品の長距離輸送を検証する。これらの飛行試験を通じて、課題や採算を含めた実現性を検証すると同時に、地域に向けたドローンに対する社会受容性を高める活動を継続する方針。