DJI AirWorksでは、DJIの新製品やサービスなどが発表されるだけでなく、さまざまなサードパーティ製ソフトやハードウェアも発表、展示、デモされる。今回はDJI AirWorksに出展されていたいくつかの製品を紹介して行こう。
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Shenzhen Share UAV Technology
赤い筐体が一際目立つオブリークカメラを展示していたのがShenzhen Share UAV Technologyだ。構造物などの鮮明な3Dモデル生成に有効となる斜め撮影(オブリーク撮影)を可能にした5眼カメラによる撮影飛行は、時間短縮にも繋がり、屋外で行われたデモ飛行でもそのスピード感に来場者たちも声をあげていた。
カメラ全面にHD TFTディスプレイが装備されているのも、屋外作業時の状態確認などで役立つだろう。
AILF Instruments U10 レーザーメタン検出器
M300RTKと組み合わせてメタンガスの検知デモを行っていたのはAILFインスツルメンツだ。レーザーメタン検出器U10は、有効検知距離100mとなっており、パイプラインなどでのメタンガス漏れを検知するペイロード。専用のアプリを用いることで検知箇所の地図上へのリアルタイム表示やCSVおよびPDFでのレポート書き出しが可能となる。
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会場にアメリカの大手石油関連企業シェブロン社の技術者がユーザーとして紹介されていた。
CZI
中国におけるDJIの販売ディーラーでもあるCZIは、M30シリーズに搭載するライトと新製品のM3E/に搭載するライトの紹介とデモフライトを行なっていた。非常に高性能なため警察・消防などPublic Safety(公共安全)にかかわる業界からも非常に評価が高いとのこと。
また赤外線映像をエンハンスする赤外線スポットライトなども出品していた。
SkyeBrowse
従来のPhotogrametry(写真測量)での時間がかかるという難点をビデオから3Dモデルを生成することで高速化できるソフトを展示していた。
担当者によると、解析処理もクラウド上で行うためハイスペックなPCを用意する必要がなく、クロームブックでも簡単にモデルを閲覧することができると話していた。また赤外線動画についても同様に解析が可能なため、夜間での活用も検討できるソフトとなっていた。
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AXON AIR powered by DroneSense
AXONはアメリカの制服警察官が胸につけているボディカムのメーカーだ。現在でもアメリカの市警察、州警察ではDJI製ドローンの利用率が非常に高いが、今回AXONがDroneSenseとともに主に警察向けのソフトを開発、リリースしていた。
緊急連絡があれば、その付近のドローンをリモートで飛ばすことができ、現場撮影、追跡などが可能になるという。リモートコントローラー上でも独自のDroneSense Remoteというソフトが走っていた。
SBG Systems
フランスからは小型のIMUやジャイロセンサーを開発しているSBG Systemsが出展していた。DJI Terraのような解析処理ソフトも手掛けているとのことで、会期中にはメインステージでセッションも行なっていた。